松田龍平、実家暮らしの“ひきこもり男”に 主演ドラマで「モヒカン故郷に帰る」沖田修一監督と7年ぶりタッグ<0.5の男>
2023.02.16 05:00
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俳優の松田龍平が、沖田修一が監督・脚本を務める初夏放送・配信スタートのWOWOWオリジナル脚本ドラマ「連続ドラマW 0.5の男」で主演を務めることが決定。主演の松田と沖田監督のタッグは、2016年公開の映画「モヒカン故郷に帰る」以来7年ぶりとなる。
沖田修一監督作「0.5の男」
実家暮らしの40歳のひきこもり男が、家の建て替えをきっかけに、妹家族と2.5世帯住宅に住むことに。これまで、自由気ままでストレスフリーな生活を謳歌していたが、暮らしが一変。否応なしに家族のゴタゴタに巻き込まれ、外の世界に放り出され、少しずつ新しい自分になってゆく。新時代の家族の姿を、温かな目線で描くホームドラマとなっている。80代の親世代が、50代のひきこもりの子供を抱える家庭が増えており、現在では中高年のひきこもりの人数が全国で60万人を超え「8050問題」と言われる深刻な問題に。まさに「8050問題」前夜の主人公が、親世帯と子世帯が一緒に暮らす2世帯住宅に、子世帯の単身のきょうだいが1人加わった2.5世帯住宅に同居するところから物語が始まる。家族のこのはみ出し者の“0.5の男”が「8050問題」などそっちのけでマイペースに暮らす中、妹家族との共同生活、親の老い、新しい出会い、そして過去の出来事との向き合いなどを経て、変わることを余儀なくされ、少しずつ人と関わる生活を取り戻していく。
松田龍平、主演決定
この主人公・立花雅治役を演じるのは松田。雅治は、とある時期から実家にひきこもったままの40歳。日夜オンラインゲームに勤しみ、母の作り置きご飯で腹を満たし、誰にも気持ちを乱されることなく、平穏な暮らしを謳歌するある意味では幸せな男。そんな男が、環境の変化に晒された時に、何を思い、何を感じるのか。「身近にこんな人がいるかもしれない」と思わせるような、自然体の松田の演技が冴えわたる。そして、映画「南極料理人(2009年)、「キツツキと雨」(2012年)、「横道世之介」(2013年)、「さかなのこ」(2022年)などを手掛け、人間の機微をユーモラスに描くことで定評のある沖田が、笑って泣ける家族の物語をお届けする。(modelpress編集部)
松田龍平コメント
ドラマ「0.5の男」でその0.5を演じました。2世帯住宅に0.5を足すと2.5世帯です。家族の形は様々ありますが、その中でも2.5世帯の魅力がたっぷりと仕上がってます。0.5って必要?と思ったりもしますが、意外と役に立ったりもします。それぞれの思いが渦巻く2.5世帯の家族のドラマをぜひご覧ください。監督・沖田修一コメント
2.5世帯のホームドラマということで、なんのことだかわからないと思いますが、要するに、2世帯の家に、もう1人、単身者がいるということです。その0.5は、家では、おできのような扱いを受け、40歳だというのに、ずっとゲームばかりして暮らしています。親がいるので安心です。ご飯もあります。1人は気楽で、ゲーム内には友達がいるし、寂しくありません。でも、そうなられる方は心配で、ひたすら祈るばかりです。今、どこかにありそうなこの家族のドラマを、松田さんと共に撮影できる幸せを感じ、ニヤニヤしながら、撮影させていただきました。皆様に、0.5の男を、このおかしな家族を、笑ったり泣いたりしながら、観てもらえたら嬉しいです。
第1話あらすじ
古くなった実家を2世帯住宅に建て替えることを決めた立花家。拘りの強い妹と母の間で、ひきこもりの兄・雅治(松田龍平)の居住スペースが問題の種に。これを機にいっそ自立すれば良いのではないか?と父。いや、無理はさせたくないと擁護する母。兄の部屋を失くして玄関を2つにしたいと自分勝手な主張を繰り出す妹。話し合いがまとまらない中、ハウスメーカーの営業マンの説得により何とか2.5世帯住宅建設に向けて歩みだす。そうして始まる新生活。ゲームの世界ではカリスマと崇められている雅治だが、妹には「暇なんだから家事を手伝え」、中学生になるお年頃の姪には「キモい」と拒絶され、仕事をしていない“0.5”の存在の雅治の居場所はありそうになく…。
【Not Sponsored 記事】
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