モデルプレスのインタビューに応じたFAKY(左から)Anna、Lil’ Fang、Akina、Mikako(C)モデルプレス

活動休止から新メンバー加入で再始動の“FAKY”とは?新感覚の選択ドラマ出演も発表 モデルプレスインタビュー

2016.08.30 18:00

個性派ガールズグループ・FAKY(フェイキー)がモデルプレスのインタビューに応じた。2013年に“海外に通用するガールズグループ”を合言葉にしたアーティスト活動を開始させたが、2014年6月にメンバーチェンジを伴うグループリニューアルを発表し、約1年半活動を休止。そして、新たに4人組のガールズグループとして、オリジナルメンバーであるAnna、Lil’ Fang、Mikakoに加え、ロサンゼルスより来日した16歳の新メンバーAkinaが加入し、再始動する。今回、FAKYとはどんなグループなのか迫ってみた。

新生FAKYとは

― みなさんバラバラな環境で育ち、個性溢れるグループというお話を聞きました。FAKYとは、どのようなグループなのでしょうか?

Anna:いい意味で個性が強いグループです。Akinaはハーフなのですが沖縄にもロスにも住んでいて、私もアジアの何ヶ国かを転々としていました。Lil’ Fang、Mikakoもそうですが、みんな育ってきた環境が違うので、考え方も違う。でも、それが1つにまとまって、表現しようとしています。

Akina:私は途中から加入しましたが、かっこいいグループだなと思いました!ライブやプロモーションビデオなど、どんなパフォーマンスもかっこいい!でも、フリータイムはふざけたりして、オンオフのあるグループです。

Mikako:そうそう、私たちってギャップがあるんです。パフォーマンスと、空き時間では印象が全然違うかもしれません。

― 2013年に活動をスタートさせてから、紆余曲折あったと思いますが、これまでどのような活動をしていたのか教えてください。

Lil’ Fang:2013年の「a-nation stadium fes.」でパフォーマンスをさせていただき、FAKYというグループを初お披露目しました。それから、ライブ活動を中心に、私とAnna、Mikakoは場数を踏ませていただき…、それからメンバーチェンジを行い、新生FAKYで昨年の10月30日に初ライブを行いました。

Akina:そのとき私は人前でパフォーマンスすることが初めてだったので、すごく緊張しました。

― 10月30日に新生FAKYを初お披露目できたとき、どう感じましたか?

Anna:披露する前は、不安な気持ちでいっぱいでした。「みんながこの新しいFAKYをどう思うのかな?」って。だからこそ、やっとお披露目できたときは感極まって泣きそうになりました。すごく緊張しましたが、ステージに出たら、ファンのみなさんがすごく温かくて、楽しかったです。

Lil’ Fang:私は始まる前から泣きそうでした。でも家族も友達もみんな来てくれていて、「このメンバーなら、絶対に大丈夫」と思うと同時に感謝の気持ちとかが溢れ出てきて。でもパフォーマンスを始めてからはあっという間で、覚えてないです(笑)。終わったあとに、ライブの映像を見たのですが、私飛び跳ねてばっかりで、そのくらい楽しかったんだと思います!

Mikako:正直不安でした。リハーサルをしているときも「お客さん来てくれるのかな?」とずっと考えていました。バックステージでも、緊張よりも不安の方が大きくて…。でもいざステージに立つと、みんな温かくてファンの人たちもたくさん来てくれていたので「あっ、よかった」って。それからはなにも覚えていません(笑)。でも「ここからまたFAKYが始まるんだ」と思うと嬉しかったです。

― Akinaさんが加入して、新生FAKYをお披露目して、グループが変化したなと思うことはありますか?

Lil’ Fang:Akinaが加入してくれて、雰囲気がガラリと変わった気がします。さらに、明るいグループになったと思います。

Anna:パフォーマンス中、どんなことがあってもちゃんとしなくちゃと思っていたのですが、最近は素で楽しめるようになった気がします。

Lil’ Fang:そうそう!「もっとリラックスしてもいいんだ」って思うようになりました。Akinaがすごくハッピーオーラ全開なので、いい意味ですごい影響を与えてくれます。

新感覚の選択制ドラマ『Are You OK?』に起用

そんな彼女たちは今回、新インタラクティブWebドラマ『Are You OK?』に起用されることが発表。李闘士男監督が出掛け、「ひとりは好きだけど“ひとりぼっち”は嫌い 幸せだったはずの女性が孤独を感じる瞬間とは?」をテーマに、主人公をMikakoが演じ、東京で暮らす等身大の女性を描く新感覚の選択制ドラマとなっている。

幾つかのポイントでヒロインの行動を視聴者に選択させ、枝分かれするストーリーを楽しむ“インタラクティブドラマ”の形式をとることで、様々な視聴者がストーリーをより体感することができる。

― 新感覚の選択制ドラマですが、見どころを教えてください。

Mikako:これまでにはなかった選択制のドラマなので、自分たちも参加しているようなゲーム感覚で見ることができて、面白いと思います。私は初めての演技で出来栄えに自信がないのですが…、また新しいFAKYをみなさんにお届けできていると思います。

Anna:女の子も男の子もみんな共感できるストーリーだと思います。普段のFAKYとは違う私たちを見ることができます。

Lil’ Fang:Anna以外の私たち3人は演技が初めてで、緊張しながら、周囲に助けてもらいながら、やらせていただきました。そんな中でも、1人の女性として「共感する」「この人ムカつく」って思ったり、身近にいるようなキャラクターばかりなので、そういう視点で見ていただくと面白いと思います。

Akina:今回のドラマを通して、メンバーみんなのそれぞれ違った一面が見ることができた気がします。初めてMikakoが本気で泣いている姿を見て、私も泣きそうになりました。演技ですが、みんなの感情的な一面が見られました。

― Mikakoさんは初演技にして、主演に抜てきされたわけですが…。

Mikako:驚き過ぎましたが、負けず嫌いな性格なので、撮影日までに映画を観まくりました(笑)。とりあえず、レンタルショップで片っ端から借りて、誰がどういう演技を行っているのか勉強して、撮影に臨みました。でも、やっぱり初めてのことばかりで上手くできなくて、悔しい思いをしました。

正直、プレッシャーもすごい感じました。期待を裏切らないように、「絶対に頑張らなくちゃ、やらなくちゃ!」とひたすら突き進みました。

Akina:演技指導を受けているとき、「Mikako大丈夫かな」と思っていたのですが、現場に入ったら、もうその役柄に入り込んでいて。さすがだなと思いました。努力の成果が出ていると思います。

― 今回のテーマでもある「ひとりは好きだけど“ひとりぼっち”は嫌い」はすごく印象的な言葉だなと思いました。みなさんが共感することはありますか?

Mikako:私の場合は福岡から上京してきて、2年くらいは「1人ぼっちだな」「家族に会いたいのに会えないな」と感じることが多かったです。一人暮らしをしているので家に帰っても誰もいない…など共感できるところはあると思います。

Anna:私もありますね。私は犬と一緒にいることが好きだったり、結構1人でいることに慣れているんですけど、やっぱり人間って、1人で生きていける人なんていないので。人間はみんな繋がっていると思います。

Akina:私もMikakoと同じ。アメリカから引っ越してきて、兄はまだアメリカに住んでいて、お友達と離れるのも寂しかった。でも、FAKYのメンバーとして楽しいことや幸せなことを見つけられたので、共感はするけど、どんな人でも楽しさを見つけることができると思います。

Lil’ Fang:私は割と1人でいた方が傷つかないんじゃないのかなと、どんどん1人に追い込んでしまうタイプです。結局自分で選んだ道が「ダメだった」と思うことがあったので、「1人になりすぎちゃダメ、みんなもいるよ」という部分が共感できるし、みなさんにもしてほしいです。

夢を叶える秘訣と今後の目標

FAKY(左から)Lil’ Fang、Anna、Akina、Mikako(C)モデルプレス
FAKY(左から)Lil’ Fang、Anna、Akina、Mikako(C)モデルプレス
― 夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。

Anna:やりたいと思ったことは絶対に曲げないでほしい。これまで努力してきた自分を信じて、「絶対にやる!」と思い続けてください。少しでも「ダメかも」と思った瞬間にダメになってしまうと思います。

Akina:第一歩が大事かなと思います。やりたいことがあるならば、そのために努力しないといけないし、行動を起こさないといけません。諦めないで、第一歩をしっかりと踏んでいけばチャンスはあると思います。

Mikako:やり続けましょう。やり続けることはすごく大事なことで、そのとき、ほかの人とは比べない。人と比べてしまうと、自分のいいところや個性がなくなってしまいます。自分の良いところも悪いところもきちんと愛して、やり続けて、自分を信じてください。あなたのことを見ている人は絶対いるので、夢は叶うと思います。

Lil’ Fang:私は人と比べるという意味ではなく、周囲を見ることが大事だと思います。周りに誰かがいて、周りでなにかをしている人がいて、そういうのを冷静に1回止まってみる時間を作ってください。自分の中だけにこもってしまうと、視野もどんどん狭くなってしまうので、少しだけ余裕を持って周りを見渡してみることが大事だと思います。

― ありがとうございました。

どんな質問にも初々しくも真摯に答えてくれた4人。最後にFAKYとしての目標を聞いてみると「3年後にドームで単独ライブをやります!」と高らかに宣言。そんな姿は新人とは思えぬたくましさを感じられた。今後の彼女たちの成長と活躍に注目していきたい。(modelpress編集部)

FAKY(左から)Lil’ Fang、Anna、Akina、Mikako(C)モデルプレス
FAKY(左から)Lil’ Fang、Anna、Akina、Mikako(C)モデルプレス

選択制ドラマ『Are You OK?』

監督:李闘士男 
脚本:坪田文
メインキャスト:FAKY(フェイキー)
ミカコ:主人公
Lil’ Fang:ミカコの友達。面倒見がよく、周りに気が使える。
Akina:ミカコの友達。明るくて天真爛漫。空気は読めない。
Anna:謎の女。ミカコの才能に気づく。

木田佳介:シュウ
ミカコの元彼役。やさしいが、優柔不断な面があり、他の女性から言い寄られるとなびいてしまう一面も。

塗木莉緒:サチ
シュウの婚約者。元々ミカコの友達だったが、シュウをミカコから半ば強引に奪ったしたたかな女性。

糸原美波:エミ
ミカコの親友。どこか嫌味なところがあり、卑屈になりやすい。ミカコのことを内心羨んでいる。

中田クルミ ほか

<ストーリー>
人生は選択の連続!?

ミカコは随分長い間、部屋から出ていない。もう誰も信じない。友達も彼も。私には取り柄がない。ダンスが好きなことぐらいだ。だけど彼は親友に奪われた。ふたりは結婚するって?そんなこと知らせなくっていいじゃない。

あんなふたり、祝う気なんて絶対無い。でも。このままでいいの私。扉を開ける?開けない?目の前はいつもふたつの未来に分かれている。選択するのは私。そうして扉を開けたとき、ミカコは皆の前に立つ。

FAKY(フェイキー)プロフィール

FAKY”とは、自らを“FAKY=FAKEのよう”と名乗ることで、現在の音楽シーンの中で逆説的に“リアル”を体現するグループを目指すという意気込みを表現。2013年の活動開始以来、“海外に通用するガールズグループ”を合言葉にしたアーティスト活動を展開。YouTubeで公開したMVが海外120ヶ国よりアクセスされる等注目を集める。

2014年6月にメンバーチェンジを伴うグループリニューアルを発表し、約1年間の活動休止期間を経て、新たに4人組のガールズグループとして、再始動。オリジナルメンバーであるAnna、Lil’ Fang、Mikakoに加え、アメリカより来日した新メンバーAkinaが加入。バラバラな環境で育ってきた彼女達の個性がここ東京に集結し、“J-POP”ではなく広い目で見た“POP”をベースにした音楽性で、現在の日本の主流ガールズグループとは違った存在を目指す、個性溢れるオルタナティブなガールズグループである。

Anna(アンナ):1992年6月11日生まれ、A型、ニュージランド出身

Lil’ Fang(リル ファング):1993年11月29日、B型、東京出身

Mikako(ミカコ):1994年6月7日、A型、福岡出身

Akina(アキナ):1999年11月23日、A型、米カルフォルニア出身

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