s**t kingz、わずか1秒採用でも“振付料”は1曲分 K-POP事情を赤裸々告白

2024.02.29 18:11 views

ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingz（シットキングス）が28日、5人組男性アーティスト・Da-iCEの冠番組「Da-iCE Lab」（読み：ダイスラボ／日本テレビ／毎週水曜24時59分～）に出演。K-POPの振付事情について赤裸々に明かした。

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s**t kingz、K-POP振付事情明かす

Da-iCEなど日本のダンス・ボーカルグループだけでなく、BLACKPINKやEXOといったK-POPアーティストまで数多くのアーティストに振付を提供してきたs**t kingz。日本とK-POPでの振付の違いを聞かれたOguri（オグリ）は「オファー自体はそんなに変わらなくてその後そのまま振付が使われないみたいなのはよくある」と、アーティスト側が複数のコレオグラファーへ同時にオファーし、集まった振付を少しずつ組み合わせて1曲の振付にするというパターンが多いと説明した。

例として、shoji（ショウジ）はBLACKPINKの楽曲について「サビの前半部分を使っていただいたので、サビ使っていただけると『振付しました』って言えます」と公表しているとした一方で、「本当に2カウントとか2秒、1秒とかしか使われないこともある。MV見ていて『え？今の一瞬あったよね？s**t kingzいたよね？』と。尺に応じては『振付しました』と公表していない作品もあります」と、わずかしか採用されなかった作品で公表していないものは多くあると明かした。

さらに、Da-iCEの花村想太が「それは1曲分のお金をいただけるんですか？」と採用されたのがわずかであっても振付料は変わらないのかと聞くと「そう」と頷いたs**t kingz。思わず花村は「お金持ちすぎひん？」、岩岡は「予算が違うんだね」と、K-POPの振付事情に驚きを隠せない様子だった。

s**t kingz、振付の印税システムについて私見

また放送では、作詞・作曲には著作権や印税が発生するが、振付にはそれらがないという話題に。shojiは「印税のシステムというものの考え方は、僕たちの世代というよりもこれからの若い世代のダンサーたちのためにもう少ししっかり考えて向き合っていかないといけない」と現状を危惧した。

「法律的な問題だったり色んな問題があって簡単にクリアできるものではない」と伝えながらも、権利として守られながらオマージュできる歌詞やメロディーと同じように「制度として存在していれば皆が自由に楽しむことができるはずなので未来のために色んなシステムを作っていくのは今の世代の振付師たちが取り組んでいかないといけないなというのは感じています」と率直な意見を述べていた。（modelpress編集部）