【てんちむ号泣独白 前編】子役からメディアに露出し続けた人生、YouTuber転身が最大の転機に 叩かれても続けた理由「マイナスなことがあるたびに、私は強くなった」
2020.10.14 19:00
views
炎上からの一時活動休止を経て復帰したYouTuber・てんちむ(26)がモデルプレスの取材に応じ、炎上騒動に対する本音、過去の後悔と未来への決意、ファンへの思いを涙ながらに告白した。
今回の騒動で「てんちむの人生を終わらせようと思った」と語るてんちむ。華々しく見える活動の裏で、これまでも幾度となく挫折を味わってきた。約60分に渡った取材の【前編】では、波乱万丈ともいえる壮絶人生を振り返る。
表舞台に立ち続ける「てんちむ」という人生
てんちむ(橋本甜歌)1993年 誕生
2004年~2006年 「天才てれびくんMAX」で子役として活躍
2008年 一時芸能活動を引退
2009年 個人ブログが注目を集め人気ブロガーに
2010年 ギャル誌『Nicky』メインモデルとして再ブレイク
2014年 映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』で主演
2016年 フリー転身、YouTubeチャンネル「てんちむCH」開設
現在はチャンネル登録者144万人(10月14日現在)を誇る人気YouTuberに
よく「芸能人生」って言われるんですけど、自分ではあまりその感覚がないです。例えば自分の好きな見た目でギャルになってモデルをさせてもらったり、プライベートの延長じゃないですけど、好きなことが仕事になってきたいう感じ。
ただ良くも悪くも注目を浴びやすい人生。「天てれ」をやめた後にプライベートでやっていたブログが流出して、子役時代のギャップから「あんな純粋だった子がこんなギャルになった」って結構叩かれたり。中学の頃にはすでに「こんなに叩かれるんだったらそれを逆に使ったろ」みたいなマインドになっていました。
「死にたいと思ったこともある」自殺未遂、引きこもり…活躍の裏にあった苦悩
仕事は楽しいこともあるけど、どれをとっても辛いは辛いです。例えば「天てれ」の頃はすごくうまくいっていたでしょ?って思われがちなんですけど、裏ではお父さんが亡くなったり、誹謗中傷を受けたりで「こんなに頑張ってるのになんでこんな思いをしなきゃいけないの?」って思っていました。小学生であれを味わうのは結構しんどいですよ。好き勝手やってグレてた中学時代のことはまぁ自業自得なんですけど。どこにいっても嫌われるんだったら死にたいと思って自殺未遂をしたこともあったし、モデルをやってる時はいつ人気が下がるんだろうって恐怖もありました。その後の映画でフルヌードをやったときは、公開前にすごく後悔して、本当にもう死にたいと思って…。そこからしばらく引きこもりになって塞ぎ込んでしまったこともあります。振り返ればもちろん楽しいこともあるけど、それ以上に辛いことの方がやっぱありますよね。楽しいばかりではない。表裏一体っていう気がします。
だけど叩かれたり辛いことがあるとメンタルは強くなってきます。マイナスなことがあるたびに、それが私を強くするっていう感じ。
「てんちむっていう人生を終わりにしたいと思った」それでも「てんちむ」として生きる理由
表舞台から去ろうと思ったことは何度もあります。今回の炎上でも本当に思っていましたし。「『てんちむ』っていう人生をもう終わりにしよう」って感じでした。それでも、どんなときも温かいメッセージをくれる方がいるんです。それがすごく嬉しくて。だけど、苦しい時に温かい言葉をかけてもらうと、もっと苦しくなる。嬉しさと苦しさで感情が迷子になりました。
ただ、てんちむを辞めたいと思うタイミングって、いつも悪い時なんです。だからいつも葛藤する。ここでてんちむを終わらせてしまったらこの悪い結果のまま終わるんだって。今はマイナスなところで辞めるんじゃなくて、1番良い時に、絶頂の時に辞めようって思うようになりました。
YouTuber転身で大きく変わった人生
いろいろあった人生ですけど、1番大きな転機はYouTubeを始めたことかもしれないです。昔ギャルをやってたとか「天てれ」に出てたとか知らずに、YouTubeをきかっけに私を知ってくれる人のほうが今は多いですし。そもそもYouTuberに転身した理由は、純粋にお金が稼げるって聞いたから。当時はYouTuberの推定年収がネットに上がっていて、億稼げんの?本当かよ?みたいな。じゃあやってみようと。
そういう気持ちで始めたけど、それをきっかけに出会った人はみんなめちゃめちゃ仕事に向き合っていて覚悟が違う。めっちゃストイックです。それこそヒカルさんとかエミリンとか。そういう人たちから受けた影響は人生を通しても大きい。昔は遊びが好きだったけど、今はもう仕事しかないし、向き合い方を改められました。
YouTubeではありのままをさらけ出してはいるけど、プライベートの本当の自分とは完全に切り離していて。みんなが作り上げた「てんちむ」とは違う自分がいる。表に出しているものが全てではないです。
(modelpress編集部)
★インタビュー【中編】【後編】へ続く。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
「THE LAST PIECE」ファイナリストRAIKI、ISANAが「泣いてる僕を抱きしめながら」かけてくれた一言 最終審査を「アマチュア最後のパフォーマンス」に【インタビューVol.7】モデルプレス
-
「THE LAST PIECE」ファイナリストKEI「挫けそうになったら僕を見てほしい」夢を叶えた人の共通点とは【インタビューVol.6】モデルプレス
-
「THE LAST PIECE」ファイナリストKANTA、吃音症抱え「自分を嫌いになりました」救われた瞬間から夢を目指すまで【インタビューVol.5】モデルプレス
-
「THE LAST PIECE」ファイナリストKANON、オーディション前からの絆明かす「中学時代の思い出はほぼ彼で埋め尽くされています」【最終回直前インタビューVol.4】モデルプレス
-
「今日好き」おひなさま(長浜広奈)になぜ惹かれる?3つのメイクテーマ・視聴者の心掴む“姫”マインドの正体「自分を一番大切にするっ」【インタビュー】モデルプレス
-
令和ロマンくるま&ラランド・サーヤが議論、セフレは“部活と同じ” 切りたい人に贈る言葉「遊ばれてるとは思わなくていい」【「セフレと恋人の境界線」インタビュー】モデルプレス
-
フジ月10“圧倒的透明感”話題の南琴奈、反響実感する瞬間 主演・磯村勇斗の存在語る【「僕達はまだその星の校則を知らない」インタビュー】モデルプレス
-
【「シャッフルアイランド」カップルインタビューVol.6:あん&セカイ】シャッフルに翻弄された2人「お家とかで…」旅後のやりとり明かすモデルプレス
-
【「シャッフルアイランド」カップルインタビューVol.5:かほ&ゆうた】毎日会うラブラブな交際の近況「好きな人の前では結構ワンちゃん」モデルプレス