「有吉の壁」カベデミー賞、映画化決定 パンサー・空気階段ら“完全ムチャぶり”記者会見の全貌
2022.04.06 21:00
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日本テレビ系バラエティ番組「有吉の壁」(毎週水曜よる7時~)の人気企画のひとつ「スピーチの壁を越えろ!日本カベデミー賞」が、まさかの映画化。「有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE」として6月11日、12日に全国各地の映画館で上映することが決定した。6日放送の「有吉の壁 3年目の壁を越えろ!2時間SP」で放送された「スピーチの壁を越えろ!第4回日本カベデミー賞」のラストにサプライズで発表された。ここでは、ロケ直後の記者会見の様子もお届けする。
「有吉の壁」カベデミー賞がまさかの映画化
「日本カベデミー賞」は芸人が架空の作品・架空の俳優女優になりきって、有吉弘行からのムチャぶりスピーチに即興で対応する年に1度の恐怖の企画。第1回カベデミー賞(2020年5月6日OA)は月間ギャラクシー賞を受賞するなどファンから絶大な人気を誇る。ノミネートされた出演者らは、MCの有吉から次々飛んでくる「どんな作品?」「大変だったことは?」「名セリフは?」などの質問に答えていき、共演者同士のまさかの展開や、有吉からのムチャぶりに冷や汗が止まらない芸人たちが毎回続出。それぞれの部門から「最優秀」に選ばれた出演者には、イマイチだと電流が流れるトロフィーを手に即興での受賞スピーチが待っている。
映画では、本家のパロディとして「最優秀助演男優賞」「最優秀助演女優賞」「最優秀主演女優賞」「最優秀主演男優賞」の全4部門で構成される架空の作品を、受賞芸人による監督脚本で映画を制作。架空の作品、架空の俳優だったはずが、それをそのまま映画にすることが芸人へ完全サプライズで発表された。即興で答えた内容を実際に映画化ということで、2ヶ月で公開に間に合わせる完全ムチャぶりから生まれる完全ムチャぶりムービーとなる。
パンサー・友近・空気階段・トム・ブラウンが困惑
「第4回日本カベデミー賞」では「ドライブ・アイ・サー」で伊藤未満、田中以上(トム・ブラウンみちお)が最優秀助演女優賞を、「万引き裸族」でリリー・素寒貧 (読み:すかんぴん 空気階段鈴木もぐら)が最優秀助演男優賞を、「秋定麗子物語」で辛島サトリ(友近)が最優秀主演女優賞を、「真っ裸」でカールスゴーイー石井(パンサー尾形貴弘)が最優秀主演男優賞を受賞。授賞式を終え、有吉からの様々なムチャぶりを受け、一息ついた壁芸人たちの前のスクリーンに「日本カベデミー賞受賞作品映画化決定」の文字がでかでかと映し出され司会の佐藤栞里からアナウンスされると「え~!」「どういうこと!?」と困惑の声が殺到。
有吉から「もう作品出ていらっしゃるんですもんね。それが全国の映画館で流れるということです」とさらに説明されるも、まだ1カットも撮影していない状況を受け、芸人たちは冷や汗。友近は「さっき挨拶で(ラブシーンにおいて)前貼りつけなかったって(言っちゃった)」と打ち明け笑いを誘い、尾形は「やるからには精一杯やっていきたいと思います!」と前向きに意気込んだ。
そのまま出演するトム・ブラウン(みちお、布川ひろき)、空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)、友近、パンサー(尾形貴弘、向井慧、菅良太郎)は記者会見会場へ。会見の司会役には「有吉の壁」大ファンの水卜麻美アナウンサーがスタンバイし、金屏風に多数の取材陣が集まった厳かな会見場に入るやいなやフラッシュを浴びた芸人たちは「ええ~!」「ミトちゃん!?」「すごいなあ」と本格的な記者会見にただただ驚いていた。
さらに会見後にそのまま脚本打ち合わせに入ると告げられるとうなだれ、「帰りたい、帰りたいよ~」と嘆いていた。
「カベデミー賞」興行収入2兆を宣言?
※会見では俳優の設定ではなく、芸人本人として回答。― 皆様それぞれ想いを持って映画を撮られたと思いますが、改めて今のお気持ちをお聞かせ下さい。
芸人一同:想い…!?
みちお:え~?あの~、とっても面白い映画を作っておりますので。
向井:作ってないよ(笑)!
鈴木:何も始まってない(笑)。
一同:(笑)。
みちお:あんまり横からごちゃごちゃ言われちゃうとムカついちゃいますよ?今映画がとても良い感じで制作が進んでいますので、ぜひ会場に足をお運び下さい。
(ホラ吹く原愛役の)布川:助演女優賞ということで一応僕が主演になるので。
一同:(笑)。
布川:そこが今ちょっと不安なんですけど面白くなるように頑張ります。
みちお:今途中まで撮っているんですけど、卓球の球のスピード感とかすごく良い感じで撮れているのでスポーツ根性モノとしてもすごく良いと思います。
一同:「スポ根」!
みちお:あ、今そう言うんですか?ぜひ楽しいと思います。
鈴木:あそこで言ったことが映画化されるということで、本当にスッポンポンなので。
一同:「スポポン」(笑)。
鈴木:そうなんですけど(笑)、普通に流せるのかな?R指定とかも考えつつ、場合によっては全裸系がありますからR‐18とかになるかもしれないと思っています。あとは僕も助演男優賞なので、誰を主人公にするのかと今から考えようかなと思っています。
一般人の木村役の水川:僕は友達っていう設定なので何もすることがない。
鈴木:ワンシーンどっかで見切れます。それだけ予告しておきます。
― 現時点で壁メンバーも含め「この人に出て欲しい」という構想はありますか?
鈴木:本当に誰でも良いなら、(アーノルド)シュワルツェネッガー さんとか…元祖スッポンポンみたいなところあるじゃないですか?ターミネーターの状態で万引きするとか、その辺相談になりますね。
友近:もちろん今から秋定麗子さんを想像しながら。先程のスピーチではショートカットを一番最初にした人とか、シャンディーガフも彼女が作ったとか、言ったことは映像化したいなと。シャンディーガフを作るシーンは撮らなきゃ。あと恋愛のことも話しちゃったので「熱いラブシーンがあるんですよね」とか有吉さんが言うから「前貼りなしで挑みました」とか言っちゃったから(笑)。そこはストーリーもありながら男性キャストは絶対必要で、昔からずっといらっしゃる映画スターの方が良いですね。でも壁のメンバーもお芝居上手い人が多いですから。あとはジャズとかシャンソンを歌うシーンも入れてみたり。そういうエンターテイナーの映画が撮れたら良いなと思っています。
尾形:(前のめりに)やるからには明日にも撮りに行きたいです。
向井:すごい勢い(笑)。
尾形:もうクルーとも話したいし、脚本もしっかり構想あるんで!
― どんな感じですか?簡単で良いので教えていただけたら…
向井:さっきと同じ流れじゃねえか!
一同:(笑)。
尾形:観て下さい!興行収入をどんどんどんどん取りに行きますので「有吉の壁」に還元しますよ。いつも足引っ張っているので興行収入でやってやりますよ!
― 目標額も教えていただけたら。
尾形:…2兆!
向井:たっか!
― 2兆円目指して頑張って下さい!パンサーのお2人はいかがですか?
菅:企画が決まる前と明らかに(尾形の)気合が違いますから。ストーリーも自分で作るって言っていますから。一応授賞式の前にストーリーの共通認識が欲しかったから尾形に「こういうことで良いんですか?」って聞いたら「そんなこと俺に聞くな、俺だって分からねえ」って言ったんです。
一同:(笑)。
菅:でも今はもう気合が違うので期待して良いと思います。
向井:もちろんすごいことを尾形さんの力で掴み取ったという嬉しい気持ちが大半なんですけど、あの…4月から私事なんですけど朝のラジオが帯で始まって…(「パンサー向井の#ふらっと」)映画めんどくせーなってのが2割です!8割は楽しみです。
― ライバルとか意識する作品があれば教えて下さい。
みちお:それで言うと我々だけスポーツモノになってくるので汗という意味では「真っ裸」さんが近くなってくるのかなと。
布川:系統は近いかもですね。芸風も近めなので。
みちお:なるべく僕らは唯一毛色が違う感じで行けるかなと思うのでスポーツモノのちゃんとしたやつは追求したい。
尾形:僕はもう「007」とか海外作品を意識してるのでここはライバルだと思っていないですね!
鈴木:ここはもう手を取って仲間だと思っていますので、全裸で走るということで「ペプシマン」がライバルです。6月11日を境にその座を奪い取って「全裸で走る」といえば「万引き裸族」にしようと思います。
みちお:それでいうと松本大洋原作の「ピンポン」は超えたい。「ピンポン」に絶対音感は出て来ていないので超えるのは決まっているようなものだと思うのでぜひ確認してもらいたい。
友近:フランス映画みたいなのが良いと思いますし、でもやっぱり五社英雄監督。ワーになりすぎるのも違うので、エンターテインメントがそのまま映画になるような、そういうのが良いなと。そうなるとキョンシーですかね。
パンサー尾形貴弘、俳優業に意欲
― これが銀幕デビューになる方はいらっしゃるんですか?みちお:僕は主演で出たことがあるので、デビューではないですね。
布川:猟奇的殺人の犯罪者の役で出ています。
鈴木:僕らも主演といいますか、芸人役で出ています。
みちお:俺が出たやつの2で出てるんだよね。(「劇場版 ほんとうにあった怖い話 ~事故物件芸人」)2出そうと思ったのは1で俺らが良い感じだったから(ドヤ)。
鈴木:先輩のおかげで2を出させていただけた(笑)。ホラーは経験済みで夜の森とかも走っているんで。
水川:あとその映画1日で撮って1ヶ月で公開していたので、今回(スケジュール的に)あんまり怖くないです。
鈴木:そういう実例がありますから。あと監督に「こういうホラー映画とか撮るときにお参りとかしなくていいんですか?」って聞いたら「全然大丈夫ですよ」って言いながら監督速攻で車ぶつけていたので撮る場所に対しての敬意は持って撮影したいと思います。
友近:映画は出たことあります。でも自分が考えては初めてなので不安だけど楽しみです。
尾形:僕はちょうど一週間前にクランクアップで別の映画を撮ってきて、8年前に昼ドラの3番手(?)やっていますし、俳優としては全然自信があります(「碧の海~LONG SUMMER~」)!主役は初めてなので本当に良い芝居して、次の作品まで空かないようにしたいです。だから、8年前の演技が良くなかったのかもしれないですね。このカールスゴーイー石井役をきちっと演じてそこから月9とか色んな役をやってみたいですね。二枚目、三枚目でも。これが僕の名刺になるでしょう。
空気階段鈴木もぐら、役作りのため北海道を「全裸で走ってみようと…」
― どのような役作りをしようと考えていますか?みちお:俳優さんってどうしているんですかね?
― ここから卓球の練習もしていくんですか?
みちお:そうですよね。ほとんど卓球ができないので卓球教室とか行ってまずは10ラリーくらいノールックでできるようにならないと感情も分からないと思うので。あと絶対音感についてよく知らないで言っていて布川の奥さんが絶対音感あるらしいので絶対音感ってどういうものなんだというところから確認しながら台本も演技もやっていきたいです。あと6月公開ってことなんですけど僕ら単独ライブが5月から7月でもろ被っているのでどうするんだろうって思っています。
布川:どっちも来て欲しいですね。今のところ山形公演が300キャパくらいのところが17枚くらいしか売れていない。
向井:やめてよ~。絶対コケるじゃねえか、この映画(笑)!
― スクリーン抑えているんですけど大丈夫ですか(笑)?どちらもよろしくお願いします。
鈴木:明日から僕らも単独ライブで札幌に行くんですけど、奥さんの実家が札幌南区の真駒内ってあたりであの辺本当に夜になると人がいないので全裸で走ってみます。
― どうか検挙されないように(笑)。
鈴木:(かたまりは)パチンコ好きの役なのでパチンコに行ってもらわないとと思います。
水川:髪を緑に染めたりしてみようかなと思います。一瞬見切れたときにウケる形を模索しようかなと。
友近:偶然に私もコントライブツアー中で、愛媛だけ売れていないので、それもリアルにストーリーに入れ込んでいこうかなと。やっぱり月並みですけど甘いラブシーンもあるなら今から7キロくらい痩せたい。この体型の方がリアリティがあるかもしれないんですけど、私のイメージはもっとシュッとしている人なので体つきはちょっと骨が見えるくらいが良いかなと。私の秋定さんのイメージです。
菅:役作りも何も、見たことも聞いたこともないものを作るので早めに脚本を…(欲しい)
向井:監督の頭の中にしかないので。
尾形:髪を切ってもらいます。僕も伸ばします。(微妙な回答に会場からツッコミが飛ぶと逆ギレ)覚えてないもん、テンパっちゃって!こんなところ連れて来られて。
一同:(笑)。
「カベデミー賞」…「全米が泣いた」に次ぐキャッチフレーズとは?
― 映画といえば「全米が泣いた」みたいな宣伝キャッチフレーズがあると思うんですけど、こんなキャッチフレーズが良いというのはありますか?一同:(ざわつく)
向井:嫌なお題出した!
― 最高ですね。ありがとうございます。
菅:同期にライスというコンビがいるので、その2人が泣いたら「全米が泣いた」で嘘じゃないのでそれで。
友近:やっぱり仕上がりが分からないので保険の意味で「親御さんが泣いた」。
尾形:ポレポレ東中野ってありますよね。「東中野が泣いた」!
向井:うちはカールスゴーイー石井さんなので米米CLUBさんに観てもらって「全米米が泣いた」。
菅:怒られるって(笑)。
尾形:良いね~。
鈴木:お金の話でもあるので「財務省が泣いた」。
みちお:卓球の話なのでスピード感があって、ボールのスピードで目を追うだけでなるかなということで「眼球が乾いた」。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
作品概要
※撮影開始前のため、出演者は未定。他の壁芸人も続々参戦予定。最優秀助演女優賞
伊藤未満、田中以上 「ドライブ・アイ・サー」監督・脚本:みちお(トム・ブラウン)
卓球選手の“ホラ吹く原愛”は得意技の「ストレート打ちまーす」とホラを吹き、ドライブをかける技で快勝し「サー!」と喜ぶスタイルで順調に勝ち進んでいた。しかし、そこにライバルの絶対音感をもつ“伊藤未満、田中以上”が現れる。不思議な口癖女子たちの超卓球映画。
最優秀助演男優賞
リリー・素寒貧 「万引き裸族」監督・脚本:鈴木もぐら(空気階段)
裸で万引きをし、生活する男、リリー・素寒貧。なぜ彼は“裸で”万引きをするのか?これは、そんな彼の生活に迫った、ドキュメンタリー映画である。
最優秀主演女優賞
辛島サトリ「秋定麗子物語」監督・脚本:友近
1950年初期に16歳でデビュー。ジャズを愛し、ダンスを愛し、何より人間を愛する飾らない、大手事務所から独立した第一号の女優。様々なエンターテイメントを追求する。全てのパイオニアであった。女優・秋定麗子の生涯を映像化。
最優秀主演男優賞
カールスゴーイー石井「真っ裸」監督・脚本:尾形貴弘(パンサー)
10年ぶりに日本へ戻ってきた無事竜也(菅良太郎)演じる報道カメラマン。彼は久しぶりに再会した息子サラダ龍二(向井慧)に不思議なボールを見せ、8歳のころ「真っ裸」(尾形)を見たと話す。
【Not Sponsored 記事】
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