上白石萌音・上白石萌歌・浜辺美波・福本莉子「東宝シンデレラ」オーディションファイナリストへエール「今無茶苦茶輝いています」

「東宝シンデレラ」オーディション6年ぶり開催

1984年に東宝創立50周年記念イベントとして始まった「東宝シンデレラ」オーディションは、初代シンデレラに沢口靖子、4代目に野波麻帆、5代目に長澤まさみ、7代目に上白石萌歌、8代目に福本を輩出。2011年第7回では、審査員特別賞に上白石萌音、山崎紘菜、ニュージェネレーション賞に浜辺など、第一線で活躍する女優＝シンデレラを数多く生みだしてきた。

2022年には、東宝創立90周年プロジェクトとして、6年ぶり9回目となる「東宝シンデレラ」オーディションを開催。さらに、1946年から60年代後半にかけて俳優発掘のためのオーディションとして開催され、三船敏郎、平田昭彦、宝田明、佐原健二、岡田真澄らの名優を輩出した「東宝ニューフェイス」の歴史あるタイトルを引き継ぎ、男性オーディションとして表記も改め、「TOHO NEW FACE」オーディションを今年4月より行ってきた。

上白石萌音「TOHO NEW FACE」ファイナリストに賛辞

上白石萌音は、「TOHO NEW FACE」ミュージカル賞のプレゼンターとして登場し「まずは何よりお三方、本当にオーディションお疲れ様でした。応募しようって決めた日から今日まで、沢山いろんなことを経験して、いろんな気持ちになりながら今日を迎えたと思うんですが、まずは今ここに立っているご自分を、心の底から誇りに思ってください。本当に誰よりも自分のことを誉めてください。今無茶苦茶輝いています。本当に素敵です」と笑顔で称賛。

そして「私は11年前に、舞台に憧れてミュージカルの舞台に立ちたくて、この東宝シンデレラオーディションを受けました。それからありがたいことに、いろいろなお仕事を経験させていただいてきたんです」と言い、演劇だけが持つ魅力の一つに「この作品のこの役をやりたいっていう目標を持てること」を挙げた。

続けて「そうやって演劇に限らず、人生の中で明確な目標を持ってそこに向かって頑張れることって、本当に宝物だと思います。現に皆さんは目標を持ってここまで来られたと思うので、この先どんなことがあっても夢に向かって頑張れるエネルギーを、自分の力を信じて、輝いていってください。そして一緒に素敵な表現者に、素敵な大人になりましょう。今日はありがとうございます」とファイナリスト3人に語りかけた。

福本莉子「TOHO NEW FACE」グランプリのプレゼンターで登場

福本は、「TOHO NEW FACE」グランプリのプレゼンターとして登場。「私が受賞したのが6年前だったんですけど、こうして時を経て、プレゼンターとしてまたこういう場に立ち会えたっていうのは、すごく光栄ですし、とてもうれしいです。本当に、入った当初は右も左もわからないただの女子高生だったんですけど、素晴らしい先輩方や事務所のスタッフさんのおかげでこの場に立てております。今回初めて男性の方が入られるということで、とてもワクワクしていますし、皆さんこの数か月間、ここまでとても努力をされてきたと思います。本当に皆さんお疲れ様でした。私もいつも以上にドキドキしていますが（笑）、最後まで見守らせていただきます」と笑顔を見せた。

上白石萌音、ファイナリスト10人へ労いの言葉

上白石萌音は、「東宝シンデレラ」ミュージカル賞のプレゼンターとして再び登場し、ファイナリスト10人に向かって「きっとオーディションに応募するとき、すごく勇気をもってチャレンジしてくれたと思うので、みんなにとって素敵な思い出になっていたら嬉しいなと思います」と笑顔で労いの言葉をかけた。

また「私は小さい時からミュージカルが大好きで、お芝居が大好きで、歌が大好きで、それがきっかけでこの東宝シンデレラオーディションを受けて、今に至っているんですけど、有難いことに大好きなことを夢にして今頑張れているんですが、やっぱり壁に当たることはたくさんあるんですね。でもそのたびに思い出すのが、このオーディションの日のことです。そしてお仕事を始める前の、お芝居とか歌が大好きでたまらなかった、すごくピュアな気持ちがすごく支えになっています」と発言。

さらに「みんなもきっとこれからどんなことがあるかわからないけど、今日今感じているその気持ちは人生の宝物になると思うので、今日のことは忘れないでいてください。そしていろんな意味で、人生の中で道は一本じゃないです。今からみんなはどんなことでもできます。だから焦らず急がず、ゆっくりゆっくり自分の大好きなことを温めていって、幸せな毎日を過ごして欲しいなと思います。ありがとうございます」とエールを送った。

浜辺美波、事務所に入って印象に残っている言葉とは？

浜辺は、審査員特別賞のプレゼンターを担当。浜辺は「ファイナリストの皆さん、本当に数々の審査お疲れ様でした。この事務所に入って印象に残っている言葉の一つとして、『何かを頑張ろうとしているときに、背中を押してもらえるような人になってください』という言葉がありました。今ここに並んでいる皆さんは最初の一次審査から審査員の皆さんにお会いして、背中を押したいと思った皆さんだと思います」とコメント。

そして「これからたくさん大変なことがあると思いますが、自分が頑張ろうと思ったときに、もっともっと背中を押してもらえるような人になっていただきたいなと思っております。私もこれからさらに心から皆さんのことを応援していますので、またお仕事の現場でお会いできることを心から願っております。皆さんも頑張ってください」と呼びかけた。

上白石萌歌、12年前の「東宝シンデレラ」オーディションを回顧

上白石萌歌は、「東宝シンデレラ」グランプリのプレゼンターを務め「ここまで本当にお疲れ様でした。私がこのオーディションに参加していたのは、今から約12年前。私は当時10歳で本当に右も左もわからずに、みんなのようにこんなに堂々としていなかったのかなと思いました。皆さんの今の立ち姿を見て」と述懐。

そして「私は授賞式の後のその夜のことをすごく覚えていて。これから自分がどうなっていくかわからないけど、確実に何かが少しずつ変わっていくのかなっていうのを授賞式の夜に思って。そのことを今日は思い返しました。ここに立っている皆さん、それぞれ違う選択をしていくと思いますが、役者としてというよりかは、人として輝く瞬間が一人一人にたくさんあればいいなと思っています。皆さんの幸せを心から願っております。ありがとうございます」と話していた。（modelpress編集部）