「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』トップバッターは宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス

<女子アナの“素”っぴん>宮澤智アナのターニングポイント、自身最大の失敗から心に決めたこと 「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載

2017.11.16 17:00
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「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』―――― Vol.1~2は2012年入社の宮澤智(みやざわとも・27)アナウンサー。

「才色兼備」と呼ばれる彼女たちも一人の女性。テレビ画面から離れたところでは、失敗して泣いていたり、悔しくて眠れなかったり、自分の居場所に悩んでいたり…。それでも気持ちを落ち着かせて、どうしたら視聴者に楽しんでもらえるのか、不快感を与えないのか、きちんと物事を伝えられるのか、そんなことを考えながら必死に努力をしている。本連載ではテレビには映らない女性アナの“素”(=等身大の姿)を2本のインタビューで見せていく。前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。

――――記念すべきトップバッターは宮澤アナ。※後編(Vol.2)は12月1日に配信予定。

この秋、新たな顔に挑戦中

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤アナは朝の情報番組『めざましテレビ アクア』(月~金曜 前4:00)で月曜・木曜・金曜のメーンキャスターを務め、『スポーツLIFE HERO’S』の土曜MCを担当(毎週土曜 深24:35)、さらに10月からは新番組『Tune』(毎週金曜 深26:25)で初の単独レギュラーMCに挑戦中。これまで『すぽると!』をはじめ、リオデジャネイロ五輪中継など主にスポーツ番組で活躍してきた彼女が、自身初の音楽番組で新たな顔を見せている。

宮澤アナ史上最大の失敗

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
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― アナウンサーになって一番つらかったことから教えてください。

宮澤アナ:はい、生放送をずっと担当しているので、噛んでしまった、言い間違えてしまった、尺を管理できなかった、という失敗や反省は毎日のようにあって、そのたびに落ち込むことも多いです。そのなかで一番印象に残っているというか、一番悔しくてしかたなかったのが、『すぽると』での出来事。3年目でしたが、スタジオで起こった些細な出来事で笑いのツボに入ってしまって…。でも現実にはまったく笑えない話、原稿を笑いながら読んでしまったことは一生忘れることはできないですし、一生忘れてはいけない自分の失敗だと思っています。

― その時、番組のスタッフさん、先輩や上司の方からはどんなことを言われましたか?

宮澤アナ:番組の編集長に、あれは放送事故でもおかしくないほどのことだから自分自身でどういうことだったのかきちんと考えなさい、と言われました。でも怒鳴られるとかはなかったんです。本当に淡々と一言…それが逆につらくて。ガツンと怒っていただければ少しは気が楽になったのかもしれないのですが、そうではなかった。どれほどあり得ないことをしたのか自分自身でしっかり考えなさい、ということだったのかなって思います。

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
― 宮澤さんはそれをきっかけになにか変わりましたか?

宮澤アナ:視聴者の方に不快な思いをさせてしまった、番組のスタッフさんを裏切ってしまった、番組の看板に傷をつけてしまった、それがどういうことなのかを必死に考えました。自分のなかで噛みしめて消化するまで何回も何回も反省して、もう二度とこのようなことを起こさないようにしようと心に決めました。

― それからは同じようなことはないですか?

宮澤アナ:ないです。あってはいけないと思います。

― 誰でも失敗はあると思うんです。でもずっと下を向いてもいられない。それは私もそうですし、多くの女性も経験することだと思います。アナウンサーの方々はどんなことがあってもテレビを通して姿を見せないといけないわけですが、どのように気持ちをポジティブに切り替えていますか?

宮澤アナ:もともと私はすごくマイナス思考というか考え込んでしまうタイプで…。まぁいいや、と言えるのが一番いいとは思うんですけど、それがなかなかできない。やっぱり大きい失敗をすると、ずっと考えて考えて引きずってしまう。私の場合、その性格は変えられないので、より多くの時間を使って、次はどうしたら失敗しないのかをいろんな角度から考えて消化しています。あとまだ消化しきれていないのにカメラの前に立つ時は「大丈夫、きっと上手くいく」「私に悩みはない」と言い聞かせて乗り越えるようにしています。

偉大な先輩の功績に「ずっと悩んでいました」

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
― アナウンサーは芸能人ではないとはいえ、番組に起用される、されないということがある以上、周りと比較されることも多いと思います。そのなかで悩みや葛藤はありますか?

宮澤アナ:はい、すごくあります。まず『すぽると』に就かせていただいた時は、それまで担当していた方々に内田恭子さんや本田朋子さんがいらっしゃって、そして私は平井理央さんの卒業と入れ替わりで入ったので、最初は落ち込むことも本当に多かったです。平井さんの人気もそうですし、偉大さが…インタビュー技術だったり、ナレーション技術だったりが全然及ばない。それはやっぱり比べられましたし、スタッフさんもずっと平井さんとやってきているので、残念と思われていると感じることもありました(苦笑い)。しかたのないことなんですけど、それはずっと悩んでいました。

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
― それはどのように自分のなかで気持ちの整理をしていったんですか?

宮澤アナ:どう頑張っても平井さんにはなれない、自分のありのままで勝負していくしかない、自分のありのままってなんだ?勉強してそのすべてを出しきれなくても一生懸命やること?そうすれば頑張ってるなと思ってもらえるかな?じゃあ自分にはそれしかない、って自分に何度も何度も繰り返して言い聞かせていました。あと同期が久代萌美アナウンサーなんですけど、私と真逆で本当に太陽みたいな性格。常にポジティブで、周りに人がたくさん集まっているような子なので、ずっと羨ましいなと思っていました。私がどう頑張っても上手くできないことを、萌美はさらっとできてしまう。どうやったら萌美になれるかなとかそういうこともずっと考えていましたね。

ターニングポイントになった出来事

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
― さきほどの大きな失敗も、宮澤さんを変えた一つの出来事だと思いますが、宮澤さんにとってアナウンサーの仕事にやりがいを見いだせた瞬間や、ターニングポイントになったと言えるエピソードがあれば教えてください。

宮澤アナ:入社してからスポーツ番組をずっとやらせていただいているのですが、2013年ですね、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスが初めてリーグ優勝をした時、私もビールかけに入ることになりました。初めてのビールかけということで、自分のなかではありますが、それまでとは比べられないほど準備をしたんです。どの選手が来ても大丈夫なように顔と名前を一致させるところから、シーズン中の活躍をまとめて頭に入れるところまで。

そして当日を迎えたのですが、急きょ生中継になってしまったんです。通常はオンエアの前にビールかけが行われているので、収録して編集してオンエアに乗せるという流れなんですけど、その日は試合時間の関係で生中継。次から次へと間をあけずに一人でも多くの選手のインタビューを撮りたいなかで、誰も捕まらない時間ができてしまって。その時、ちょうど私の斜め後ろにいた選手が自ら来て下さったのです。突然の流れで、しかもビールかけなので選手の方は帽子をかぶりゴーグルもつけていて。同時テロップを出さないといけないスタッフさんが、この選手は誰だ、ってなったそうなんです。

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
でも私は事前に選手の特徴を覚えていたので「○○選手、おめでとうございます」という導入から「今シーズンではこういう活躍がありましたね」と質問までできて。あの時は番組のスタッフさんに初めてと言っていいくらい、助かった、良い仕事をした、と褒めていただけて。その時、初めて自信を持てたんです。私がスポーツキャスターをやっていく上で、大きなターニングポイントになったのは間違いありません。

― 素敵なお話です。

宮澤アナ:本当にそれがきっかけで一つ自信を持てたからか、それ以降インタビューをするにしても生放送に臨むにしても、ちょっと顔つきが変わったね、って言っていただけるようになりました。

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
― 事前の準備を入念に行ったことが今に繋がっているんですね。アナウンサーの方々ってやっぱりテレビで見えているのは本当に一部分でしかなくて、裏では血の滲むような努力を日々していると思うんです。ご自身の口でそれを明かすのははばかれるとは思うのですが、常に結果を出すために意識していることはありますか?

宮澤アナ:古舘伊知郎さんが、準備が8割、本番が2割、とおっしゃっていて、とある実況アナウンサーは、100準備して1出せればいい、というほど準備を大切にされていると聞いたことがあるんです。『めざましテレビ アクア』だと、打ち合わせが夜中の3時に始まってオンエアは4時から、オンエア前にスポーツ紙を全部読んで、オンエア後は一般紙を読む。10月から始まった音楽番組『Tune』だと、過去のライブ映像から出演したバラエティ番組などできる限り目を通して、ノートに書き出しています。昨年、リオオリンピックに行かせていただいた時は、100日前くらいからリオオリンピックに関する記事を毎日コピーしてノートに貼るという作業をしていました。

宮澤アナの“夢を叶える秘訣”

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
― これからの展望をお聞かせください。

宮澤:自分の個性がなんなのか、正直まだわかっていないのですが、最近、もっと殻を破っていいよ、素の宮澤が面白いからそのままでやっていいよ、という声をいただくことが多くて。今まではどうしたらちゃんとしたアナウンサーになれるのかなとか、自ら型にはまりにいって良い子になろうとか、そういう意識が強かったんですけど、そうではなくて「ありのままでいいんだ」って思えるようになってきたので、もう少し素を出せていけたらいいのかなと思っています。ネガティブなところは出さないようにしないといけないんですけど…(苦笑い)。

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
― モデルプレス読者には夢を叶えたいと頑張っている女の子がたくさんいます。宮澤さん自身もまだなにかに向かって全力で走り続けているところだとは思いますが、これまで様々な経験をしてきた宮澤さんが思う“夢を叶える秘訣”はなんでしょうか?

宮澤:一つは夢中になること、もう一つは自分に自信を持つことです。私がアナウンサーになりたいと思ったきっかけはコンプレックスからでした。高校生の時、英語の授業で初めて自分の声を録音して聞いたんです。そうしたらあまりにも自分の声が幼稚というか、鼻声というか、それに衝撃を受けて、自分の声が大嫌いになってしまって。もともと人前で喋るのも苦手でしたし、でも苦手だったから克服したくて、大学で放送研究会というサークルに入りました。

そこでアナウンサーを目指している人たちを見て、この人たちはなんて楽しそうに喋っているんだろう、私もこんな風になりたい、と強く思ったんです。そこからは積極的に人前で話そうと一生懸命になって、いろんな原稿をたくさん読むことにどんどん夢中になっていきました。やがて就職活動の時期がきて、大学時代に夢中になったことってなんだろう、と思い返したら“アナウンス”だったんです。

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
大学生活でこれだけ夢中になれたことをこのまま仕事にしたい。アナウンサーだったらずっと苦手を克服していける、なりたい自分に近づける、そう思って今も続けていられるので、夢中になること、ってすごく大切だなって思います。もう一つの自信を持つこと、これは私の場合、さきほどの楽天が優勝した時のビールかけで学んだこと。なにか一つでも自分に自信が持てると、人って本当に変われるんだなと思いました。

― ありがとうございました。

※後編は12月1日(金)配信予定。宮澤アナが大切にする「5つの法則」を語る。

宮澤アナのとある一日

深夜未明:出社~着替え・メイクなど準備

午前2時半、アクアの日の一日はここから始まります。(提供写真)
午前2時半、アクアの日の一日はここから始まります。(提供写真)
メイク完了!打ち合わせに行ってきます!(提供写真)
メイク完了!打ち合わせに行ってきます!(提供写真)
午前3時:めざましテレビアクア打合せ

オンエア前、スポーツ紙全紙に目を通します。(提供写真)
オンエア前、スポーツ紙全紙に目を通します。(提供写真)
午前4時:オンエアスタート

午前5時25分:オンエア終了~反省会など

午前5時半、オンエア終了!ちょっとした解放感があります。(提供写真)
午前5時半、オンエア終了!ちょっとした解放感があります。(提供写真)
午前8時まで:デスクワーク 調べ物や各種書類申請

<次の仕事まで一時帰宅、仮眠>

午後2時:Tuneスタジオ入り~メイク・打合せ・収録

午後6時:収録終了~帰宅

(modelpress編集部)

宮澤智(みやざわ・とも)プロフィール

宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
宮澤智アナウンサー(C)モデルプレス
生年月日:1990年3月1日/出身地:埼玉県/出身大学:早稲田大学/血液型:O型/入社年:2012年/趣味:映画鑑賞、スポーツ観戦、散歩

<担当番組>

めざましテレビ アクア(月・木・金)
Tune(金・深夜)
スポーツLIFE HERO’S(土)
私の職レポ(日)ナレーション
BSフジニュース(火)

スポーツ局の制作作業卓回りには、こんなにたくさんのテレビが!野球、サッカー、様々なスポーツをリアルタイムで同時にチェックできます。(提供写真)
スポーツ局の制作作業卓回りには、こんなにたくさんのテレビが!野球、サッカー、様々なスポーツをリアルタイムで同時にチェックできます。(提供写真)
(提供写真)
オンエア前の打ち合わせ、原稿の読み合わせはしっかりと行います。(提供写真)
オンエア前の打ち合わせ、原稿の読み合わせはしっかりと行います。(提供写真)
事前にナレーションを録る時は、ナレーションブースで、こんな風に録ります。(提供写真)
事前にナレーションを録る時は、ナレーションブースで、こんな風に録ります。(提供写真)

「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2018 Colorfuldays」概要

2018年フジテレビ女性アナウンサーカレンダー(C)フジテレビ 撮影:横山翔平(t.cube)
2018年フジテレビ女性アナウンサーカレンダー(C)フジテレビ 撮影:横山翔平(t.cube)
月ごとに「色」を設定した彩り豊かな作品。新美有加アナや若手男性アナたちが完全プロデュースし、普段見ることができない表情や衣装に身を包んだ19人の女性アナウンサーたちが登場する。

出演アナウンサー:内田嶺衣奈、海老原優香、小澤陽子、久慈暁子、久代萌美、鈴木唯、竹内友佳、堤礼実、椿原慶子、永尾亜子、永島優美、新美有加、松村未央、三上真奈、三田友梨佳、宮澤智、宮司愛海、山崎夕貴、山中章子(五十音順)
仕様:A3変型判(縦425mm×横30mm)
発売日:9月29日

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