本郷奏多に恋愛のことを聞いてみた 「ドS彼女をどう思う?」の返しが想定外<「リピート~運命を変える10か月~」インタビュー>
2018.01.11 15:00
views
木曜ドラマF「リピート~運命を変える10か月~」(読売テレビ/毎週木曜よる11時59分)が11日より放送開始。女優の貫地谷しほり、お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリとともに今作の主演を務める俳優の本郷奏多(ほんごう・かなた/27)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
「リピート~運命を変える10か月~」
「イニシエーション・ラブ」がベストセラーとなり映画化されて話題を呼んだ乾くるみ氏の傑作長編「リピート」(文春文庫刊)をドラマ化した今作は“リピート”と呼ばれるタイムスリップで、10か月前の過去に戻り人生をやり直すチャンスを得た鮎美(貫地谷)、圭介(本郷)、天童(ゴリ)が、思いもよらない運命に巻き込まれるサスペンスミステリー。乾作品のテレビドラマ化は今回が初となる。3人は、“リピート”を通じて出会い、やがて協力して“リピート”の謎に迫っていくという役どころで、個性溢れる3人のアンサンブルに注目だ。
本郷奏多の役どころは?彼女役は島崎遥香
本郷演じる毛利圭介(23)は、キャバクラでバイトをして生活している、ぶっきらぼうで一見遊び人風に見えるが、根はまじめな青年。彼女がいるが、自己中心的な性格に振り回されるので別れたいと思っていたとき、リピートの誘いを受ける。夢を失ったことで、金さえ手に入ればいいと流されるまま生きていたが、夢を追い続けるべきだと鮎美に気づかされて…というストーリーで、鮎美とは反発し合うも徐々に惹かれていく。圭介の恋人・町田由子を演じるのは女優の島崎遥香。独占欲が強く嫉妬深いお嬢様の由子は、リピートを通じて出会った鮎美と圭介の関係を疑い、圭介を縛り付けて行動を監視したり、ストーカー的な行為を繰り返す。やがて、鮎美と圭介の間に強い絆が生まれてくると、行動はエスカレート。鮎美への嫉妬心から由子のストーカー行為はさらに狂気の度合を増していく。
2017年は漫画実写化作品に引っ張りだこに
本郷と言えば、子役時代から幅広い役柄を演じてきたが、最近は特に漫画実写化作品に引っ張りだこに。2017年も映画「鋼の錬金術師」、主演ドラマ「アカギ」(BSスカパー!)、主演ドラマ「ラブホの上野さん」「ラブホの上野さん season2」(フジテレビ)など、次々と出演作を重ねてきたが、今回は小説原作の作品となる。
本郷奏多、漫画原作作品との違いは
― 漫画原作の実写作品の出演がここ最近は続いていましたね。今回は小説が原作となりますが、作品に臨む上で、漫画原作と小説原作の作品で心境の違いはありますか?本郷:そうですね。やっぱりモノとして全く違うかなと思います。アニメ・ゲームを好きな層の原作作品とは全然違うので。小説原作はもちろんビジュアルイメージもないですし、半分オリジナルの感覚で演じることができるかなと思います。
― 原作のイメージに囚われずに役を作っていけるということでしょうか?
本郷:はい、そうですね。
― 今回の役柄は今まで演じた役柄と比較してどうですか?
本郷:本当に普通の青年だなと思います。最近にしては珍しいかなと。
― 確かに変わったキャラクターが多いイメージです。普通の人と変わった人を演じるのでは違いや、どちらの方が演じやすいなどはありますか?
本郷:アニメとか漫画の原作だと結構そのキャラクターに対して持っているイメージをそのまま演じればそれが正解だったりするんですけど、今回はそうではないので、普段より頭を使っているかもしれません。
本郷奏多、恋愛ものは「ほぼゼロ」
― イメージがない分、自分の中で補っていくということですね。今回は島崎さん演じる彼女との関係があると思うんですが、実際に撮影が始まって“ドSな彼女に振り回される”のはどういう気分ですか?今まであんまり無かった姿なのかなと思うんですが。本郷:そうですね、無かったように思います。そもそも恋人がいるなんて役柄は多分20回に1回ぐらいしかないので、貴重な経験をさせて頂きました(笑)。
― エキセントリックな彼女でも、いるだけで貴重なんですね(笑)。
本郷:そうなんです。「こういうときは、普通俳優さんはどうやっているんだろう」と思いながらやっています(笑)。
― 恋愛もの自体が久々ですか?
本郷:もう、“ほぼゼロ”と言っても過言ではないですね。
― 彼女がいる役柄が久々だと緊張されますか?
本郷:うーん、必然的に2人でいることが多くなるじゃないですか?女の子と撮影の合間に何を喋っていいかわからないんですよね。
― 囲み取材では、島崎さんと潔癖症のところが一緒なので、部屋の掃除について相談されてきた監督へのアドバイスが「僕と一緒だ」と思ったときがある、とおっしゃっていましたが、そのときには同意して話に加わらなかったんですか?
本郷:一盛り上がりしましたよ。ただ一盛り上がりして、それ以上はいかないですけど。
― (笑)。じゃあ少しは距離が縮まりましたか?
本郷:そうだといいですね。
本郷奏多、ドS&嫉妬深い彼女に意外な考察
― もしご自身だったら、こういった嫉妬深い彼女はどうですか?本郷:うーん、「面倒くせえな」とは思いますけど、でもなんだろうな、由子ちゃんお金持ちなんですよ。行き過ぎちゃっているのかもしれないけど、実はすごく一途でまっすぐなだけだと思っていて、だから決して悪い物件ではないと思います。
― そうなんですね!じゃあもっと彼女の気持ちを考えれば分からないでもないというか。
本郷:むしろ僕(圭介)の方がちょっと過剰に拒否しているのかなと感じます。だって由子ちゃんホワイトデーに、バレンタインデーでもないのに「プレゼント」って言って大金にリボン掛けてくれるんですよ?可愛いし、すごく良いと思います。
― ええ!愛情の伝え方が少し変わっているだけなんでしょうか…!そういうところは可愛らしいと思いますか?
本郷:はい。
― 逆に圭介の行動に疑問を感じますか?
本郷:そうですね。この間なんか「出てけよ」と言って引っ張ってドアの外に追い出して、靴を蹴っ飛ばして鍵閉めるみたいなことしたんです。心が痛みましたね。
― では、もし本郷さんが彼女にリボンを掛けられたお金をプレゼントとして渡されたらどう反応しますか?
本郷:うーん、今の僕じゃなく、圭介ぐらいお金がなくて別に失うものもそんなに無かったら、それはもう100%の「ありがとうございます」で受け取ります。「これからもよろしくね」って。
― (笑)。そうすると、ヒモみたいな関係になってしまいますが、そういう愛の形も否定されないですか?
本郷:いいんじゃないですかね。
本郷奏多、束縛する・される関係は…
― 勝手なイメージなんですが、本郷さんは束縛しないだろうなというイメージがあるんですが、実際にはどうですか?本郷:どうなんでしょう?実際は…自分でも分からないです。そもそもあまり他人に興味が無いので、そういう意味では束縛もしないんじゃないですかね?
― されたくもないですか?
本郷:そうですね。やっぱり、人の人生にあんまり干渉しないでほしいですよね。
― もしされたらどんな反応をすると思いますか?
本郷:うーん…。(小声で)そもそもまず彼女を作る意味が分かってないので…。はい、すみません。
貫地谷しほり演じる鮎美との恋が進展
― 分かりました(笑)。貫地谷さん演じる鮎美とも恋が進展していくと思うんですが、どういうところが見どころになってきますか?本郷:まだ6話の準備稿まで読んだ感じなんですが、これからさらに2人がくっついていくのかなという感じはしているのでちょっとドキドキします。
― それは淡い感じの恋ということでしょうか?
本郷:“リピート”という非日常なものを一緒に戦っているというか、向き合っているなかで生まれていった意識だったり、「僕が守らなきゃ」みたいな使命感から発展していくものですね。僕もどうなることやら、という感じなので皆さんにも楽しみにしてもらいたいです。
― この作品では今までと違う本郷さんの魅力が見ることができますか?
本郷:そうですね。普段やってきていなかったようなことを色々やっているので、見ることができると思います。
― では最後にファンの方に向けて、2018年の抱負と一緒にメッセージをお願いします。
本郷:はい。ありがたいことに、新年明けて1月からドラマに出させて頂けますし、2018年もちゃんと変わらずお仕事できるように頑張りたいです。「いぬやしき」という映画も4月に公開されますし、公開はまだ先かもしれないですけど、いくつか決まっている作品もあるので、ぼちぼち2018年も頑張っていきたいと思います。
― ありがとうございました。
本郷奏多の新鮮な姿に期待!
浮世離れしたルックスと原作を忠実に再現する姿勢で、いまや“実写化と言えば本郷奏多”と言わしめるほどの評価を勝ち得た本郷。まだ27歳だが、子役時代から培ってきたキャリアは長く、舞台挨拶や取材でも確実に“ウケる”コメントを発する印象で、その風格はベテランの域に達している。近年はバラエティー番組に出演する度、独特なキャラクターが話題となるが、今回の囲み取材やインタビューでも控えめな口ぶりのなかにしっかり“本郷奏多節”が顕在。本人曰く「本当に普通の青年」という今回のキャラクターはかえって新鮮に映りそうだ。(modelpress編集部)
「リピート~運命を変える10か月~」ストーリー
鮎美(貫地谷)は、風間(六角精児)と名乗る謎の男から、過去のある時点に戻って人生をやり直す“リピート”に参加しないかと誘われる。リピートで戻れるのは、10か月前。10か月前には誰も知らない未来の記憶を駆使して、一度犯してしまった失敗を回避したり、金儲けができるのだ。リピートに参加することになったのは鮎美の他、圭介(本郷)、天童(ゴリ)ら8人の男女。8人はそれぞれ、過去に後悔を抱えていた。リピートして、2度目の人生で幸せな未来を選択しようとする鮎美、圭介、天童。しかし、3人をはじめリピートしたメンバーには、不穏な出来事が次々と起こる。さらに、思いもよらない危機が迫り、鮎美たちは次第に追い込まれていく。
本郷奏多プロフィール
1990年11月15日生まれ、宮城県出身。2002年8月公開の映画「リターナー」で俳優デビューし、2005年7月公開の映画「HINOKIO」で、14歳で初主演を果たす。主な出演作に映画「テニスの王子様」(主演/2006)、「NANA2」(2006)、「GANTZ」2部作(2011)、「進撃の巨人」2部作(2015)、「闇金ウシジマくん Part3」(2016)、「鋼の錬金術師」(2017)、ドラマ「未来日記」(2012)「なぞの転校生」(主演/2014)、「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(2014)、ドラマ「アカギ」(2015、2017)、「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」(2017)、「ラブホの上野さん」「ラブホの上野さん season2」(2017)と主演作も多数。公開待機作に映画「いぬやしき」(2018年4月20日公開)がある。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【乃木坂46の“サラツヤ髪”が話題沸騰】田村真佑&金川紗耶のヘアケア事情に迫る マストアイテム&マイルールは?モデルプレス
-
ぴょな“包み隠さない素の姿”が魅力に「印象がガラリと変わりそう」リアリティーショー見どころ語る【「HASHTAG HOUSE」インタビュー】モデルプレス
-
【PR】和田雅成、初単独主演&アーティストデビューで飛躍の1年「これから新しく始まる世界」 蒼井翔太とのコラボエピソードも<1st Album『Raise』インタビュー>キングレコード株式会社
-
乃木坂46金川紗耶、目指す“先輩像”は齋藤飛鳥 大切にしている考え方は「否定しない」【「歩道橋」インタビュー】モデルプレス
-
乃木坂46田村真佑、加入6周年で“新たな決意”「いつまでも後輩気分ではダメ」継承したい先輩の思いとは【「歩道橋」インタビュー】モデルプレス
-
おだけい、パートナーから学んだ愛 インフルエンサー同士の共同生活は「財産」【「HASHTAG HOUSE」インタビュー】モデルプレス
-
GENIC増子敦貴「体感予報」で感じた“マジック現象” 俳優よりアーティスト業が難しい理由【インタビュー】モデルプレス
-
【「あのクズ」プロデューサーインタビュー】奈緒&玉森裕太の印象に残った撮影 キスシーン制作秘話も「鍛えたからこそできる」モデルプレス
-
かとゆり、ヒカルとのコラボで“リアリティーショーの難しさ”再認識 番組参加の理由とは【「HASHTAG HOUSE」インタビュー】モデルプレス