マーク・ロンソン、星野源/写真:田中聖太郎

星野源、ワールドツアーでマーク・ロンソンと共演 初の試みも

2019.12.11 16:37

歌手の星野源が9~10日、神奈川・横浜アリーナにて「LIVE in JAPAN 2019 星野源×Mark Ronson」を開催した。


星野源、ワールドツアーでマーク・ロンソンと共演

星野源/写真:田中聖太郎
星野源/写真:田中聖太郎
2年連続の開催となったダブル・ヘッドライナー・コンサート『LIVE IN JAPAN 2019 星野源×MARK RONSON』出演のために、マーク・ロンソンが来日。昨年と同様に完全ソールドアウトとなったが、2度目ということでアプローチを変えてマークならではのユニークなパフォーマンスを見せた。

趣向を凝らした約40分の濃密なセットを終えたマークは、星野のセットのアンコールにも登場。「スバラシイファンデスネ!」とオーディエンスに賛辞を送ってから、星野のバンドにギタリストとして加わると、「Week End」を歌う星野をバックアップするという初の試みに挑んだ。

2018年の共演を経て、11月に星野がニューヨークで行なった公演にもマークはスペシャル・ゲストとして出演しており、着々と親交を深めている2人。曲が終わると、星野と2度ハグし合ってからステージをあとにした。

マーク・ロンソン、ストリングス隊とスペシャルショー

マーク・ロンソン/写真:Masanori Naruse
マーク・ロンソン/写真:Masanori Naruse
また今回はマークにとっておそらく日本では初めて、ライブ演奏を交えたスペシャルなショーを披露。そのためにマークが用意したのは12人編成のストリングス隊だった。

まずはピアノに向かって、最新アルバム『レイト・ナイト・フィーリングス』の導入部を弾き始めたマークは、「コンニチハ、ヨコハマ!」と呼び掛け。豪奢なストリングスとピアノを添えて、シングル曲だったタイトルトラックをパフォーマンス。ストリングスをふんだんに盛ったアルバムだっただけに納得の演出だった。

星野源、ダニエル・メリウェザー&マーク・ロンソンとコラボ

マーク・ロンソン/写真:Masanori Naruse
マーク・ロンソン/写真:Masanori Naruse
続いて、ステージ中央のDJブースに移動して、DJ×ストリングスという組み合わせで「ウー・ウィー」を聴かせたマーク。次はギターを手にしてゲストシンガーとして長年コラボしている、オーストラリア人のダニエル・メリウェザーを迎え「ストップ・ミー」で魅せた。

その後もサプライズが続き、「僕が大好きなアーティストを招こう」と星野を呼び寄せると、ふたりが弾くギターとストリングスでダニエルのソウルフルな美声を縁取り、エレガントなアンプラグド仕立てで名曲「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛の歌」を響かせた。

マーク・ロンソン、アップビートな曲で観衆を魅了

マーク・ロンソン/写真:Masanori Naruse
マーク・ロンソン/写真:Masanori Naruse
こうして曲ごとにスタイルを変えて楽しませてくれたマークは、再びDJ×ストリングスで「アップタウン・ファンク」ほかアップビートな曲を鳴らして、オーディエンスを踊らせることにしばし専念。

いつの間にかダンスフロアと化したアリーナ。このコーナーで特筆すべきは、自身の曲「ナッシング・ブレイクス・ライク・ア・ハート」と、今年最大のヒット曲のひとつであるリル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード」のマッシュアップだ。

前者にヴォーカルを提供したのはマイリー・サイラス、後者には彼女の父であるビリー・レイ・サイラスが参加しており、さりげなく親子を引き合わせたというわけだ。

マーク・ロンソン、フィナーレで2曲パフォーマンス

そしてフィナーレは昨年と同様、マークにとって最高のミューズだった故エイミー・ワインハウスの「バック・トゥ・ブラック」と「ヴァレリー」。亡くなってからはや8年、原曲を彩っていたホーンをストリングスで置き換えてあのパワフルな歌声を会場一杯に鳴らしていた。(modelpress編集部)

セットリスト

1.レイト・ナイト・プレリュード  
2.レイト・ナイト・フィーリングス feat.リッキ・リー 
3.ウー・ウィー feat.ゴーストフェイス・キラ、ネイト・ドッグ、トライフ & サイゴン 
4.ストップ・ミー feat.ダニエル・メリウェザー (with ダニエル・メリウェザー)
5.レディー・ガガ & ブラッドリー・クーパー「シャロウ ~『アリー/スター誕生』愛のうた」 (with ダニエル・メリウェザー、星野源
6.ナッシング・ブレイクス・ライク・ア・ハート feat.マイリー・サイラス 
7.リル・ナズ・X「オールド・タウン・ロード (feat.ビリー・レイ・サイラス) [リミックス]」
8.アップタウン・ファンク feat.ブルーノ・マーズ 
9.シルク・シティ&デュア・リパ「エレクトリシティ」 
10.エイミー・ワインハウス「バック・トゥ・ブラック」 
11.ヴァレリー feat.エイミー・ワインハウス

【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 新垣結衣&星野源「逃げるは恥だが役に立つ」“ディレクターズカット版”年末放送決定
    新垣結衣&星野源「逃げるは恥だが役に立つ」“ディレクターズカット版”年末放送決定
    モデルプレス
  2. 星野源、耳介血腫を患っていた
    星野源、耳介血腫を患っていた
    モデルプレス
  3. 星野源、小栗旬&山田優&ピース綾部との集合ショット公開で驚きの声「まさかの小栗夫妻」「なんて豪華なメンバー」
    星野源、小栗旬&山田優&ピース綾部との集合ショット公開で驚きの声「まさかの小栗夫妻」「なんて豪華なメンバー」
    モデルプレス
  4. 星野源「どんぎつねさん」吉岡里帆との2ショットに「可愛い」「癒やされる」と反響
    星野源「どんぎつねさん」吉岡里帆との2ショットに「可愛い」「癒やされる」と反響
    モデルプレス
  5. 星野源、NYでピース綾部と2ショット「スーパーニューヨーカーAYABEさんと」意外な交流に反響
    星野源、NYでピース綾部と2ショット「スーパーニューヨーカーAYABEさんと」意外な交流に反響
    モデルプレス
  6. 星野源「いだてん」で口説かれるシーン「ぜひ見ていただきたい」
    星野源「いだてん」で口説かれるシーン「ぜひ見ていただきたい」
    モデルプレス

「音楽」カテゴリーの最新記事

  1. timelesz、新体制初のアリーナツアー決定 寺西拓人・原嘉孝は一部公演不参加
    timelesz、新体制初のアリーナツアー決定 寺西拓人・原嘉孝は一部公演不参加
    モデルプレス
  2. 「UNIVERSE TICKET」より誕生のUNIS、初のアジアツアー「2025 UNIS FANCON ASIA TOUR」開催決定 日本では東京&大阪
    「UNIVERSE TICKET」より誕生のUNIS、初のアジアツアー「2025 UNIS FANCON ASIA TOUR」開催決定 日本では東京&大阪
    WEBザテレビジョン
  3. デビュー51周年を迎えるTHE ALFEE、第39回日本ゴールドディスク大賞「特別賞」を初受賞!
    デビュー51周年を迎えるTHE ALFEE、第39回日本ゴールドディスク大賞「特別賞」を初受賞!
    WWS channel
  4. SEKAI NO OWARI 映画『少年と犬』主題歌 新曲「琥珀」今泉力哉監督が指揮を執ったMusic Video公開!
    SEKAI NO OWARI 映画『少年と犬』主題歌 新曲「琥珀」今泉力哉監督が指揮を執ったMusic Video公開!
    WWS channel
  5. No No Girls発のガールズグループ・HANAが音楽フェス「CENTRAL」に出演決定、「気合い十分」とコメント
    No No Girls発のガールズグループ・HANAが音楽フェス「CENTRAL」に出演決定、「気合い十分」とコメント
    WEBザテレビジョン
  6. すとぷりらSTPR所属クリエーター出演「STPR Family Festival!!」のチケットプレゼントキャンペーンがLeminoでスタート
    すとぷりらSTPR所属クリエーター出演「STPR Family Festival!!」のチケットプレゼントキャンペーンがLeminoでスタート
    WEBザテレビジョン
  7. 米津玄師新曲、羽生結弦がソロMVで史上最高難易度スケーティング披露 2人の対談も実現【BOW AND ARROW】
    米津玄師新曲、羽生結弦がソロMVで史上最高難易度スケーティング披露 2人の対談も実現【BOW AND ARROW】
    モデルプレス
  8. ILLIT・FANTASTICS・ME:Iら「有吉ミュージックフェス」第2弾出演アーティスト発表
    ILLIT・FANTASTICS・ME:Iら「有吉ミュージックフェス」第2弾出演アーティスト発表
    モデルプレス
  9. 新しい学校のリーダーズ・SUZUKA、LAライブに向けて「日本パワーがどんなふうに伝わるのか見つけてきます」
    新しい学校のリーダーズ・SUZUKA、LAライブに向けて「日本パワーがどんなふうに伝わるのか見つけてきます」
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事