「ドラ恋」告白成立の江野沢愛美&北條慶、射止めた思いの強さ「絶対この人から変わることない」 キスシーン・共同生活で大きく成長<インタビュー>
2020.12.16 21:00
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ABEMAのオリジナル恋愛リアリティーショー「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~」(毎週土曜23時~)が12日放送の第12話にて完結。モデルプレスは告白が成立し本気のキスをした2組を直撃し、インタビューを実施。モデルで女優の江野沢愛美(えのさわ・まなみ/24)と俳優の北條慶(ほうじょう・けい/22)がお互いに惹かれた理由や、キスシーンに挑んだ心境を語った。
“全話ベッドでのキスシーン”挑戦の「恋愛ドラマな恋がしたい」
若手俳優が毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかける同作。番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、選ばれた男女1組だけ。新シーズンでは、“ベッドの上で起こる男女の恋物語”というテーマ設定で “全話ベッドでのキスシーン”という本格的な恋愛ドラマに初挑戦した。さらに今回は、共同生活を行い主役のペアを決定するオーディションの前日に、選ばれた1組のみが「同棲ハウス」にて一晩を共にする新ルールが追加。2人だけの“秘密の稽古”や密接なコミュニケーションを通し、恋と演技の一線を越える瞬間や、複雑に絡み合う人間模様が見どころとなっている。
初回から江野沢は第一印象で気になった北條とペアを組み同棲ハウスへ。第5話では2人で見事主役を勝ち取り中間告白でも北條から告白。しかし、第8話では北條が坂口風詩と主役を演じ三角関係に。喧嘩状態になったこともあったが、最終話では女子から告白というルールで、北條は坂口の告白を断ってから江野沢が待つ同棲ハウスに向かい、2人は見事両思いとなった。
江野沢愛美&北條慶「ドラ恋」で一番苦労したこと
― 共同生活とキスシーン、挑戦だらけの日々だったと思うんですが、思い返して一番苦労した瞬間はどこですか?江野沢:最初のペア決めです。まさか自分が(くじで)一番を引くと思っていなかったので…。結果良かったんですけど、そのときは本当にどうしたらいいのか複雑な心境でした。
― 周りに気になっている相手がバレるから?
江野沢:それもそうですし、一番のプレッシャーを背負っているのをすごく感じて、同棲ハウスにも行くことになったので、20日間の中で一番緊張しました。
北條:僕は具体的にどの回というのはないんですけど、「ドラ恋」全体を通して葛藤をずっと感じていて、プライベートだったら自分本位で行動できるけど共同生活をしている中でどうしても自分よがりにできないことがあるので、その調整が難しかったです。
― 周りを気遣って?
北條:気遣ってというか周りの思いもあるし、男子メンバーの思いも分かるし、でも自分もやりたいことがあるし、そんな中での瞬間瞬間での自分の選択をするための勇気がこれまでの人生で出したことのないくらい必要だったのですごく戸惑ったし苦労しました。
― 江野沢さん、北條さんが戸惑っていたのは伝わっていましたか?
江野沢:伝わっていました。
北條:皆戸惑っていましたよ。
江野沢:皆が家にいるので見ていて分かるじゃないですか?それが大変だし、皆のことも気になるし。ちょっと前まで知らない者同士で共同生活するだけでも気を使うのにそんな中で自分たち自身で選んだり切り捨てたりを選択していかなきゃいけないのはすごく大変でした。
共同生活とオーディションで得られた役者としての成長
― 自分が一番成長できたと思うことは?お芝居でも良いし、恋愛に対しての向き合い方でも。北條:役者になってまだ1年ですけど、芝居に関して現場に入る前のオーディションの段階で特定の誰かと何かを築き上げてオーディションに挑むという経験はほぼなかったんです。でも今回は組んだ相手との距離をいかにして縮められるかというのも自分にとって貴重な経験だったので、発見があったし役者として成長できたと思います。
江野沢:正直あのオーディションでどれだけ見せれるかはゴールではないんですけど、勝負というか、そこで先生が見て良いなと思った人たちが選ばれるので、実際に本番をモニターで見ると「やっぱりその通りだな」と思うんです。自分は上手くできたと思っていても傍から見たら違ったんだなということがよく分かるんですよね。
仲間が一緒に家にいるときはやっぱり友達でもあるので、友達が1日ずっとお芝居に対して向き合っている姿を見ることってなかなかないし、それがすごく自分の中で貴重だったし、何で2人が選ばれたのかというのもめちゃくちゃ分かったり、「自分はこんなセリフの言い回ししていなかったな」とか思ったり、すごく楽しかったし面白かったです。「ドラ恋」じゃないと経験できないことでしたね。
― 1つの台本に対しても全然アプローチがそれぞれのペアによって違いますよね。
江野沢:キスシーン1つとっても「コージ君はバックハグしてキスするんだ」とかそういうのを見て楽しかったし、オーディション中も“友達がやっているところを見ている”という感覚で刺激になりました。
― 江野沢さんは演技経験が長いので今までの演技に対するアプローチとは全然違って戸惑ったり、今までのやり方を引きずったりすることはなかったですか?
江野沢:稽古をしているときに、他の人のセリフとか話し方に引っ張られちゃいそうになったことはありました。同じ空間で、同じ台本を練習しているというシチュエーション自体が今まで経験したことがなかったので聞こえてくるセリフの言い方1つ1つで「ああいう風に言った方が良いのかな」とか自分が間違っていて周りが合っているように聞こえてきて自分の正解が何か分からなくなることは結構ありました。
江野沢愛美、涙もさらけだせるように「23年間できなかった」
― 恋愛の話題になりますが、江野沢さんは第一印象で北條さんを選んでから最後までずっと思いは変わらなかったですか?江野沢:元々そういうタイプです。何か嫌なことがあってもよっぽどのことがない限り相手を嫌いになったりしないし自分の気持ちが変わったりしないんです。直感で分かるんです。例えば、友達に紹介されて何人かとご飯食べたとしたら「この人好きにならない」「この人好きになる」というのが第一印象で決まるんです。だから当たってましたね。
― では最初から変わらないのも分かっていた?
江野沢:変わらないというか、変わるタイミングが訪れないんじゃないかなと思ってました。
― 他の人と組んでも気持ちが変わることはなかったですか?
江野沢:なかったですね。(若林)拓也と撮った瞬間(第9話で主演)は拓也のことが好きだったんですけど、それは「人として大好き」という感覚でした。
― 江野沢さんは序盤から結構泣いていました。
江野沢:めっちゃ泣いていました。家の構造で何もかも聞こえてくるんですよ。(糸原)美波の声が通るから(笑)。今思ったら何であんなに泣いているんですかね…。あのときは悲しかったんです。
元々人前で感情をあらわにすることがなくて、友達に「しんどい」とか「辛い」とかも言えない性格で逆に周りが言いに来るタイプで、自分は別に吐き出さなくて良いやと思っていたんです。それがここ1、2年くらいでやっと相談とかもできるようになったんですね。でもさすがに泣くことはなくて、「ドラ恋」でも最初は「皆の前で泣けないし泣きたくない、でもしんどいから泣いとかないと多分爆発するからどこに行ったら1人で泣けるんだろう?」と思ったんですけど、あの家1人になれる場所がないんですよ(笑)。オンエアではリビングで泣いてましたけど実はその前も夜お風呂の中でめっちゃ泣いていました。でも自分でも「意外と人前で泣いたりできるんだ」とびっくりしたし、そこからは楽になりました。
― それも成長じゃないですか。
江野沢:成長ですね。23年間できなかったので。環境が私をそうさせてくれました。
― 北條さんはどうですか?恋愛面の心境はどのように変わっていきましたか?
北條:第一印象は第一印象なので愛美じゃない人に向いていたけど、1話のペア決めから愛美が選んでくれて、そこからは芝居をする上でやりたい相手とかは他にもちろんいたんですけど、恋愛という面では全体を通して変わらなかったです。愛美が言ったように自分も風詩と撮ったのでそのときは風詩のことが好きだったんですけど役が抜けて自分になったときはそうじゃなかったですね。
北條慶「面と向かったときに改めて好きだなと感じる」
― 最後に告白が成功したときの心境を教えて下さい。江野沢:面と向かって告白することってないじゃないですか?なのでどうやって言えば良いか分からなかったし、色々考えました。
北條:告白してくれて普通に嬉しかったし皆といるときと2人きりになったときは絶対違うから、俺は愛美と面と向かったときに改めて好きだなと感じるんです。後半は前半に比べてあんまり2人になる時間がなかったから最終日に改めて自分のことを呼んでくれて面と向かって想いを伝え合うことができたのは「嬉しかった」の一言ですね。
北條慶を射止めた江野沢愛美の想いの強さ
― 直感で選んだという話だったんですが、言葉にするとお互いどういうところに惹かれたんでしょうか?江野沢:1つ大きい決め手は、皆と一緒にいるときと2人でいるときに全然違うのが分かるから「この人は嘘つけないんだな」と思ったこと。2回同棲ハウスに行ったんですけど、2回目で「私絶対この人から変わることないな」と決めました。皆といるときは全く喋らないんですけど、2人だとすっごく喋るんですよ。大勢でいるときは周りを見て楽しむタイプ。
北條:元々は喋るの好きなんですけど、皆といると気を遣うのもあるし、喋らなくても見ているだけで面白いんです。
江野沢:皆癖強いから。
北条:癖しかないよね。
― 北條さんは?
北條:自分の嫌なところでもあるんですけど、あんまり恋愛に対して能動的に動けないところがあって。でも愛美の想いの強さが半端なくてまっすぐに伝えてきてくれるから俺も好きになっちゃいますよね。
江野沢:私が勝ったってことですか(笑)?
― 想いの強さに。
北条:そう、さらけ出してきてくれるから。
― ぶつかってきてる感じが。
北条:そうですね。それは自分にとって初めてだったので。
江野沢:私「明日(相手に)会えなくてもいいや」というぐらいのテンションで接することができるんです。どんなに好きな人でも気に食わないこととか、自分がこうしたいと思ったことがあったら、それを伝えてどう思われるかとか後のことを考えずバッーと伝えられるのが持ち味というか。思ったことを後で言うのが嫌いで、今思ったから今言わなきゃと思うので「こうしてくれて嬉しい」とか、「今の発言おかしい」とか「傷ついた」とか何でも言っちゃうんです。
― 大事なことですよね。北條さんはそれが良かった?
北條:そうですね。
江野沢:(それを聞いて)嬉しいのか、何なのかよく分からない感情です(笑)。
「ドラ恋」出演で気づけたこと
― では最後に「ドラ恋」に出たことで新しいファンの方も増えたと思うので、役者として今後の目標をお聞かせ下さい。江野沢:ここで経験したことって一生味わえないと思うし、8人という結構な大人数で同じ家で過ごすこともこの先一生ないと思うし、忘れられないことだと思うのでそのときの感情を放送の度に思い出すんです。それがあまりにも鮮明すぎて糧になっている部分が多くてメンタルが強くなったし、「お芝居をしなくてもモデルできれば良いや」とずっと思っていたんですけど「やっぱりお芝居が小さいときから好きだったな」と気づけました。
モデルという職業で「可愛い可愛い」って言われてきたので、急に素を出さないとやっていけない状況になって正直1日目は「こんな大変なんだ」と驚いて本当に申し訳ないんですけど2日目まで帰りたかったんです(笑)。けど3日目から急に「めっちゃお芝居楽しい!」と思って、「ポリス」の台本くらいからしんどいけど台本面白いし稽古が楽しいし、(オーディションに)落ちた瞬間に悔しすぎて「次の台本早く来い!」と思うようになりました。一貫して「ドラ恋」に出られて良かったと思います。出ていなかったら気づくのは先だったかもしれないし、気づかなかったかもしれないし、だから今このタイミングで気づけたことが宝物だし、財産です。これからはお芝居をするときもモデルのお仕事をするときも自分の強さを生かせたらと思っています。
北條:結構殻を被っちゃう性格だからこそ、「ドラ恋」に出られたのは嬉しかったんですけど、プライベートを見せる部分も多いのでどこか抵抗はあったんです。元々プライベートではない部分を見せたいからこの職業を選んでいるというのもあって今回は素の部分が多かったからこそ、今後は役として自分が表現してきたものを見てほしいし、表現していきたい思いが強いです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
「#ドラ恋」で告白成功した江野沢愛美さん&北條慶さんからモデルプレス読者へメッセージ💋#恋愛ドラマな恋がしたい #けいまな @manami_enosawa
— モデルプレス (@modelpress) 2020年12月19日
🔻お互いに惹かれた理由・キスシーンについてじっくり語ってくれたインタビューはこちら💁https://t.co/ZXGNsGPeRR pic.twitter.com/JQTE8bT63b
江野沢愛美(えのさわ・まなみ)
雑誌「non-no」専属モデル。芸歴13年目の8頭身女優。2008年より「ピチレモン」の専属モデルを務める。以降「Seventeen」専属モデルを経て今に至る。東京ガールズコレクションなどファッションショーやイベントなどに多数出演。モデルだけではなく、NTV「THE突破ファイル!」、映画「シライサン」(安達寛高監督)などにも出演し、活動の場をマルチに広げている。北條慶(ほうじょう・けい)
神奈川出身。慶應義塾大学を卒業したばかり。演技はほぼ未経験の新人俳優。BS-TBS 開局20周年記念ドラマ「左手一本のシュート」古屋皓瑛役でドラマ初出演。
【Not Sponsored 記事】
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