櫻坂46初有観客ライブ、サプライズで涙も「今日ここで生まれ変わります」決意表明ステージ<BACKS LIVE!!/詳細レポ・セットリスト>
2021.06.19 00:00
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櫻坂46が、6月16日~18日にかけて「舞浜アンフィシアター」にて「BACKS LIVE!!」を開催。配信とともに、改名後初の有観客ライブとなった。ここでは、最終日・18日公演の様子をレポートする。
櫻坂46を支える17人の挑戦
1stシングル「Nobody’s fault」と同様に、表題曲「BAN」を含め、同シングルに収録される表題曲以外のカップリング曲も14人体制だが、それぞれメンバーを入れ替えてパフォーマンス。1列目の3人、2列目の5人は通称“櫻エイト”として全楽曲に参加し、3列目の5人、もしくは6人は曲によってメンバーが入れ替わる、全メンバーで作り上げていく体制となっている。そんなフォーメーションでは3列目に位置するメンバーが、グループをより強固にするために立ち上がり、17人での単独ライブを開催。尾関梨香は休養中のため欠席となったが、会場は尾関のサイリウムカラーである黄色と白で埋め尽くさせる場面もあった。
ライブで披露される各楽曲のセンターは、「私たちで、櫻坂46を、強くする。」というキャッチコピーのもと、メンバーによる立候補制で選出。メンバーそれぞれが楽曲を愛する気持ちをメッセージとして届け、“変わりたい”という強い意志が伝わるライブとなった。
また、2020年に欅坂46としての活動に幕を降ろし、新グループとして生まれ変わった櫻坂46。今回は配信のほか、改名後初となる有観客でのライブも開催。観客はマスクを着用し、客席にはスティックバルーンを用意。守屋麗奈も「有観客で、皆さんの前で踊ることができて幸せだし、この景色が見たかった」と語っていたように、会場は歓声のかわりに、たくさんのバルーンの拍手で溢れていた。
櫻坂46、決意宿しファンの前に
ホワイトと桜ピンクのスーツ風の衣装で決めたメンバーたちは、登場から強い意志を感じられる表情でファンの前に。3日間センターが変動した1曲目「Nobody’s fault」の最終日は、井上梨名がセンターを務め、普段のおっとりとした印象とは全く違う、力強い眼差しで楽曲を伝えていた。MCで井上は、「1stシングルで表題曲のメンバーに選ばれなかった悔しい思いがあった。歌詞も心に響いていて、苦しいことや悲しいことがあった時に、今の私には逃げではなく立ち向かう心が1番必要だと思ったので、この曲を選ばせていただきました」と楽曲に込めた思いを告白。「みんな、私たちのことを見てくれないと怒っちゃうぞ~」とレアな可愛らしい“ぶりっ子挨拶”をし、しっかりとギャップも見せていた。
大園玲は「グループを背負いながらパフォーマンスをする感覚を知って、改めて櫻坂46を背負える人になりたいなと思いました」と今回のライブを通して感じた思いを告白。「でもどこにいても輝きたいという気持ちは共通していたので、いろんな場所で輝いている“推しメン”をしっかり見てください」と呼びかけると、土生瑞穂も「宇宙にはたくさん星があるけど、どこから見ても輝いているから、そんな星のような存在になっていきたいなと思いました」と“土生節”でしっかりと締めていた。
齋藤冬優花・守屋茜ら、サプライズ手紙に涙
櫻坂46の魅力はかっこよさだけはない。「Microscope」「君と僕と洗濯物」で可愛さ、「偶然の答え」「ブルームーンキス」で切なさと、楽曲の解釈をそれぞれに表情や動きに反映させ、個々の表現力が光る。VTRで語った「まだ何でもない存在だと思う」「ちょっとずつみんな変わっているような気がする」「変わり続けないと意味がない」という現在のメンバーたちの心情にもリンクする「最終の地下鉄に乗って」「思ったよりも寂しくない」でも、もがきながらも常に前進し続ける気持ち、自分や誰かに寄り添う気持ちがパフォーマンスにも表れていた。
「思ったよりも寂しくない」でセンターを務めた守屋茜は「どんな時も、日常をともにしていたくらいすごく好きな曲で、私がこの楽曲にすごく元気をもらえたので、その想いが届いていたら良いなと思って、立候補しました」と笑顔。
また、同曲で3列目を務める遠藤光莉、大沼晶保、幸阪茉里乃、増本綺良から、齋藤冬優花と茜にサプライズメッセージも。2期生メンバーが、グループの中でも精神的支柱としてメンバーを支えている齋藤と茜への感謝を伝えると、2人は感極まり目を潤ませていた。
さらに、齋藤と茜からもサプライズで2期生への感謝と労いを伝え、会場にはすすり泣く声や温かい拍手が響き渡っていた。
※記事最後に手紙全文あり
「今日ここで生まれ変わります」決意表明パフォーマンス
そして終盤、会場のクラップとともに「それが愛なのね」「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」「Buddies」と畳み掛ける。そして、「グループに加入して1年以上が経ちます。でもまだまだグループの力になれていないと思います。でも、私の力が足りない、力不足なところも、今回のライブで見つけたいと思って。私は櫻坂46がこれからもっともっと私を、守屋麗奈を絶対に必要な存在って、そうなれる時まで、これからも努力し続けて全力で走り続けます」と麗奈。「私はここに来てから、楽しいことも悔しいことも苦しいこともたくさん経験してきました。みなさんの目には、私は映っているのかな?どう映っているのだろうと怖くなって、不安な日々もありました。いつも不器用で自分の気持ちを真っ直ぐ言葉にするのが苦手な私だけど、このライブを通して新しい自分を見つけられた気がします。このライブをきっかけに、今日からまた新しい1歩を踏み出します」(井上)、「私たちは、この『BACKS LIVE!!』が新たなスタートだと思っています。1人1人が自分らしく輝ける、それが櫻坂46の魅力です」(土生)と語る。
武元唯衣が「これ以上悔しい思いをしたくない。もう自分からは逃げない。私は、今日ここで生まれ変わります」と宣言し「BAN」のセンターで決意を滲ませた堂々のパフォーマンスを見せた。
アンコールで武元は「自分の中で思っていた気持ちをここでぶつけようと思っていたので、皆さんの前で表現できて良かったです。歌詞を見た時に今の自分にぴったりだなと思って、今日も全部自分に言ってやろうという気持ちでやりました」と魂を込めた楽曲について語っていた。
ライブを通して確かな成長を感じたメンバーたち。最後に「櫻坂の詩」を有観客で初披露。ダブルアンコールでは1回目よりも迫力を増した武元センターの「BAN」で盛り上げ、“私たちが櫻坂46を強くする”という思いを伝えて幕を閉じた。
サプライズ手紙全文
<遠藤光莉>冬優花さん、茜さんへ。冬優花さんは、リハーサルで私が落ち込んでしまっていた時に、その後の「Plastic regret」の練習の時にたくさん目を合わせていつも笑ってくれるところにすごい励まされています。その日から、ほぼ毎回曲の初めに目が合うのもいつも嬉しかったし、冬優花さんの太陽のような明るさに何度も救われました。ありがとうございます。
そして茜さんは、私たち2期生がリハーサルで発言しにくい場面とか、どうしたらいいんだろうなって悩んでいた時に、いつも率先してみんなの意見を代表して言ってくれたり、何事にも全力で、本当に強くて美しい背中をいつも見させてもらっています。いつも感謝しています。ありがとうございます。大好きです。私も、先輩方についていくだけではなくて、これからはグループの力になれるようにもっと成長したいと思います。よろしくこれからもよろしくお願いします。
<大沼晶保>
いつも優しい茜さん、冬優花さん。特に「BAN」ではお2人にすごく救われました。私はセンターと(渡邉)理佐さんのポジションを2つやらせてもらったんですけど、なかなか振りが2つとも覚えられなくて、そんな私に冬優花さんが細かい振りを先に覚えて私に教えてくれました。本当にありがとうございます。ポジションの移動の距離感が掴めない私で、昨日も移動の時に茜さんにぶつかってしまって、すごい悔しい部分が多くて終演後に泣いてしまったんですけど、その時茜さんが心配してくれて、目が腫れない方法を教えてくれたり、本当にその優しさに助けられました。本当にありがとうございます。私は欅坂のかっこいいパフォーマンスがずっと大好きで、でもお2人を身近で見ていて、努力している姿を身近で見ていて、実物の方が何倍もかっこいいなと思いました。お2人はいつまでも本当に憧れの存在です。私もいつかそういうお2人のような素晴らしい人になれるように努力します。これからもよろしくお願いします。
<幸阪茉里乃>
冬優花さん、茜さんへ。まず茜さん、ライブのリハーサルの時に誰よりも大きな声で返事をしてくれていたおかげで、最後まで気を引き締めて本番を迎えることができました。茜さんの周りに惑わされず強く生きていくところ、本当に尊敬しています。いつも本当にありがとうございます。
そして冬優花さん。冬優花さんは、昨日の本番後ヘコんでいた私の所にすぐに寄り添ってきてくれて「泣きたい時に泣きな」と言ってくれて、その言葉で泣いてしまうくらい本当に嬉しかったです。ありがとうございます。そんな強くて優しい先輩お2人と一緒に活動できていることがとっても幸せです。これからもよろしくお願いします。
<増本綺良>
まずは冬優花さん、茜さん、私はお2人のことが本当に大好きです。冬優花さん、私が悩んでいる時口に出さなくても気づいて、優しく声をかけてくれてありがとうございます。「無理に笑わせようとしなくていいんだよ」と冗談ぽくかけてくれたその言葉にすごく救われました。ありがとうございます。
茜さん、辛い時寂しいとき何度も抱きしめてくれた茜さん。茜さんにくっついていると落ち着きます。いつも寄り添ってくれてありがとうございます。茜さん、冬優花さん、私に安心できる居場所を作ってくれて、本当にありがとうございます。だめな時はちゃんと注意して向き合ってくれてありがとうございます。本当に、本当にお2人のことが大好きです。これからも楽しい思い出をたくさん作っていきたいです。
<守屋茜>
2期生の4人へ。約1ヵ月間慣れないことも多かったし、本当に大変だったと思います。遅くまで残って練習していたり誰よりも努力をしている姿を私たちは見てきました。今日このライブが無事に終わったらたくさん自分を褒めてあげてね。私も今までこんなに1度に振りを覚えるのは初めてだったから、頭がパンクしそうになった時もあったけど、綺良ちゃん、茉里乃ちゃん、光莉ちゃん、晶保ちゃんは、笑顔で優しく振りを教えてくれて乗り越えることができました。綺良ちゃんなんて、振りを完璧に覚えるまでずっと付き合ってくれて、すごく頼りにしています。みんなと笑い合えるのが楽しくて、幸せな毎日です。これからも気軽にちょっかい出しに来てね。ありがとうございます。
<齋藤冬優花>
新2期生の4人へ。今日まで本当にお疲れ様。まだ終わってないけど、一緒にたくさん頑張ってきたね。みんなはとっても頑張り屋さんで、それぞれ努力の仕方も違うよね。練習をしていない時間がないくらい、ひたすら鏡の前で練習する晶保ちゃん、お家で黙々と練習をしてくる茉里乃ちゃん。先輩にたくさん聞いて吸収していく綺良ちゃん、少しずつ自信をつけても持ち前のスキルを活かしていく光莉ちゃん。そんなみんなの姿にたくさん刺激を受けました。グループが改名のタイミングで、これから初心に戻らなきゃいけないと言う時に、みんなの何事にもがむしゃらに取り組む姿勢がグループ全体の意識を変えてくれたと思います。今日に至るまで思うようにいかなかったり、前と比べちゃって落ち込む時もきっとあったよね。そんな時に流したみんなの涙はこれからもっともっと強くなるための涙だと思います。改めて欅坂46、そして櫻坂46に入ってきてくれてありがとう。冬優花より。
今私は新2期生の皆にメッセージを伝えたんですけれども、隣にいる茜にも本当に感謝していて、ありがとう。茜は本当に、ここまで来る間に本当にグループの元の部分をずっと支えていてくれて、茜に助けられた1期生だったり2期生だったり、メンバーにたくさんいると思うので、これからも茜らしく自由でグループにいてください。
(modelpress編集部)
櫻坂46「BACKS LIVE!!」6月18日公演セットリスト
影ナレ:上村莉菜、原田葵、守屋茜Overture
1.Nobody’s fault(センター:井上梨名)
2.Plastic regret(センター:原田葵)
3.半信半疑(センター:松田里奈)
<MC>
4.Microscope(センター:幸阪茉里乃)
5.偶然の答え(センター:関有美子)
6.君と僕と洗濯物(センター:渡辺梨加)
<MC>
7.ブルームーンキス(センター:守屋麗奈)
8.最終の地下鉄に乗って(センター:上村莉菜)
9.思ったよりも寂しくない(センター:守屋茜)
<MC>
10.それが愛なのね(センター:土生瑞穂)
11.なぜ 恋をして来なかったんだろう?(センター:大園玲)
12.Buddies(センター:増本綺良)
13.BAN(センター:武元唯衣)
<アンコール>
EN1.櫻坂の詩
<ダブルアンコール>
WEN1.BAN(センター:武元唯衣)
出演
上村莉菜、齋藤冬優花、土生瑞穂、原田葵、守屋茜、渡辺梨加、井上梨名、遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、関有美子、武元唯衣、増本綺良、松田里奈、守屋麗奈※尾関梨香は休養中のため欠席
【Not Sponsored 記事】
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