「うちの弁護士は手がかかる」劇中衣装に平手友梨奈のアイデアが採用されていた ファッションに仕込んだ“遊び心”<スタイリストインタビュー>
2023.12.15 18:00
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フジテレビ系ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(毎週金曜21時~)では、平手友梨奈が演じる天野杏のファッションも話題に。モデルプレスではスタイリングを担当する大沼こずえ氏にインタビューを実施し、衣装のテーマや平手自身の意見も反映されたこだわりなどを語ってもらった。
「うちの弁護士は手がかかる」平手友梨奈のファッションが話題
本作は、芸能事務所の元敏腕マネージャー・蔵前勉(ムロツヨシ)が新人弁護士・天野杏に振り回されながらパラリーガルとして奮闘する、育成型リーガルエンターテインメントドラマ。視聴者の間では、「杏ちゃんの服が毎回可愛い!」「天野先生いつもオシャレ」「天野ファッション真似したい」など、平手が着ている衣装も毎話注目を集めている。今回はそんなスタイリングのコンセプトやこだわりを聞いた。
天野杏のスタイリングコンセプトは“トラッド”&“フレンチシック”のMix
― まずは天野先生のファッションのテーマ・スタイリングのコンセプトを教えてください。大沼:基本的には“トラッド”です。白シャツ×アーガイル×ベスト×ネクタイをして、1、2話ではショートパンツ×白ソックス×厚底のローファーを組み合わせています。
― 確かに、回が進むにつれて天野先生のファッションが冬仕様になって季節が変わっていくのも感じました。
大沼:そうなんです。OAに合わせてニットは厚手、ショートパンツをパンツやスカートにアップデートしています。
― 蔵前さんと並んだ時の対比やバランスで意識していることはありますか?
大沼:蔵前さんが茶色のスーツを着ていることが多いこともあり、トップスのニットやカーディガン、ネクタイに“色”を取り入れています。また、新人弁護士だとネイビーのスーツなどカチッとしたキャリアっぽい格好をすると思うのですが、天野先生は頭が良くて最年少で司法試験に合格して弁護士になった設定なので、学生の延長上といいますか、明るい色を多めにするなど弁護士らしくないようなスタイルを意識しています。
平手友梨奈のアイデアが活かされた部分とは
― 衣装に関して平手さん自身の意見が反映されている部分や、事前にご本人と話し合ったことはありますか?大沼:プロデューサー、ご本人とも打ち合わせで意見交換をして、天野先生の“スタイル”を決めていきました。例えば天野先生がいつも使っているリュックは平手さんから「ずっと同じリュックを使うのはどうでしょうか」とアイデアをいただきました。ブランドのバッグなどは持たずにリュックを背負う。フレンチトラッドに大学生っぽさを残しているのが平手さんのアイデアです。
― 天野先生を演じているのが平手さんだからこそ取り入れている色やアイテムなどはありますか?
大沼:平手さんのバランスのとれたスタイルを生かして、ショートパンツにソックス合わせだったり、女性にもトレンドのネクタイ、丈短ニットにシャツ合わせなどを取り入れています。
― エピソードによって、スタイリングを変えた部分はありますか?
大沼:変えるというより、最初の衣装合わせで方向性を決めて、台本が上がってくる度にシーンごとに決めています。例えば、第4話(11月3日放送)ではコートも最初は短い探偵のようなトレンチを着ていたんですが、冬に近づくにつれてピーコート、色のあるチェックのコートなど、追加アイテムを相談して決めたり、第6話(11月17日放送)では犬と共演するシーンがあったので「イヤーマフをしようか」とか遊び心をプラスしたりしました。弁護士らしさを保ちつつ天野先生らしさを出せるか、ということにこだわって、プロデューサーと平手さんと1話ごとに3人で相談しながら決めています。
― 天野先生の心境の変化が、その日のファッションに影響することもあるのでしょうか?
大沼:天野先生は、蔵前さんといることで心境に変化があるので、「え!?」と驚く時に赤いニットを着ていたり、一致団結している時に天野先生がイヤーマフをしたら蔵前さんもしてお揃い感を出していたりします(笑)。あと、事務所で丸屋さん(酒向芳)と天野先生が2人ともアーガイルを着ているシーンがあるのですが、これも実は狙いです(笑)。
天野杏ファッションのトレンドアイテム
― 天野先生のファッションで取り入れているトレンドアイテムはありますか?大沼:トレンドアイテムは、チェック柄ジャケット、チェック柄パンツ、スカート、ショートパンツ、ネクタイ、ネクタイ付シャツ、厚底ローファーです。
― 重ね着や小物使い、柄×柄の組み合わせも特徴的ですが、読者が真似しやすいコーディネートのポイントはありますか?
大沼:天野先生は基本的に“レイヤード”をしています。基本のシャツ×柄同士(大柄と細い柄)をバランスよくMixさせるスタイリング。柄と柄といっても、アーガイルの大柄に細かいチェックのパンツなど、柄の大きさを変えるようにしています。トラッドアイテム同士でも、チェック柄があまり大きくなければ、その上にアーガイルの大きいニットを合わせてもおしゃれに着こなせると思います。プラスとプラスの組み合わせにしすぎないことがポイントです。天野先生が柄on柄の日は、どちらかが大きくてどちらかが細かくなっているはずです。
― ありがとうございました。今後の天野先生の衣装にも注目しています!
(modelpress編集部)
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