内田理央/撮影:中山駿

内田理央、YouTubeチャンネル開設で新たな発見<星の数ほど星に願いを>

2020.08.26 13:57

舞台「星の数ほど星に願いを」(8月27日~/紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA)で主演を務める女優の内田理央が、作品への思いや、自身のYouTubeチャンネルについて語った。

内田理央、舞台初主演

内田理央/撮影:中山駿
内田理央/撮影:中山駿
約3年ぶりの舞台出演にして、初の主演を務める内田。ブルー&スカイ氏の演出のもと、“どんな願いも叶う神秘の石”としてインチキ占い師たちに売りつけることにより、財をなしていた工場の融資担当の銀行員を演じる。

以下、内田のインタビュー。

内田理央、銀行員役は「半沢直樹」が参考

― この作品で、内田さん演じる「ナナ」の役どころ、ストーリーや見どころなどを教えて下さい。

内田:ストーリーは、“どんな願いも叶う神秘の石”を作っている倒産寸前の町工場で、私の演じる銀行員の「ナナ」が工場再建のために奮闘するお話です。私(ナナ役)は銀行員なんですけど、最初は“融資はできない”という厳しい銀行員かと思いきや、本当は工場再建を一番願っている人物で。個性豊かな登場人物に振り回されながらも、頑張る役柄になっています。

― 銀行員の役のイメージとして、参考にしたものなどはありますか?

内田:今回は銀行員ならではの債権、融資、当行、稟議…とか、難しい言葉が出てくるんですけど、演出家のブルー&スカイさんから、そういうのは全部池井戸潤さんの「半沢直樹」を見れば分かると言われて、改めて前回のシリーズを夜なべで見ました!

― 「ナンセンスコメディ」とのことですが、お芝居で人を笑わせることのご酸味や難しさがあったら、教えて下さい。

内田:初めは「ナンセンスコメディ」というジャンルを知らなくて、どういうものなんだろうと思っていました。でも実際にやってみて、私が笑わせるという意識は全く持たなくて良いんだと知りました。それは、ブルー&スカイさんの世界自体がめちゃめちゃ面白くて。台本の訳分からなさだったり、くだらなさが面白いので、私はひたすら銀行員のナナとして、一生懸命やることをやれば良いんだっていうことが、稽古をしていくうちに分かりました。なので今回は大きく悩んだりとか、抱えたりとかはしないで、ブルー&スカイさんの世界に身を任せつつ、コメディだから楽しくやろうと思って稽古に挑んでいます。

― コロナ禍という今の状況でも、楽しく見ることができる作品に感じますね。

内田:そうですね。何も考えずに見れる内容です。全く重くなく、難しくなく、空っぽで見れると思うので、悩んだり窮屈な毎日の方も、よかったら見に来ていただければと思います。

内田理央、主演舞台への思い

内田理央/撮影:中山駿
内田理央/撮影:中山駿
― 稽古の雰囲気、共演者の方たちの印象などを教えて下さい。

内田:雰囲気はすごく穏やかです。ブルー&スカイさんの演出が優しくて分かりやすいので、ピリピリは全くせずに、楽しくみんながトライする場になっています。ただソーシャルディスタンスというか、かなり距離がある状態で稽古をしているので、きっと普段だったらもっと仲良くなれているんだろうな、というのはとても心苦しいです。ご飯も行けないし、休憩中もコミュニケーションとかが少ないので、そういうところは課題だなと思います。

― コロナ禍で舞台をする中ではマイナスな面も多いと思うのですが、逆にこのような時期で良かったと思うことはありますか?

内田:まだ開幕していないけど、今みんなでお芝居ができる有り難さはかなり感じます。私は今まで舞台にあまり携わってこなかったけど、舞台やアート、文化を守るというか、ずっとそこで生きている人って沢山いるから、そういう意味では、スタッフの方やキャストの方の守りたいという気持ちがすごい伝わってくるので、(今一緒にお芝居を)できているのは幸せだなと思います。

内田理央、YouTubeチャンネルの反響は?

― YouTubeチャンネル開設の反響について教えて下さい。

内田:新たなチャレンジなので、コメントなどたくさん読ませてもらっています。動画では自分の素の部分だったり、自分の趣味を全開に出させてもらっていて、刺さる人に刺さればいいなという気持ちでやっているんですけど、意外にも反響をいただいて、「内田さんこういう人だったんだ」って結構驚かれている方も多くて。普段私のパブリックイメージは“きっちりしている人”だったんだな、とか発見がありました。

― YouTubeチャンネルで今後やりたいことなどはありますか?

内田:今後色々なジャンルの動画を出していくと思うので、その反応を楽しく見させていただこうと思っています。でもYouTuberさんのしているようなすごい大きなプロジェクトとか、そのような面白いことはきっと私にはできないと思うので、どちらかと言ったら地味に、本当“牛歩内田”という感じでやっていきたいと思います(笑)。

― “牛歩”ですか?

内田:牛歩って言葉すごい好きなんですよ(笑)。干支の、牛が前の晩くらいから歩いてくというエピソードがあって、ゆっくりだけど一歩一歩進んでいくみたいなのが好きです(笑)。

内田理央、自粛期間で「自律神経が整いました」

内田理央/撮影:中山駿
内田理央/撮影:中山駿
― 自粛期間中、お家時間はどのように過ごされていましたか?心がけていたことなどがあれば教えて下さい。

内田:多分すごい貧乏飯を食べていたからだと思うんですけど、自粛期間、全然太ったりとかはしなかったです。ただ運動ができなかったから、ヨガのYouTubeとかを見て、やったりしていました。

― お家にいることはストレスではありませんでしたか?

内田:めちゃめちゃストレスじゃなかったです。すごい自律神経が整いました(笑)。すごい、ゆったりまったりスローライフって感じでした。

― 自粛期間を経て、表現者としてエンタメの役割についてどんなことを考えましたか?

内田:自粛期間、テレビを見る機会もすごく増えて、普段は見ない時間帯のバラエティとか、ジャンルのドラマだったりとか、映画も結構見ることができたんですけど、どのエンタメも普段どおりにはいっていない状況だったと思います。舞台とか映画館にも行けなかったりとか、色んな人たちが今大変な思いをしていると思います。でも、私は今までエンタメに支えられて生きてきたので、これからもそれを支える関係者の1人になれたらいいなと思います。

(modelpress編集部)
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