井上清華アナウンサー、立本信吾アナウンサー、永島優美アナウンサー (C)モデルプレス

永島優美・立本信吾アナ「使う筋肉が全然違う」新番組での挑戦語る 井上清華アナも刺激【フジテレビアナウンサー×モデルプレス連載<“素”っぴんトーク>】

2021.05.16 17:05

「フジテレビ×モデルプレス」アナウンサー連載第2弾『“素”っぴんトーク』―――― Vol.1~2は立本信吾アナ(たてもとしんご・35)、永島優美アナ(ながしまゆうみ・29)、井上清華アナ(いのうえせいか・26)の“今春から新たなスタートを切った3人”でトーク。

フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんトーク」

フジテレビ×モデルプレスPresents“素”っぴんトーク(C)モデルプレス
テレビには映らないフジ女子アナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」に続く本連載では、男性アナも交えた鼎談形式にパワーアップ。

記念すべき初回は、2009年に入社し「めざましテレビ」や「グッディ!」「とくダネ!」などを経て「FNN Live News days」を担当中の立本アナ、約5年間メーンキャスターを務めた「めざましテレビ」を卒業し、新番組「めざまし8」のメーンキャスターに就任した2014年入社の永島アナ、そして永島アナからバトンを引き継ぎ「めざましテレビ」の顔となった2018年入社の井上アナが登場。

――――――――後半戦(Vol.2)スタート!

永島アナ「めざましテレビ」から「めざまし8」へ「使う筋肉が全然違う」

永島優美アナウンサー (C)モデルプレス
永島優美アナウンサー (C)モデルプレス
― 22年続いた「とくダネ!」が終了し、新しく始まった「めざまし8」。プレッシャーも大きかったと思いますが、スタートしてみていかがですか。

永島:皆さんから見てどうですか?

立本:すごく良い感じじゃない?

永島:えぇー!!本当ですか!?

立本:何をそんなに驚いているの(笑)。爽やかですごく良いよ。

永島:正直最初の1週間はバッタバタで、客観的に見る余裕もなく、やっと少しだけ慣れてきたかなという状況です。

立本:まだ4時入り?

永島:それくらいの時間ですね。

立本:僕は「とくダネ!」を担当していたのですが、4時半からもう打ち合わせが始まるので、「めざましテレビ」と変わらないくらい早いんですよ。4時からやっているにも関わらず、OAの8時ギリギリまでほとんど何も揃っていないということも多々ありまして。でも、「めざまし8」もそれに近いんじゃない?

永島:番組が立ち上がったばかりなので、原稿も早めに入れてもらってますね。でも、この時間帯は「めざましテレビ」とは全然違う世界ですね。

立本信吾アナウンサー (C)モデルプレス
立本信吾アナウンサー (C)モデルプレス
立本:違うよね。昔、中野美奈子さんが「めざましテレビ」から「とくダネ!」に移った時に「あそこは畑が違う。『とくダネ!』は荒野だ」と軽部(真一)さんから言われたとオンエアで話しているのを見ました(笑)。

永島:荒野(笑)!今のところ、荒野とまでは感じていないです。立本さんの時は?

立本:僕は「とくダネ!」の前に「グッディ!」を担当していたのですが、あそこも力強い植物なら生えるかな、くらいの荒野だったので(笑)。そこで訓練を受けてから「とくダネ!」に行ったので大丈夫だったかな。

井上:想像がつかないです。具体的に大変なことは何ですか?

永島:私はプレゼン。入社してから7年間、プレゼンを全くやったことがなかったんですよ。プレゼンがある日は4時から番組が始まる8時までに事実関係を確認して詳細を頭に入れてイメージして…。さらに、プレゼン以外の番組全体の流れも把握しておかなければならないのでOAまで4時間あっても足りないくらいです。勉強の日々ですね。

立本:台本通りやればいいという世界ではなくて、皆で台本から一緒に作っていく感覚に近いよね。放送に携わるということは同じだけれども、「めざましテレビ」は自分を支えてプロデュースしてくれる仲間。でも、「とくダネ!」は一緒に武器を持って闘う仲間みたいな(笑)。

永島:本当にそうです。打ち合わせでの意見交換の時間も長くて、自分の意見が採用されることもあれば、逆の場合は「永島、それは違うよ」ときちんと言ってくれます。

「めざましテレビ」でも色々やるべきことや目標があったのですが、今は全然違う筋肉が必要な感じ。

井上清華アナウンサー (C)モデルプレス
井上清華アナウンサー (C)モデルプレス
井上:フリートークが多いんですか?

永島:もう全部フリートーク!

立本:僕、「とくダネ!」最終日の前日に台本持っていくのを忘れちゃって。番組終わった後に気づいたんだよ。

井上:え、どういうことですか!?

立本:プレゼン資料は色々持っていたんだけど台本自体は忘れていて、全部終えてから「あ、台本持っていくの忘れた」みたいな。台本を忘れるなんて絶対だめなんですけど、でも最初から一緒に作っているから頭に入っているんですよね。

永島:まだ私はそこまでの境地には達していないです…。

井上:なんであんなにスムーズに言葉が流れ出てくるのだろうと思っていたのですが、一緒に作ることで頭に入っているんですね。

「とくダネ!」から「めざまし8」、フジテレビに受け継がれるイズム

永島優美アナウンサー (C)モデルプレス
永島:今、谷原(章介)さんとご一緒させてもらっていて、谷原さんの心の広さというか器の大きさにも毎日驚かされています。

OA中に何かトラブルがあっても、谷原さんがスムーズに動揺ひとつ見せずに修正してくださるんです。

私もフォローしてもらった時、「さっきはすみませんでした」と伝えたのですが、「謝らないで!新番組だよ!そんなの当たり前だよ!」とおっしゃってくださって。

井上:素敵!ちょっと想像します。

永島:その後も「皆さん大丈夫?次はこれいくよ!」と笑顔でスタジオ全体を盛り上げてくださって。普通だったら気持ちに余裕がない部分もあると思うのですが、ゲストの皆さんはもちろん、私やスタッフ、全方位への気遣いがすごすぎて。ちょっとこの方は…(拝む)。

立本:もう拝んじゃってるじゃん(笑)。

永島:人間的にも谷原さんから学ぶことがあまりに多くて、自分ももっと広い視野を持って、広い心でいるべきだなと毎日思います。

立本:「めざまし8」本当に爽やかだよね。谷原さんがまずシュッとしていて爽やかだし、そこに西岡(孝洋)さん、倉田(大誠)さん。なんかスラッとしすぎてないですか!?

井上:わかります。女性陣も皆美しいんですよ。

立本:本当に違う世界になったなと思います。「とくダネ!」イズムはもちろんあるのですが、とにかく爽やか。「とくダネ!」は爽やかではなかったかもしれないですが(笑)、小倉(智昭)さんからは本当に数え切れないほどのことを学ばせていただきました。

井上:1つ教えてください!

立本信吾アナウンサー (C)モデルプレス
立本:あんなに周りのことを見ている方はいないです。そういう感じをあまり出さないのですが、ちょっとした変化や細かいことにも気づいている。

僕も最初の頃はやっぱり緊張でプレゼンが硬くなっていて、スタッフには「初回から馴染んでいるな」と言われたのですが、小倉さんは、OA終わりのスタジオで僕とすれ違うときに「酒飲みながらやっている感じでやればいいから」と肩を叩いて去っていかれて。僕の緊張を見抜いていたんですよね。僕だけじゃなくて皆さんにそういう気遣いをされている方なんです。

永島:「めざまし8」のメーンを担当することが決まった時、小倉さんとお話する時間を作っていただいたのですが、「新番組が始まる時に一番大事にしなければいけないことは何でしょうか?」と聞いたところ「スタッフを大事にしなさい」と。その言葉から、小倉さんが「とくダネ!」スタッフを愛して22年間作ってきたのだという歴史をすごく感じました。

立本:そうだよね。22年間続いた「とくダネ!」を担当していたスタッフがフジテレビの他の情報番組だけでなく、他局に行かれることもあるから、これまで本当に多くのスタッフが小倉さんと一緒にお仕事をしているんです。

アナウンサーだけではなく、フジの社員もたくさんお世話になっていて。僕も「とくダネ!」に入る前、一緒に仕事をしたスタッフに「小倉さんはどんな方ですか?」と聞いたことがあるのですが「『とくダネ!』は学校だよ。小倉さんは先生。OBたちが活躍してまた帰ってきたりする」と話してくれました。人を育てて送り出すことができる方なんですよね。

永島:正直私にはまだまだ周りを気遣う余裕はないのですが、その言葉だけは心に留めて毎日生放送に臨みたいと思っています。

立本:でも難しいよね。さっきも話したけど、武器を持って一緒に闘う仲間だから、仲良くなるけど意見がぶつかる時もある。でもぶつかることを避けると良いものができなくなるから。永島さんももう少ししたらそういう時期が来ると思うよ。

立本アナ、13年目の新境地「アナウンサー人生は“浅く広い”」

井上清華アナウンサー、立本信吾アナウンサー、永島優美アナウンサー (C)モデルプレス
永島:立本さんは「Live News days」どうですか?

立本:さっき永島さんが「使う筋肉が違う」と話していたけど、僕も本当にそう。お昼のニュースは一番原稿が来ない時間帯と聞いていましたが、番組のOAが始まってから原稿が届く中でニュースを理解して間違えずに読む緊張感。台本を忘れても気づかないくらいのフリートークの世界でやっていた僕が、記者さんたちが書いた一文字一文字に意味がある原稿をちゃんと理解して伝えないといけない。本当に全然違う筋肉を使っていますね。

永島:やっぱり緊張感が違う?

立本:全然違うね。どちらかと言うと得意な分野じゃないから、すごく緊張する。13年目になりますが、いわゆる報道番組でニュースをしっかり読むのは初めてですし、すごい筋肉痛が来そうだなと思っています(笑)。

永島:全然そんなふうに見えないです。

立本:いやいや。隣にいる島田(彩夏)さんのおかげ。島田姐さんは実はとてもおもしろい方なので、始まる前に「立本。自分のケツは自分で拭けよ」と言われたんですよ。それもめちゃくちゃ男前に言われました。

永島:そう言いながら何かあったら絶対助けてくれるのが島田さんですよね(笑)。

立本:そう!もうすでに3回くらい拭いてもらっているよ(笑)。

井上:(笑)。原稿ってどのくらい前に来るんですか?

立本:10分、15分前くらいかな。初見の原稿を決まった尺で読むギリギリの世界(笑)。でも、可能な限り原稿は全て生かしたいと思う。記者が取ってきた一番新鮮な情報をひとつも落とさず伝えたいから。原稿の一言一句に魂がこもっているので、ミスが許されないという緊張感が今までで一番あるかもしれない。

永島:島田さんとの阿吽の呼吸というか、チームワークもすごく大事ですよね。

立本信吾アナウンサー (C)モデルプレス
立本信吾アナウンサー (C)モデルプレス
立本:そうだね。例えば、最後のお天気コーナーは決められた尺の中でも少し余裕がありますが、島田さんが「そうなんですね!」とかちょっとずつコメントを入れてくるんですよ。そんなに相槌打たれたら尺内に全部入らないから!って思うけれど、島田さんは楽しそうで。そのくらい心の余裕を持てということなんだと思いますが、僕は内心すごく焦っています。

井上:放送を見て相槌の打ち方を参考にさせてもらっているのですが、あれは楽しんでいるんですね。

立本:もしくは僕を試しているのかも(笑)。

永島:立本さんは実況もプレゼンも経験されていて、なんでもできる方だと思っていました。13年目の立本さんでも新しい挑戦があったんですね。

立本:僕もびっくりしたよ。もうないでしょう、と思っていましたから(笑)。僕らのアナウンサー人生は“浅く広い”んですよ。僕もほぼ全てのジャンルを経験してきていて、唯一なかったのがストレートニュース。そこをやると言われた時「あ、そこがあったか…」と。逆に一番苦手なところでもあったので、毎日緊張しながらやっていますね。

井上:立本さんの年次になっても緊張するんだと思うと、安心しますね。私も頑張ります!

― 楽しいお話をありがとうございました!

(modelpress編集部)

立本信吾(たてもと・しんご)プロフィール

立本信吾アナウンサー (C)モデルプレス
立本信吾アナウンサー (C)モデルプレス
生年月日:1986年3月8日/出身地:京都府/出身大学:慶應義塾大学/血液型:A型/入社年:2009年

<担当番組>
FNN Live News days(月~金、11時30分~11時55分)
みんなのKEIBA(毎週日曜、15時~16時)
各種スポーツ中継

永島優美(ながしま・ゆうみ)プロフィール

永島優美アナウンサー (C)モデルプレス
永島優美アナウンサー (C)モデルプレス
生年月日:1991年11月23日/出身地:兵庫県/出身大学:関西学院大学/血液型:A型/入社年:2014年

<担当番組>
めざまし8(月~金、あさ8時~9時50分)
ジャンクSPORTS(毎週日曜、19時~20時)

井上清華(いのうえ・せいか)プロフィール

井上清華アナウンサー (C)モデルプレス
井上清華アナウンサー (C)モデルプレス
生年月日:1995年4月23日/出身地:福岡県/出身大学:青山学院大学/血液型:B型/入社年:2018年

<担当番組>
めざましテレビ(月~金、あさ5時25分~8時)
世界法廷ミステリー

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