(左上から時計回りに)満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、武田鉄矢、京本大我(C)2022映画「TANG」製作委員会

二宮和也&満島ひかり、初共演で夫婦役 SixTONES京本大我ら「TANG タング」キャスト&特報映像解禁

2022.03.31 07:00

二宮和也が主演を務める映画『TANG タング』の第2弾キャストと特報映像が解禁。また、公開日は8月11日に決定した。


二宮和也主演「TANG タング」

国民的アーティストグループ・の活動休止以降、初の主演映画となる本作で二宮は、妻に捨てられ、人生に迷うダメ男を演じる。吉永小百合(『母と暮せば』)、木村拓哉(『検察側の罪人』)をはじめ、日本を代表する俳優陣との共演が続く二宮の今度の共演相手はまさかの、記憶を無くした迷子のへっぽこロボット。

原作はベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。日本国内でもシリーズ累計発行部数28万部を超えるベストセラーで、根強い人気を誇っている。

ゲーム三昧で妻に捨てられた、ダメ男・春日井健(かすがいけん)。わけあって無職で人生に迷子中。ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶を無くした迷子のロボット。どこからきて、何のためにやってきたか分からないそのロボットは自分の事を“タング“と名乗った。この迷子同士の運命の出会いが、まさかの驚きに満ちた壮大な冒険の幕開けだった。まったく息の合わない、ポンコツだけど最強!?いまだかつてないコンビが、日本中を笑顔と感動で包み込む。

監督は、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『フォルトゥナの瞳』の三木孝浩、また脚本にはドラマ『着飾る恋には理由があって』『恋はつづくよどこまでも』の金子ありさがそれぞれ担当している。

二宮和也&満島ひかり、初共演で夫婦役 SixTONES京本大我らキャスト解禁

このポンコツコンビの大冒険を彩る第2弾キャストが待望の解禁に。二宮演じる健の妻でバリバリ働く弁護士の絵美に満島ひかり。キャリアウーマンの妻と無職の夫という対照的な2人。しかも、ゲーム三昧の健は、絵美から家を追い出されてしまう。初共演にして、夫婦役の2人の掛け合いも見どころとなっている。

健とタングの行動を監視しているミステリアスな男、加藤飛鳥に小手伸也、中国在住のロボット歴史学者の大槻凛は奈緒が演じる。またロボットやAIに詳しい会社員の林原信二をSixTONES京本大我が演じる。京本はSixTONESメンバーとの映画出演はあるものの、単独での本格映画出演は本作が初となる。そのほか、健と絵美をそっと見守る健の姉、桜子に市川実日子が、行方知れずになっているロボット工学の第一人者、馬場昌彦博士役を武田鉄矢と豪華キャストの共演に注目が集まる。

健とタングのポンコツコンビの冒険に集結したこの、豪華キャスト陣からそれぞれコメントが届いた。「のびのびと柔らかく面白い存在」の二宮と「まるでのび太君としずかちゃんみたいな夫婦を演じた」と話す満島は「きっと温かく可愛らしい、二宮さんとタングの冒険映画になっている」と本作の完成に期待を寄せている。

「ロボットとひととの友情という可愛らしいお話の中に、ドキッとするメッセージが潜んでいるように思えた」と話すのは健の姉、桜子を演じた市川だ。ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれ、日本でもベストセラーシリーズとなっている原作「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を、二宮を筆頭にした豪華俳優陣で映画化した『TANG タング』にもそのメッセージが込められていることだろう。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」シリーズや「SUITS/スーツ」シリーズで個性あふれるバイプレイヤーとしてひときわ目につく小手は三木監督とは大学の演劇サークルの同期であり、本作で「初めて商業映画で一緒に仕事ができた」と喜んでいる。「(僕も三木監督も)家庭を持って子供ができて…改めて子供を育てることや親の葛藤などを描ける年齢になった」と語っており、本作で温かな家族のドラマが描かれていることが窺い知ることができる。

ロボット歴史学者の凛を演じた奈緒は中国語のセリフに初挑戦、アクションシーンにも緊張したが「二宮さんが励ましてくださって、頑張ることができました」と撮影現場での座長、二宮の心配りを明かした。またロボットのタングと一緒の撮影も楽しんだ様子で「とにかくタングが可愛くて撮影中も『おはよう、タング!』と声をかけていた」と、奈緒らしい可愛いエピソードまで披露している。

SixTONESの京本は『映画 少年たち』や『忍ジャニ参上!未来への戦い』で同グループメンバーと映画出演してきたが、単独での映画本格出演は本作が初めてとなる。先輩でもある二宮の出演作品は数多く見てきた京本も「(本作で)生のお芝居を見せて頂き、鳥肌が立つような緊張感」だったと振り返る。そんな京本が演じる林原は超がつくほどナルシストなキャラクター。「撮影前から独特な決めポーズやしぐさを何パターンも研究した」京本の演技も見どころの一つだ。

ロボット工学の第一人者、馬場を演じた武田もまた「ロボットが友人になりうる可能性こそがこの作品のテーマ」と語る。「そこに向かってロボットを作っていく時代。本作は日本人の感性でロボットにヒューマニズムを込めている」と解説する映画『TANG タング』は、現代だからこそ込められるメッセージを感じずにはいられないストーリーになっているとも言える。

健とタングが初めて出会った貴重なシーンを含む特報映像解禁

また特報映像も解禁。草原でポンコツロボットを見つけた健、そして声をかけられて驚きひっくり返ってしまうタング。健を認識したタングは「タ~ング!」と嬉しそうに自己紹介しながらきゅるきゅるとうるんだ瞳で健を見上げる。これが健とタングの初めての出会いだった。そこから健とタング、ポンコツ同士の世界を巡る冒険が幕を開ける。

タングと手をつなぎ、前をしっかりと見据えて歩く健、そんな健を見上げるタング、この2人の迷子が見つけた人生の宝物とはいったい何なのか?健の涙の訳はいったい何なのか?これから繰り広げられる壮大な冒険に、誰もが胸を躍らせることだろう。ついに健&タングの大冒険に向けて船出を果たす。(modelpress編集部)

満島ひかり(春日井絵美役)コメント

健の妻でバリバリ働く弁護士。不甲斐ない健に苛立ちを募らせている。実は健に言っていない秘密がある。のびのびと柔らかく面白い二宮さんの存在と、楽しそうに映画を撮っていて朗らかな三木監督のいる現場で、まるでのび太君としずかちゃんみたいな夫婦を演じました。タング(ロボット)の出てくる新しい時代の話なのに、かつての怪獣映画を撮影しているかのような、懐かしい気持ちになりました。どんな作品になっているのか想像がつかないですが、きっと温かく可愛らしい、二宮さんとタングの冒険映画になっているのだと思います。ポンコツロボットのタング君、人気者になるといいな。

小手伸也(加藤飛鳥役)コメント

健とタングの行動を監視しているミステリアスな男。とある極秘プロジェクトに関係している!?三木監督とは、実は大学の演劇サークルの同期で彼の世界観に僕のキャラがそぐわなかったのか、暫く疎遠だったんですが(笑)、今回、初めて商業映画で一緒に仕事が出来てとても嬉しかったです。僕たちも、家庭を持って子供が出来て、改めて子供を育てることや親の葛藤などを描ける年齢になったのかと染み染み思いました。『TANG タング』は、ひとりのロボットと、二宮さん演じるひとりの大人が出逢いそれぞれの形で成長していく、家族のドラマです。ご家族で劇場にいらして頂けたら嬉しいです。

奈緒(大槻凛役)コメント

中国在住のロボット歴史学者。ネットで見かけたタングに強い興味を示し、健とタングに出会うことに。初めての中国語のセリフやアクションシーンは緊張しましたが、二宮さんが励ましてくださって、頑張ることができました!タングと一緒の撮影は本当に新鮮で、とにかくタングが可愛くて。撮影中も「おはよう、タング!」って声をかけて、ずっと話しかけたりしていました。近い未来に起こりうる、夢がたくさん詰まった優しいお話。それが『TANG タング』です。そしてタングがきっと、今の私たちに大切なことを教えてくれると思います。ぜひ、劇場で楽しんでください。

京本大我(林原信二役)コメント

大企業アトビットシステムズ社の社員。とても博学でロボットやAIに詳しいが、めちゃくちゃクセが強い。これまでたくさんの作品で二宮くんのお芝居を拝見していましたがこの作品で共演して生のお芝居を見せて頂き、鳥肌が立つような緊張感でした。今後お芝居をしていく中で、きっとこの経験がすごく生きてくるだろうと思っています。僕が演じた林原は超がつくくらいナルシストなキャラクターなので、撮影前から独特な決めポーズやしぐさを何パターンも研究して演技に取り入れています。そんなところもご覧になって頂ければ嬉しいです。公開をお楽しみに!

市川実日子(野村桜子役)コメント

健の姉で、絵美が働く法律事務所の先輩。やる気のない弟と後輩の絵美を心配し、そっと見守っている。健と絵美夫婦を、そっと…時に強めに見守る健の姉、桜子役で参加しました。脚本を読んだ時、ロボットとひとの友情という可愛らしいお話の中に、ドキッとするメッセージが潜んでいるようにも思えました。そして、キャストのお名前を聞いた時のなんだかワクワクする意外性から、このチームが乗ろうとしている風のようなものがふっと見えた気がしました。公開を楽しみにしていただけたらうれしいです。

武田鉄矢(馬場昌彦役)コメント

ロボット工学の第一人者だったが、ある大きな事件が原因で、その後は行方知れずになっている。人間の生活にロボットが入ってくる、そんな未来の物語。すでに社会の中にロボットはたくさんいて、もはやそれは単なる機械ではない時代。私たちがロボットに求めるものは、もうテクノロジーだけではないのでしょう。「ロボットが友人になりうる可能性」。それこそがこの作品のテーマであり、そこに向かってロボットを作っていく時代なのではないでしょうか。『TANG タング』は、日本人の感性でロボットにヒューマニズムを込めた作品です。ぜひ劇場に足を運んで頂ければ幸いです。
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