小関裕太(C)TBS

「あのクズ」小関裕太、“理想の上司と話題”大葉役への思い「僕には真似できない」と語るワケとは【インタビュー後編】

2024.11.12 06:00

10月期のTBS系火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(毎週火曜よる10時~)に出演する俳優の小関裕太(こせき・ゆうた/29)が、このほどモデルプレスらの取材に応じた。後編では、自身が思う理想の上司像や諦めないマインドを保つ秘訣を語ってくれた。

奈緒主演「あのクズを殴ってやりたいんだ」

小関裕太(C)TBS
小関裕太(C)TBS
本作は、恋もボクシングも本気で向き合う姿をオリジナル脚本で描くガチンコボクシングラブコメディ。結婚式当日に恋人に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美(奈緒)が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里(玉森裕太/Kis-My-Ft2)に出会い、彼との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始める。小関は、ほこ美と同じ市役所に務めるエリート公務員・大葉奏斗を演じている。

小関裕太から見た“上司としての大葉”

小関裕太(C)TBS
小関裕太(C)TBS
― 今作で小関さんが演じる大葉は “ナチュラルな気遣いができる人”という印象です。特に、落ち込むほこ美へさり気なくチョコレートを差し出すシーンは、視聴者の方からも「理想の上司」と反響を呼んでいました!

小関:そうなんですね!じゃあ、僕もチョコレートを配ろうかな…(笑)!

― (笑)。「小関さんと近い役どころなのではないか」といった声もありましたが、ご自身ではどう感じていますか?

小関:大葉さんは良い人すぎるぐらい良い人ですが、僕はあんなに良い人じゃないです(笑)。恋愛面にしても、僕だったらもう少し自分の思いを優先して動いてしまうと思います。

― “大葉“という役については「人として見習うべき部分はすごく多い」とも仰っていましたが、上司として部下と向き合う姿からはどのような刺激を受けましたか?

小関:大葉さんは距離感の取り方が上手な人で、特にほこ美への距離感は僕には真似できないなと思います。がむしゃらに頑張っているほこ美に対して、僕だったら手助けしてあげたい、アドバイスしてあげたいと思ってしまうけど、大葉さんは“ちょっと離れたところから見守る”という優しさを持っていて、ほこ美が本当に大変なとき、誰かの力が必要なときにそっと手を差し伸べる。近すぎず遠すぎない距離感はなかなかできないですし、素敵な上司であり、エリートな人だなと感じています。ただ、恋愛的にはその距離感が悪い方に転じることも多くて、“攻めるべきときに攻めないで見守ってしまう”という部分もあるのかなと思います。

小関裕太、諦めないマインドを保つ秘訣は?

小関裕太(C)TBS
小関裕太(C)TBS
― ボクシングがテーマの今作は、「諦めないマインド」というのも1つのキーワードになっています。小関さんご自身も「諦めないマインドを持ち続ける秘訣」があれば教えてください。

小関:僕はゲストの方のルーツを掘り下げていく音楽番組「BOOM BOOM BOOM」(スペースシャワーTV)で司会をしているのですが、番組を通して「僕自身も色々な方のルーツや経緯を知るのが好きなんだな」と感じています。やりたいお仕事を見つけたら「なんでこのお仕事をしたくなったのか」と考えたり、勉強や趣味においても「なんで興味を持ったんだっけ」と考えたり。お芝居やダンス、ギター、乗馬、普段の生活まで、その行動に対して自分の中で大きな理由があって、それを自覚することがパワーになっています。ルーツを考えることで、悩んだり迷ったりすることも少なくなりました。

― 今作でほこ美はボクシングを通じて成長をしていきますが、小関さんご自身が芸能活動の中で「強くなれた」「成長した」と実感する瞬間はありますか?

小関:作品で役を演じるにあたって、自分がチャレンジしたことがない役やシチュエーション、環境に飛び込むときすごく勇気が必要なんです。特に20代前半あたりは、そういった役をやるときに「ゴールが見えていない役者がスタートラインに立って良いのか」「色々な人が関わっている作品だから、自分だけの問題じゃないぞ」と自分に問いながらやっている時期もありました。でも、何回も何回もやることによって、見えないゴールにたどり着いたときの想像できなかった景色を体験することができましたし、経験を通して勇気が出てきたんじゃないかなと最近思います。これまで何本もそういった作品と出会ってきましたが、チャレンジすることで自分が変わるという実感があります。プレッシャーを感じてしまう役もありますが、それを乗り越えて見えた景色がすごく楽しいので、これからもゴールが見えない作品をやっていけたらと思います。

小関裕太、今後の注目ポイント語る

小関裕太(C)TBS
小関裕太(C)TBS
― 最後に、今後の見どころや注目して欲しいポイントを教えてください。

小関:大葉さんが商店街で葛谷さんを見かけるシーンがあるのですが、“いても立ってもいられなくなり、少し遠くの葛谷さんに向けて思いを伝える”というところは是非注目していただきたいです!今まで良い距離感を保っていた彼の気持ちが溢れ出した瞬間の1つで、ちょっとグッとくるシーンになっていると思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

小関裕太(こせき・ゆうた)プロフィール

1995年6月8日生まれ、東京都出身。子役として芸能活動をスタート。その後、ミュージカルや舞台、様々のドラマや映画に出演。最近の出演作はドラマ「癒しのお隣さんには秘密がある」(日本テレビ/2023年)、ドラマ「大奥」(フジテレビ/2024年)、ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS/2024年)、ドラマ「素晴らしき哉、先生!」(ABCテレビ/2024年)、ミュージカル「四月は君の嘘」(2022年)、舞台「キングダム」「ジャンヌ・ダルク」(2023年)、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2024年)ロミオ役(Wキャスト)など。
【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連ドラマ

  1. あのクズを殴ってやりたいんだ

    あのクズを殴ってやりたいんだ

    2024年10月08日(火)スタート

    毎週火曜22:00 / TBS系

    詳しく見る

関連記事

  1. 「あのクズ」小関裕太、玉森裕太との“歴史に残るシーン”予告 奈緒との掛け合いも語る「アドリブもあります」【インタビュー前編】
    「あのクズ」小関裕太、玉森裕太との“歴史に残るシーン”予告 奈緒との掛け合いも語る「アドリブもあります」【インタビュー前編】
    モデルプレス
  2. 小関裕太、“ハリポタ愛”止まらず「賢者の石」は「映画館で11回ぐらい観ました」
    小関裕太、“ハリポタ愛”止まらず「賢者の石」は「映画館で11回ぐらい観ました」
    モデルプレス
  3. 小関裕太、佐藤寛太とお笑いコンビに 「三四郎ANN0」バスツアー舞台の生配信ドラマ決定【ゴースト・オブ・レディオ~バチボコ怖い心霊バスツアー~】
    小関裕太、佐藤寛太とお笑いコンビに 「三四郎ANN0」バスツアー舞台の生配信ドラマ決定【ゴースト・オブ・レディオ~バチボコ怖い心霊バスツアー~】
    モデルプレス
  4. 【素晴らしき哉、先生! 第5話】りお、働きすぎで体調に異変 “絶縁中”聖也と久々対面
    【素晴らしき哉、先生! 第5話】りお、働きすぎで体調に異変 “絶縁中”聖也と久々対面
    モデルプレス
  5. 「素晴らしき哉、先生! 」初回、りお(生田絵梨花)恋人・聖也(小関裕太)からプロポーズされるもラストの“浮気疑惑”に視聴者悲鳴「相手は誰?」「温度差がすごい」
    「素晴らしき哉、先生! 」初回、りお(生田絵梨花)恋人・聖也(小関裕太)からプロポーズされるもラストの“浮気疑惑”に視聴者悲鳴「相手は誰?」「温度差がすごい」
    モデルプレス
  6. 小関裕太、戦友・生田絵梨花と再共演で作り上げた“大人の恋人像” 「ロミジュリ」全公演終えて得たものも明かす
    小関裕太、戦友・生田絵梨花と再共演で作り上げた“大人の恋人像” 「ロミジュリ」全公演終えて得たものも明かす
    モデルプレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. Girls2山口綺羅の夢を叶える秘訣【ガルアワ出演者インタビュー】
    Girls2山口綺羅の夢を叶える秘訣【ガルアワ出演者インタビュー】
    モデルプレス
  2. 「今際の国のアリス」難役・ユナ熱演の池田朱那って?土屋太鳳・山崎賢人らの“休憩中の姿”に感動【注目の人物】
    「今際の国のアリス」難役・ユナ熱演の池田朱那って?土屋太鳳・山崎賢人らの“休憩中の姿”に感動【注目の人物】
    モデルプレス
  3. ビースト系ユニットオーディション「BEASTAGE」発└BHNX┘メンバー決定直後にインタビュー ベンチプレス70kg・韓国合宿…過酷な審査経ての目標
    ビースト系ユニットオーディション「BEASTAGE」発└BHNX┘メンバー決定直後にインタビュー ベンチプレス70kg・韓国合宿…過酷な審査経ての目標
    モデルプレス
  4. 波瑠&川栄李奈が語る撮影秘話 Snow Man向井康二は「ずっと喋っています」・田中みな実と1番盛り上がった“意外”な話題は?【「フェイクマミー」インタビュー】
    波瑠&川栄李奈が語る撮影秘話 Snow Man向井康二は「ずっと喋っています」・田中みな実と1番盛り上がった“意外”な話題は?【「フェイクマミー」インタビュー】
    モデルプレス
  5. 元AKB48村山彩希の夢を叶える秘訣【ガルアワ出演者インタビュー】
    元AKB48村山彩希の夢を叶える秘訣【ガルアワ出演者インタビュー】
    モデルプレス
  6. 青木楓、身長184cm抜群スタイルの秘訣明かす 目標はソン・ガン【「モデルプレス特別表紙出演権オーディション」受賞者インタビュー】
    青木楓、身長184cm抜群スタイルの秘訣明かす 目標はソン・ガン【「モデルプレス特別表紙出演権オーディション」受賞者インタビュー】
    モデルプレス
  7. 佐野勇斗、役者10年目で初めて見せる姿 ドラマ主演・グループ活動…「間違ってなかった」と思える瞬間【「ESCAPE それは誘拐のはずだった」インタビュー】
    佐野勇斗、役者10年目で初めて見せる姿 ドラマ主演・グループ活動…「間違ってなかった」と思える瞬間【「ESCAPE それは誘拐のはずだった」インタビュー】
    モデルプレス
  8. 三谷幸喜氏、再タッグで気づいた菅田将暉との共通点 若手俳優陣の姿勢に驚き「少なくとも僕らの世代ではいませんでした」【「もしがく」インタビュー後編】
    三谷幸喜氏、再タッグで気づいた菅田将暉との共通点 若手俳優陣の姿勢に驚き「少なくとも僕らの世代ではいませんでした」【「もしがく」インタビュー後編】
    モデルプレス
  9. 三谷幸喜氏、フジ水10「もしがく」異例の長タイトル誕生秘話 後半の“伏線回収”にも言及【インタビュー前編】
    三谷幸喜氏、フジ水10「もしがく」異例の長タイトル誕生秘話 後半の“伏線回収”にも言及【インタビュー前編】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事