佐野勇斗、初共演・綾瀬はるかから学んだこと「素でやっている姿が天才」 こじらせ男子役で意識したポイントも【「ひとりでしにたい」インタビュー】
2025.06.20 07:00
views
6月21日スタートのNHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」(総合テレビ 毎週土曜夜10:00〜10:45※全6回)に出演する佐野勇斗(さの・はやと/27)にインタビュー。前編では役作りについてや、主演の綾瀬はるかから学んだことなどを聞いた。
綾瀬はるか主演「ひとりでしにたい」
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した漫画「ひとりでしにたい」。「死」と「笑い」の融合した類い希なる「笑って読める終活ギャグマンガ」と評されたカレー沢薫氏の原作を、主人公・山口鳴海役に綾瀬を迎え、大河ドラマ「青天を衝け」、連続テレビ小説「あさが来た」の大森美香氏による脚本でドラマ化する。佐野が演じるのは鳴海の同僚・那須田優弥。都庁から出向組のエリート。孤独死を恐れて急に婚活を始めた鳴海に対し「40歳手前で無料婚活アプリ登録しても男来なくないですか?」と煽るが、実は鳴海に好意をよせている“こじらせ男子”である。
佐野勇斗“こじらせ男子”の役作りとは
― 今作のオファーを受けた時の心境と、脚本の第一印象を教えてください。佐野:終活や独身としての生き方を描いている作品なので、最初は重たい話なのかなと思っていたのですが、面白くコメディタッチに扱っていて、原作はクスクス笑いながら読ませていただきました。そのうえで実際にどうやって演じようかと思いながら脚本を読んだのですが、大森さんも原作をリスペクトして脚本を作ってくださっていたので、あとは自分次第だなと思いました。
― 那須田は“こじらせ男子”ですが、不器用な感情表現について佐野さんご自身はどう感じますか?
佐野:感情表現はすごく難しくて、一言で言うと「嫌なやつだな」という第一印象でした。「そんな言い方しなくてもいいじゃん」って思っていたのですが、那須田にも色々思っていることがあるわけで。演じさせていただく上で1番意識したことは、目の輝きのなさというか、少し死んだような目をすることです。原作もそんな感じだったので。それと、実際に思っていることの可愛らしさとのギャップも大事にしたいと思っていました。
― 佐野さんは感情表現がストレートな方?
佐野:僕はストレートです。もちろん自分の中で整理・精査しますが、思っていることは結構ストレートに伝えるタイプです。
― “こじらせ男子感”を出すために意識したことはありますか?
佐野:今回は心の中で思っていることが多い役なので、表情と実際に言っていることのギャップは、より際立たせられるように意識しました。
― 佐野さん自身が「こじらせている」と思うことはありますか?
佐野:あまりないかもしれないです(笑)。好きも嫌いもはっきり言いますし、自分にも人にも正直かもしれないです。
― 天邪鬼でもない?
佐野:「忙しいですよね」って言われると「余裕です!」とかは言っちゃいます。強がりはあるかもしれないです(笑)。
佐野勇斗、初共演・綾瀬はるかから得た学び
― 初共演となった綾瀬さんの印象を教えてください。佐野:綾瀬さんは国民的と呼ばれる女優さんなので、僕も少し緊張感がありました。共演する前から「業界一肌が綺麗」「お茶目な方」とか綾瀬さんの噂を聞いていたので、実際どうなんだろうと思ってお会いしてみたら、とてもフランクな方で、綾瀬さんの人柄のおかげで時々タメ口を使ってしまうような関係性になれました。
― 一緒にダンスの練習をしていたそうですね!
佐野:僕は踊るシーンがないのですが、綾瀬さんにはあったので「一緒に覚えてよ」って(笑)。その場で数分かけて覚えて、一緒に踊りました。
― 綾瀬さんのダンスはいかがでしたか?
佐野:上手でした!「自信がない」と言っていましたが、器用なんだと思います。「私、走るの早いから!」とも言っていましたし(笑)。楽しかったです!親戚のお姉ちゃんみたいな感じでした!
― 今回の共演で綾瀬さんから学んだことを教えてください。
佐野:もちろんお芝居は素晴らしくて、表情とかもすごく繊細だなと思いましたが、やっぱり1番は人柄が勉強になりました。監督とも色々お話をされていて、もちろん人間なので意見が食い違うことはありますが、そういった時も「1回やってみようか。やってみてわかることもあるから」って良い空気にして現場を進めていくのが本当に上手で。「私やってます!」っていう感じが全くなくて、素でやっている姿が天才だなと。周りのスタッフさんとの距離感も近いし、どうすれば綾瀬さんみたいに育つのかなって。親御さんに今度インタビューを取りに行こうと思っています(笑)。
★後編では、苦戦したシーンや推しキャラ、自身の生き方などを語ってもらった。(modelpress編集部)
佐野勇斗(さの・はやと)プロフィール
1998年3月23日生まれ。愛知県・岡崎市出身。A型。2015年に映画「くちびるに歌を」で俳優デビュー。近年の主な出演作は「ドラゴン桜」(TBS/2021)、「真犯人フラグ」(NTV/2021)、「おとなりに銀河」(NHK/2023)、「マイダイアリー」(ABC/2024)、「トリリオンゲーム」シリーズ、「TOKYO MER」シリーズなど。NHK連続テレビ小説「おむすび」(2024-2025)にも出演し話題に。5人組ダンスボーカルグループ・M!LKのメンバーとしても活動しており、俳優・アーティストとして多方面で活躍中。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
佐野勇斗、今想像する人生の最期「後悔を1個でもなくせるように」終活ドラマで得た気づきとは【「ひとりでしにたい」インタビュー】モデルプレス
-
M!LK佐野勇斗、学生時代「モテました」抜群の運動神経明かすモデルプレス
-
M!LK佐野勇斗、SixTONESジェシー主演ミュージカルをお忍び観劇「こんなに笑ったの初めてです」モデルプレス
-
佐野勇斗、オールバックで雰囲気ガラリ インスピレーションを受けている“存在”明かす【ラルフ ローレン ザ ハンプトンズ ガーデン】モデルプレス
-
M!LK佐野勇斗、体調回復を報告「ご迷惑やご心配をおかけして本当にすみません」2日前のオンラインイベント欠席モデルプレス
-
M!LK佐野勇斗、イベント欠席報告「発熱による体調不良」モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
なにわ男子・大橋和也らLiKE LEGEND、自分が女の子だったら“推したい”メンバーは?5人のグループトーク事情も明らかに【「君がトクベツ」インタビュー連載Vol.10】モデルプレス
-
なにわ男子・大橋和也らLiKE LEGEND、奇跡の集結でトクベツな関係性に「ビジュイイじゃん」も飛び出す仲良し対談【「君がトクベツ」インタビュー連載Vol.9】モデルプレス
-
佐野勇斗、今想像する人生の最期「後悔を1個でもなくせるように」終活ドラマで得た気づきとは【「ひとりでしにたい」インタビュー】モデルプレス
-
15社からスカウト・ヘアメイク動画がTikTokで1000万回再生 透明感溢れる現役JK美女の乙華とは?憧れは出口夏希【注目の人物】モデルプレス
-
「バチェラー6」辻本菜々子、引きずったバチェラーの言葉 別れを覚悟した瞬間「わかりやすかった」【ネタバレインタビュー前編】モデルプレス
-
【6代目バチェラー久次米一輝インタビュー】ローズを渡す基準の変化、悩んだ場面を振り返るモデルプレス
-
もーりーしゅーと、2人で沖縄に来た思い出 家族旅行にもーりー不参加の理由とは?【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
「K-1 GIRLS 2025」櫻木はる、コンプレックスを武器に ファンも驚くスタイル変化の秘訣とは【「K-1 GIRLS 2025 × ミスモデルプレス オーディション」インタビュー】モデルプレス
-
MAZZEL・NAOYA、演技初挑戦に不安も魅力実感 なにわ男子・大橋和也の一言で「緊張が解けた」【「君がトクベツ」インタビュー連載Vol.8】モデルプレス