櫻坂46、改名から1年の節目に勝負 齋藤冬優花・幸阪茉里乃・武元唯衣の夢を叶える秘訣<モデルプレスインタビュー>
2021.10.14 17:00
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櫻坂46が10月13日に3rdシングル「流れ弾」をリリース。モデルプレスでは、齋藤冬優花(さいとう・ふゆか/23)、幸阪茉里乃(こうさか・まりの/18)、武元唯衣(たけもと・ゆい/19)にインタビューを実施し、撮影の裏話や、グループの変化などを聞いた。
1stシングル「Nobody’s fault」、2ndシングル「BAN」と同様に、表題曲「流れ弾」を含め、同シングルに収録される表題曲以外のカップリング曲で、それぞれメンバーを入れ替えてパフォーマンス。
1列目の3人、2列目の5人は通称“櫻エイト”として全楽曲に参加し、3列目の5人、もしくは6人は曲によってメンバーが入れ替わる、全メンバーで作り上げていく体制となっている。
齋藤冬優花・幸阪茉里乃・武元唯衣、櫻坂46でのメイク・ファッション
― 2020年10月14日に、欅坂46から櫻坂46に改名。その1年後となるタイミングでの新曲リリースですね。武元:リリース日が櫻坂46に改名してから1年のタイミングだし、欅坂46の「サイレントマジョリティー」のMVを撮った監督さんが今回携わってくれていて、いろいろな繋がりが見えます。私たちにとっても「流れ弾」は勝負になると思っているので、メンバー全員、気合いが入っています。
齋藤:森田ひかるちゃんがセンターの「Dead end」は、MVのプラン案を見た時からメンバー内で「欅坂46っぽさがある」と話していました。ファンの方からもそのような声を聞いていて、“欅坂46っぽい”と思っていただけるのも嬉しいですし、そこから櫻坂46らしさも生まれていけたら良いなと思います!集団行動がテーマの撮影だったのですが、エキストラの方200人くらいに参加していただいて、その中で踊っていたひかるちゃんはすごいなと思いました。
幸阪:「無言の宇宙」はほかの2曲と比べて結構ゆったりとしていて、好きな楽曲です。振りの中で(渡邉)理佐さんの特技である“右手が勝つジャンケン”が入っていて、みんな苦戦していました(笑)。
齋藤・武元:え、そうなんだ!
幸阪:遊び心もあってすごく好きです!
― 今回の楽曲は、すべてドレスやメイクなどがすごく印象的で、女性らしさや個々の魅力がより際立ったMVになっているなと思いました。
武元:「流れ弾」では、黒と真っ赤な2種類のドレスを着ているのですが、全員違うデザインになっているんです。これまでは全員で衣装を揃えるというのが基本的なスタイルだったのですが、今回は1人1人に合ったスタイリングをしていただきました!使っている生地や細かいデザインもそれぞれ違うので、そこも目を凝らして注目して欲しいです。私は、綺麗なドレスを着ているのに裸足でガツガツ踊る感じがすごく魅力だなと思っていて、アイメイクもちょっと濃くして踊り狂っているところが櫻坂46らしいなと思います。
齋藤:「Dead end」は、最初コートを着て自分の身を隠していたり、周りに馴染むように地味な色のコートをあえて着ていたりしているのですが、そのコートを脱いで自分の色になっていくというストーリーだったので、カラフルな衣装でした。後半に強風の中で踊っているシーンがあるのですが、メイクや髪の毛とか気にする暇もないくらい、とにかく風が強くて(笑)!立っているのも精一杯だったのですが、MVを見たらすごく疾走感があって良いなと思いました。全力で走りすぎて、何人か転んでいました(笑)。
幸阪:「無言の宇宙」の衣装も、今までの衣装にない感じで本当に可愛くて!身長順に衣装が分けられていて、身長が高いメンバーが浴衣や着物のような衣装で、身長が低いメンバーが半袖の可愛らしい感じの衣装で、楽曲にも合っていて嬉しかったです。
― メイクやファッションにも変化が見えるのは楽しいですね!
齋藤:櫻坂46になってから、メイクやファッションの幅が広がりました。欅坂46の時は、メイクや髪型はシンプルな感じだったのですが、櫻坂46になってからは個性を出すことができていて、みんなもすごく楽しんでいます。
武元:アーティスト写真だと、守屋茜さんの色気がすごくて、1番ドレスが似合っていると思います!あとは土生(瑞穂)さん。近くで踊ることが多いのですが、モデルさんが横に立っている…!と思っていました。
齋藤:私は天ちゃん(※「崎」は正式には「たつさき」)。何を着ても似合っちゃうし、自分のものにしている感じがします。どのMVでも目を引くのが天ちゃんなので、本人が持っている魅力なんだなと思います。
幸阪:私も天ちゃん。大人っぽい感じも天ちゃんにすごく似合っているなと思います!
武元唯衣「ダンスの激しさや体力がきついなと感じたのは過去イチ」
― 表題曲は特に、ダンスもかなり激しいですよね。武元:欅坂46の頃から考えても、ダンスの激しさや体力がきついなと感じたのは過去イチだと思っています。技術的に難しいかというよりかは、体力がしんどい…。
齋藤:頭振っているもんね。
武元:ライブでフル披露する時、ラストサビの中盤あたりで「そろそろ…」という限界が毎回来るくらいです。これまで1曲踊りきるまでしんどいと思ったことはないのですが、「流れ弾」で初めてその感覚を体験しました。ダンスではあまりやらないような、人間離れした動きなどもあります。
MVでは、大量のラメの中で踊っているシーンがあるのですが、横からも上からもラメを飛ばしていて、目・鼻・口…すべての穴にラメが入りました(笑)。髪の毛や皮膚にもついていたので、みんな家にも持ち帰っていると思います。
齋藤:今でもスマホとかについているメンバーいるよね(笑)。
武元:それくらいラメまみれだったのですが、あんな経験もなかなかできないと思うので、すごく記憶に残っています。
齋藤:「Dead end」では、椅子が並べられた部屋の真ん中でひかるちゃんが踊るシーンがあるのですが、窓から人の影が覗いていてちょっと怖い感じなんです。ひかるちゃんの上に1本の光の筋があるのですが、みんなは掴みに行こうとしても何かに縛られていて動けないというのを表していて、そこの説明もすごく詳細だったので印象に残っています。みんな動きや表情にリアリティがあって素敵だったなと思います。
幸阪:私は「無言の宇宙」のMVで上村莉菜さんと関有美子さんと尾関梨香さんと私で映っているシーンがあるのですが、交差点で撮りました。信号が変わるたびにみんなで走って撮って…行って戻って、また信号が変わって走って…みたいなのを繰り返したのですが、みんなで急いで走るのがすごく楽しかったです!
櫻坂46に欠かせない齋藤冬優花の存在
― バラエティ番組などを見ていても、よりグループ全体の絆が深まっていますね。齋藤:「BACKS LIVE!!」の影響がすごく大きいと思います。1ヶ月半くらいリハーサルをしてきて、本当に寝る時以外、ほとんど毎日一緒にいたので、それぞれの性格をより知ることができました。練習をどういう風にする子なのかなとか、どういう思いを秘めて普段生活をしているのかなとかが見えてきて、みんなすごく努力家なことを知ったので、見え方も一気に変わりました!
― 「BACKS LIVE!!」では、齋藤さんや守屋さんへのサプライズレターもありましたね。お2人はグループにとって支柱となっている存在なんだなと感じました。
武元:本当に私たちが加入したばかりの時から、変わらず助けられています。先輩・後輩という壁を、冬優花さん自身が「気にしなくて良いんだよ」という空気感を出してくださって、最初から変わらず接し方がすごく優しいです。「BACKS LIVE!!」で「BAN」を2回踊りきったあと、冬優花さんが支えに来てくださったのですが、その時に「私は冬優花さんがいなかったらここには立てていないだろうな」と思いました。何かあった時にさりげなくそばにいてくれたり、連絡をくれたり、そういう優しさは簡単にできるものではないと思うので、本当にすごいなと思います。
幸阪:冬優花さんは本当に優しくて、本当にみんなのお母さんという感じです。
齋藤:照れますね…。
幸阪:ダンスなど違うところがあったらしっかりと指摘してくださって。言ってくれないほうが私的には嫌なのでありがたいし、みんなが言いにくいようなことも発言してくださって、すごくありがたい存在だと思っています。
― 齋藤さんは、グループの結成当時からダンスリーダーを担っていましたが、この立場が苦しいなとか、みんなの前で発言することに対して怖いなと思うことはないですか?
齋藤:全然あります。みんな疲れている時とかは雰囲気も重くなることがあるので…。でも大人数グループだからこそ、みんながお互いを気遣い合っていかないと成り立たないと思うので、そこは常に考えています。それに、やはり誰かが動かないと変わっていけないし、小林由依とかも一緒に発言してくれるタイプなので、1人じゃないというのは安心します。
― メンバーの存在が、マイナスな気持ちになった時の支えとなっているのですね。
齋藤:もちろんです。でも1番は、好きという気持ちなんだと思います。メンバーやファンの方にも心配されたり、「いつもありがとう」と言ってもらえたりするのですが、義務感とかではなく、私は好きでその行動を起こしているので苦ではないんです。
櫻坂46、メンバーとの距離感に変化
― 最初はなかなか1期生さんと2期生さんとの間の壁を壊すのに時間がかかったかもしれませんが、その壁がなくなったなと実感した瞬間はありますか?齋藤:新2期生は、向こうからグイグイ来てくれる子が多いので接しやすかったのですが、多分1期生と2期生は時間がかかったよね。
武元:2期生は元々欅坂46のファンだった子も多いし、びっくりするくらい全員人見知りなんです(笑)。距離の詰め方がわからなかったのもあります…。
齋藤:真面目なんですよね(笑)。この間、2期生の増本綺良がキャプテンの菅井友香の膝の上に乗っかって寝ていたんです。そしたら唯衣ちゃんが来て「誰がキャプテンの上で寝て良いって言った!?」と言っていて(笑)。唯衣ちゃんはその時の場を盛り上げるために言ったんだと思うんですけど、それがすごく面白くて可愛いなと思いました。
武元:半分は本当に思っていますからね!キャプテンの上で寝るなんて…!
幸阪:上に乗るのは、さすがに私は無理ですね…。綺良ちゃんは誰にでもグイグイいくのですが、私も初対面の時にポーチの匂いを嗅がれて去っていって…「何この子」と思った思い出があります(笑)。でも綺良ちゃんだから許せるところも結構ありますね。
齋藤冬優花・幸阪茉里乃・武元唯衣の夢を叶える秘訣
― 最後に、みなさんが思う夢を叶える秘訣を教えてください。武元:私は2つあります。1つは、前向きであったり落ち込んでいたり、その時に自分がどういう状況であろうと、「今何をするべきか」ということを感情よりも先に考えることです。「今何ができるか、どう行動するべきか」ということを毎日考えて、毎日動かない時間がない状況を作る。
2つ目は、人の目を気にしないようにすることです。私はすごく人の目を気にするタイプで、パフォーマンスでもかっこつけてしまうし、人からどう思われるかというのをずっと気にして生きてきたのですが、その気持ちを無視して自分がやりたいようにできた時に、自分でも変化を感じたので、大きなステップだったなと思います。
齋藤:言葉だけを聞くとマイナスに見えるかもしれないのですが、期待をしすぎないことです。期待してしまうと、それが叶わなかった時や自分が思っていた通りにならなかった時に落ち込んでしまうと思うのですが、最初から期待しすぎないと、何か良いことがあったり、自分にプラスなことがあったりした時に、すごく幸せを感じられると思います。「いつが幸せだった?」と聞かれた時に「今が1番幸せ」とずっと答えられる人生でいたいので、常に幸せを更新し続けるためにも、大事なことです。
幸阪:私はどんなに先が見えなくても諦めないことです。研修生の時は、どのグループに配属されるのか、そもそも配属されるかもわからないという状況で、研修生の中で「これからどうなるんだろうね」と言いながらもみんなでレッスンなどを頑張っていたんです。仲間がいたから諦めずに頑張れたし、本当にアイドルになることを諦めなくて良かったなと思います。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
齋藤冬優花(さいとう・ふゆか)プロフィール
生年月日:1998年2月15日/星座:みずがめ座/身長:158cm/出身地:東京都/血液型:O型幸阪茉里乃(こうさか・まりの)プロフィール
生年月日:2002年12月19日/星座:いて座/身長:154.5cm/出身地:三重県/血液型:O型武元唯衣(たけもと・ゆい)プロフィール
生年月日:2002年3月23日/星座:おひつじ座/身長:158.5cm/出身地:滋賀県/血液型:O型3rdシングル「#流れ弾」をリリースした #櫻坂46 の #齋藤冬優花 さん、#幸阪茉里乃 さん、#武元唯衣 さんからモデルプレス読者にメッセージ💌
— モデルプレス (@modelpress) 2021年10月14日
インタビューでは、撮影の裏話やグループの変化を伺いました🌸#櫻坂46結成1周年 #櫻坂46_流れ弾 @sakurazaka46
🔻インタビューhttps://t.co/D7rkB05De2 pic.twitter.com/mxkT6KKNXR
櫻坂46・3rdシングル「流れ弾」
3rdシングル「流れ弾」。表題曲のセンターは、初となる2期生の田村保乃が務める。収録される楽曲は全7曲。グループ初のユニット楽曲が収録される。特典のBlu-rayには今年6月に実施された「BACKS LIVE!!」のライブ映像と、新たに撮りおろしされた「SAKURA MEGURI」が収録される。
【Not Sponsored 記事】
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