指原莉乃、“11年間のアイドル人生最後の曲”が「過去最高にエモかった」と感動を呼んだ理由<指原莉乃卒業コンサート>
2019.04.29 17:54
views
HKT48の指原莉乃が28日、神奈川県・横浜スタジアムにて「指原莉乃卒業コンサート~さよなら、指原莉乃~」を行った。ラストを飾った楽曲に、ファンから反響が寄せられている。
指原莉乃、3時間半のコンサートラストは「桜、みんなで食べた」だった
指原自身がセットリストを組み3時間半に及んだコンサート、そして天高くワゴンが上がり指原が卒業するという壮大な演出で締めくくった大トリの楽曲、指原の代表的センター楽曲「恋するフォーチュンクッキー」やソロ曲、自身の卒業ソングなどいくつもの選択肢があった中、彼女が選んだのはHKT48の「桜、みんなで食べた」だった。同曲は2期生の田島芽瑠、朝長美桜がWセンターを務めた3rdシングル。“最後はしんみりとではなく笑顔で終わりたい”、”HKT48メンバーが袴姿で登場した卒業式風の演出だったオープニングから繋がる卒業ソング”という思いだけでなく、指原のグループへの強い思いが感じられた。
2007年にAKB48に5期生として加入し、2012年に福岡を拠点とするHKT48へ移籍した指原。その後の活躍は説明する必要もないが、指原の貢献によって、今でこそNGT48の北原里英(すでに卒業)や、STU48の岡田奈々(AKB48と兼任)など、AKB48メンバーが移籍や兼任で、立ち上がったばかりの姉妹グループの指揮をとることは確立された流れとなったが、当時は驚きの人事異動で、メンバーもファンも戸惑ったもの。スキャンダルで突然引っ越してきた年上の大先輩を、受け入れたメンバーへの指原の感謝の大きさは恐らく計り知れないもので、この日のコンサートで何度も大粒の涙を流した指原は終演後の囲み取材で「移籍してから色んなことがあったけど、メンバーが泣いてくれる関係性が築けたんだな、可愛いなと思ってメンバーが泣いているのを見るたびに泣いていました」とその理由を明かしていた。
指原莉乃、HKT48への感謝を表現した卒業コンサート
実際、コンサートはほとんどHKT48のコンサートといって過言ではないほどの構成で、各メンバーにスポットが当たり、“ライブが楽しいHKT48”の魅力を、他グループファンにも存分に見せつけた。そして、何度もファンに向けて伝えたのは、この日唯一ともにステージに立てなかった活動休止中の兒玉遥、IZ*ONE専任中の宮脇咲良、矢吹奈子というグループを牽引してきた3人への思い。
本編ラストは、「本当は今ここにいて欲しかった3人への気持ちも込めて歌いたいと思います」とHKT48が歌い継いできた名曲「今 君を想う」を3人のポジションを空け、そこにスポットが当たる演出で、指原は3人の存在を感じるように見つめながら、歌い上げた。
それは「桜、みんなで食べた」も同じで、HKT48ファンであれば自然とこの曲を聞けば昔と変わらず元気に踊って歌う3人の姿をステージに思い浮かずにはいられない。
そして、この曲と言えばファンがペンライトをピンク色にするのもライブのお約束。指原のメンバーカラーである真っ黄色に染まったスタジアムが一瞬でピンクに変わり、門出を見送る極上の景色に。「もう一度黄色が見たい!」とおねだりし、最後の最後は黄色で締めくくったが、あえて一度ピンク色になることも分かった上で、この曲を選んだことが指原の気持ちの現れであろう。
“AKB48グループの”でもなく、“元AKB48の”でもなく、最後まで“HKT48の”指原莉乃でいてくれた。そんな卒業コンサートは指原によるHKT48への“大感謝祭”だったのかもしれない。
指原のグループへの愛に、ファンからは「予想外だった」「ラストさく食べは反則すぎる」「過去最高にエモかった」「涙腺崩壊」と感動の声が上がっており、ファンはまた5月28日にマリンメッセ福岡で行われる「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」で、彼女に感謝を伝え続けるだろう。
指原莉乃、総選挙で4度の1位 アイドルプロデューサーとしても活躍
1992年11月21日生まれ、大分県出身。2007年にAKB48第二回研究生(5期生)オーディションに合格し、AKB48に加入。アイドルらしからぬへたれキャラや親しみやすさ、ブログでの秀でた表現力などで人気を集め、バラエティーで才能を開花。毎年恒例の選抜総選挙では、2009年第1回の27位より、19位(第2回/10年)、9位(第3回/11年)、4位(第4回/12年)と年々ジャンプアップ。2012年にはシングル「それでも好きだよ」でソロデビューも果たした。しかし同年、過去の交際報道で福岡を拠点とするHKT48へ移籍。それでもへこたれることなく努力を重ね、HKT48の知名度上昇にも貢献。2013年にはHKT48劇場支配人にも就任し、同年、第5回選抜総選挙でついに1位を獲得した。第6回選抜総選挙(14年)では2位となるも、第7回で見事首位に返り咲き、その後前人未到の3連覇を成し遂げた。
昨年12月に行われたHKT48の単独コンサート「HKT48コンサート in 東京ドームシティホール~今こそ団結!ガンガン行くぜ8年目!~」で平成の内に卒業することを発表した。
アイドル活動のほか、2017年にはアイドルグループ「=LOVE」のプロデューサーに就任。アイドルオーディション番組「ラストアイドル」(テレビ朝日系)では、織田哲郎、小室哲哉、つんく♂、秋元康とともにグループのプロデュースを手掛けるなど、プロデュース面でも実力を発揮。
また、日本テレビ系「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」を始め、多数のバラエティ番組でMCとして活躍。女性タレントとしても不動の地位を確立している。(modelpress編集部)
「指原莉乃卒業コンサート~さよなら、指原莉乃~」概要
開演:17時終演:20時半
観客動員数:3万800人
VTRナレーション:渡辺麻友
影アナ:指原莉乃
指原莉乃卒業コンサート出演メンバー
HKT48:兒玉遥・宮脇咲良・矢吹奈子以外の全メンバー(58名)AKB48:大家志津香・小栗有以・岡田奈々(STU48兼任)・柏木由紀・中西智代梨・峯岸みなみ・宮崎美穂・向井地美音・矢作萌夏・横山由依
SKE48:谷真理佳・松井珠理奈
NMB48:白間美瑠・吉田朱里
NGT48:高倉萌香・真下華穂
STU48:甲斐心愛
全75名
指原莉乃卒業コンサートセットリスト
M1.#好きなんだ/HKT48M2.ロックだよ、人生は…/HKT48
M3.早送りカレンダー/HKT48
M4.スキ!スキ!スキップ!/HKT48
M5.ジワるDAYS/HKT48
MC
M6.愛しきナターシャ/指原・森保・松岡菜
M7.初恋ヒルズ/指原・松岡は
M8.君のことが好きやけん/指原+指原・石橋・市村・小川・上島・川平・工藤・栗山・後藤・坂本り・竹本・田中伊・長野・水上・村上(研究生)
M9.そばかすのキス/指原・今村・村川(D2)・伊藤・石・渡部・馬場(D3)荒巻・栗原・坂本愛・田中美・外薗・山内・山下(3期生)小田・運上・堺・清水・武田・地頭江・月足・豊永・松本・宮﨑想(4期生)
M10.波音のオルゴール/指原・秋吉・岩花・駒田・神志那・坂口・渕上
M11.Choose me!/指原・峯岸・宮崎・北原里英(卒業生)
M12.LOVE TRIP/指原・松井・岡田・向井地・小栗
M13.ハロウィン・ナイト/指原・岡田・小栗・向井地・矢作・松井・白間・吉田・高倉・真下・甲斐
M14.生意気リップス/指原・田中
M15.波乗りかき氷/指原・本村・村重・上野
M16.週末Not yet/指原・北原・横山・大家
MC
M17.2018年の橋/指原・田島・朝長
M18.夕陽を見ているか?/指原+HKT481期生(今田・植木・熊沢・下野・田中菜・深川・松岡菜・村重・本村・森保)+多田愛佳(卒業生)、中西智代梨(AKB48)、谷真理佳(SKE48) 宮脇咲良からのビデオメッセージ
MC
M19.意志/指原・運上・小田・田島・田中美・豊永・渕上・松岡菜・松岡䛿・松本・宮﨑・村重・本村・渡部・水上
M20.Make noise/指原・運上・小田・田島・田中美・豊永・渕上・松岡菜・松岡䛿・松本・宮﨑・村重・本村・渡部・水上
M21.しぇからしか!/指原・運上・小田・田島・田中美・豊永・渕上・松岡菜・松岡䛿・松本・宮﨑・村重・本村・渡部・水上
M22.ぶっ倒れるまで/指原・運上・小田・田島・田中美・豊永・渕上・松岡菜・松岡䛿・松本・宮﨑・村重・本村・渡部・水上
M23.炎上路線/指原・柏木
M24.アボガドじゃね~し…/指原・渡辺麻友(卒業生)
M25.君の名は希望/指原・矢吹(VTR)
M26.シェキナベイベー/指原・内田裕也さんのコスプレで松本人志乱入
MC
M27.私だってアイドル!/指原
M28.Get you!/指原
M29.メロンジュース/HKT48
M30.12秒/HKT48
M31.最高かよ/HKT48
M32.それでも好きだよ/HKT48
M33.今 君を想う/HKT48・多田・谷・中西
EN1.いつだってそばにいる/HKT48
EN2.ジワるDAYS/AKB48グループ
EN3.私だってアイドル!/全員
EN4.恋するフォーチュンクッキー/全員
EN5.桜、みんなで食べた/全員
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
指原莉乃卒業に前田敦子、大島優子、柏木由紀らメッセージモデルプレス
-
指原莉乃、アイドルは「私の全て」 好きな男性のタイプの回答が秀逸<指原莉乃卒業コンサート/会見一問一答全文>モデルプレス
-
卒業の指原莉乃、AKB48グループに厳しい言葉も「全てを変えていかなければいけない」モデルプレス
-
指原莉乃、卒コン直後に生出演「忘れられない思い出になりました」 秋元康からのメッセージ明かすモデルプレス
-
指原莉乃、3万人の「莉乃ちゃん」コールで涙の卒業 豪華ゲスト・HKT48愛…胸熱ポイント振り返る<指原莉乃卒業コンサート/セットリスト>モデルプレス
-
指原莉乃、卒コンスピーチで溢れた想い「みんな人生をかけてアイドルになってる」 松岡はなから号泣手紙も<全文>モデルプレス
「音楽」カテゴリーの最新記事
-
“セブチの妖精”WOOZI、28歳の誕生日 音楽プロデューサー兼リードボーカルとして放つ多彩な音楽センスWEBザテレビジョン
-
小林直己×THE JET BOY BANGERZがコラボ!殺陣パフォーマンスを披露!WWS channel
-
【ライブレポート】BEYOOOOONDS、日本武道館での熱いパフォーマンスと多彩な演出でファンを魅了!<DISCOOOOOTHEQUE BUDOOOOOKAN>WWS channel
-
少年忍者、号泣演技で伝えた“生きる”とは 歌唱・ダンス・殺陣・和装…白虎隊体現で新境地へ【夢見る白虎隊】モデルプレス
-
乃木坂46、5期生・奥田いろは率いるアンダーライブが終幕「何も後悔はありません」ENTAME next
-
前島亜美、自分は何者なのか?アーティストデビューで「職業:あみた」を宣言、これから始まる成長型アーティストWEBザテレビジョン
-
なにわ男子、過去アルバム楽曲配信決定 ジュニア時代曲&ボーナストラック含む“計39曲”モデルプレス
-
『海に眠るダイヤモンド』第4話 エピソードタイトルの「沈黙」が意味するものとは?ENTAME next
-
乃木坂46、全国5都市Zeppツアー「36thSGアンダーライブ」完走 “座長”奥田いろはのサプライズにメンバー涙モデルプレス