広瀬すず「なつぞら」インタビュー<2>母親役演じ結婚観に変化 “夫”中川大志とは「セット感がある」
2019.09.19 05:00
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9月28日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)でヒロインを務める女優の広瀬すずが、モデルプレスなどのインタビューに応じた。今回は、夫役・坂場一久を演じる中川大志への思い、母親役を演じたことによる自身の変化を明かした<2>をお届け。
広瀬すず、“夫”中川大志は「同志」
100作目の“朝ドラ”『なつぞら』は、戦争で両親を失いながらも北海道・十勝でたくましく育ったヒロイン・なつ(広瀬)が、当時まだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界に挑む姿を描く大森寿美男氏のオリジナル作品。なつは、勤め先である東洋動画で出会った演出家・一久と結婚し、娘も誕生。一久役の中川と広瀬はこれまで映画やCMなどで何度も共演してきた。
2人は現在21歳。同い年ということもあり、中川とは「セット感がある」とお互い感じているそうで、なつと幼馴染みの山田天陽(吉沢亮)との関係に例え「同志」のような存在だという。「『(撮影開始当時)20歳になって、夫婦役って不思議だね』って話していました」と縁は深く、「“夫婦ってどんな感じなんだろう?”って思ってたんですけど、仲良くなかったら夫婦役って難しかったかもしれないと演じていて思いました」とその存在に感謝した。
広瀬すず、結婚観に初めて変化
同作は“ホームドラマ”であると同時に、母親となりアニメーターとして仕事と家庭を両立していくなつの葛藤も描かれてる。これは現代社会にも通じるテーマであり「(なつが)妊娠が分かってからも、仕事を辞めたくないって思っているっていうのは、どういう反響があるんだろうって気になっていました」と不安があったことを語る。「やりたいことが優先され過ぎていて悪く見えるのか、とか。でも、共感してくださる方もいたと聞いて意外でした。もしかしたら、それは女性にしか分からないことかもしれないですけど、これからの人生、自分よりも子どもが最優先になる覚悟って簡単にはできない。ただ、客観的になつを見たら“いやいやいや。自分のやりたいこととか、自分を優先し過ぎなんじゃないかな?”って思った瞬間もあったんです」。
一方で、「今結婚して…って現実と重ねると、なつの葛藤がすごく分かるというか、延々悩んでしまうことなんだろうなと思いました」と理解も。
広瀬自身、子ども好きで「10代の頃からずっと早く子どもがほしい。いつかお母さんになりたい」と思っていたそうだが、「自分のお父さんお母さんが作っていた家族が、小さい頃見ていた景色が素敵だったので、“お父さんお母さんみたいになりたいな”って結婚願望が何となくあったんですけど、なつを演じてそれが人生で初めてなくなりました」と、今回母親役を演じたことで、結婚観に変化が生まれたようだ。
※<3>では現場でのエピソード、クランクアップ後に“したいこと”を明かす。(modelpress編集部)
広瀬すず(ひろせ・すず)プロフィール
1998年6月19日生まれ。静岡県出身。2012年、女性ファッション誌「Seventeen」の“ミスセブンティーン”に選ばれ、2013年放送のドラマ「幽かな彼女」(CX)で女優デビュー。2018年には「第69回NHK紅白歌合戦」で紅組司会を務めた。今後は映画「ラストレター」(2020年公開)、「一度死んでみた」(2020年公開予定)などが控えている。
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