「いつも私から連絡してる気がする」と送ったら→彼が送信履歴を遡って出した結論に黙った
ふと気づいた金曜の夜
ベッドの上でぼんやりスマホを眺めていました。彼とのトーク画面を上にスクロールすると、自分の吹き出しと相手の吹き出しが交互に並んでいます。
けれど、よく見ると一日の最初は、私が話しかけている吹き出しばかりが続いていたのです。
今週の月曜も、火曜も、水曜も。「お疲れ様」「今日こんなことあったよ」「明日何時ごろ寝る?」全部、私からです。彼の返信はその下に短くついているだけ。
考え始めると止まらなくなって、思わず「いつも私から連絡してる気がする」と打って送ってしまいました。送ったあと、少し言いすぎたかなと不安になりました。
彼が出してきた数字
30分ほど待っても返事はきませんでした。やっぱり機嫌を損ねたのかもしれない。そう思いかけたとき、画面に「ちょっと待って、見てみる」と通知が来たのです。何を見るのだろう、と画面を見つめました。
さらに15分後。彼から届いたのは、こんな返信でした。「先月、俺から38件、君から41件。半々だよ」
半々。たしかに数字だけ見れば、そうなのかもしれません。でも私が伝えたかったのは、そういうことじゃなかったはずなのです。
件数では測れないもの
スマホを置いて、天井を見上げました。それから少し時間を置いて、もう一度トーク画面を遡りました。彼から届いた返信を、上から順に確かめていきます。
「了解」「OK」「いいよ」「うん」「わかった」短い言葉が、ずらりと並んでいました。私はそのたびに、彼の返事を引き出そうとして、また新しい話題を打ち込んでいたのです。
件数が半々になるのは、私が同じくらい話しかけ続けていたからではなく、私が話を広げ続けて、彼が短く受け止めてきた結果だったのだと、ようやくわかりました。
そして...
結局、その夜は何も返事をしませんでした。何を返せばいいのか、自分でもわからなかったからです。
翌朝、目が覚めた私は、いつも通り「おはよう」と送りました。少しして、彼から「おはよう」と返ってきます。それだけでした。昨日のメッセージについては、ひと言も触れずに。
きっと私は明日も明後日も、この人に話しかけ続けるのだと思います。それでも、私が欲しかったのは件数の対等じゃなかったのだと、あの夜の沈黙だけは、忘れずにおこうと思いました。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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