稲垣吾郎「自分が見たことのない自分」を発見 “忘れられない撮影”回顧<正欲>
2023.12.11 21:32
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俳優の稲垣吾郎が11日、都内で行われた映画「正欲」大ヒット御礼トークイベントに、メガホンをとった岸善幸監督とともに出席。“忘れられない”という撮影について振り返った。
稲垣吾郎出演「正欲」
朝井リョウによる同名小説を実写化した本作は、家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語だ。稲垣吾郎「正欲」の反響に喜び
検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役を演じた稲垣のもとにも反響が届いているそうで「嬉しいですね。これはご褒美というか、ほかの俳優さんもそうですけど、スタッフさんも覚悟がいる作品で、忘れられない撮影期間だったので、こうやって届いて反響をいただけるのは嬉しく思っております」と喜びを口にした。そして「映画は完成しているんですけど、みなさんに見ていただくことによって新たに映画の命に火が灯る感じがするので、まだ見ていない方もいらっしゃると思うので、みなさんの力で広めていっていただけたらなと思います」と呼びかけていた。
また、本作の優れた点を聞かれた稲垣は「こういったテーマを扱った作品なので、見る人の視点や価値観によって見え方は変わってくると思うし、いろんな感じ方や感想があると思うんですけど、何かの気づきのきっかけになる映画を監督に作っていただいたので、みんなで話し合えるこの時間が幸せですね」としみじみと語った。
稲垣吾郎「自分が見たことのない自分」感じた経験
また岸監督が、演者に一言アドバイスした後の演技ではなく、演者に任せた際の演技を編集で採用することが多かったことを明かすと、稲垣は「何か迷いながらやっているほうが人ってね。昔カットがかかった後の顔を使う監督さんがいました。自分がこういう演技をしようという表情がまったく使われていないから、自分が見たことのない自分でした」としみじみと語った。その後も、稲垣は岸監督の現場の作り方や編集に興味を示してトークを回すと「今日は監督トークショーですね。こんな話を聞けるとは。現場では聞きづらいですもん」と満足げな表情を浮かべ、「すいません。映画の余韻もひったくれもなくて」と謝罪して会場の笑いを誘った。これに岸監督は「本当にトークがうまいなって。学ばなきゃなって」と感嘆すると、稲垣は「今度ラジオにもきてください」と誘い、会場から拍手を浴びた。(modelpress編集部)
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