モデルプレスのインタビューに応じた紗栄子【モデルプレス】

月9出演の紗栄子、8年半ぶり女優復帰の理由 子ども達の存在が“きっかけ”に モデルプレスインタビュー

2015.10.12 12:00

モデルの紗栄子(28)が、10月12日スタートのフジテレビ系新月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(10月12日スタート)で、2007年『ホテリアー』(テレビ朝日系)以来、約8半年ぶりに連続ドラマに出演する。モデルプレスでは今回、紗栄子にインタビューを実施。なぜこのタイミングで、女優復帰を決めたのか?今作にかける想いを語ってもらった。

“8年半ぶり”に「びっくり」ファンから大きな反響

新月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』の原作は、少女漫画「Cheese!」(小学館)にて2010年より連載がスタートした「5時から9時まで」(相原実貴氏)。29歳を前に人生最大のモテ期が到来した英会話講師・桜庭潤子(石原さとみ)とイケメン僧侶・星川高嶺(山下智久)のラブコメディーで、紗栄子は潤子が務める英会話学校の事務員・毛利まさこを演じる。

紗栄子/『5→9~私に恋したお坊さん~』より(画像提供:フジテレビ)
紗栄子/『5→9~私に恋したお坊さん~』より(画像提供:フジテレビ)
映画『NANA』(2005年9月公開)、連続ドラマ『のだめカンタービレ』(2006年、フジテレビ系)など、2007年頃まで女優業を中心に活動を行ってきた。2008年には長男を、2010年には次男を出産し、現在は子育ても一段落。“8年半ぶり”という月日には、「私もびっくりしました」と本人も驚きをあらわにした。

出演決定には、ファンから大きな反響が寄せられ、それを紗栄子自身も実感している。「私はSNSでファンの女の子達とコミュニケーションをとっているんですけど、『映像をやってほしい』っていう声は届いていたので、喜んでもらえるだろうなっていうのは感じていました。発表したときには反響も大きくて、私もすごく嬉しかったです」と柔らかな笑顔を見せた。

女優復帰の理由を明かす 子ども達がくれた“きっかけ”

古川雄輝、紗栄子/『5→9~私に恋したお坊さん~』より(画像提供:フジテレビ)
古川雄輝、紗栄子/『5→9~私に恋したお坊さん~』より(画像提供:フジテレビ)
2012年頃から、雑誌を中心にモデル業を開始。2児の母になってからも変わらぬ輝きを放つ彼女は、圧倒的な美肌とファッションセンスで瞬く間に女性の憧れとして絶大な支持を得た。そんな中、“モデル”としてのイメージが定着したこのタイミングで、女優業を再開させるきっかけを作ったのは子ども達の存在だった。

「子育てのことがあるから自分のやりたいことだけを優先してやることはできないし、今までは時間の制限がきかない仕事が難しかったんです。シングルで育てているから、子ども達にとって親は私だけだし、そこを1番に考えなくちゃいけない。ドラマとなると3ヶ月間、24時間体制になってしまうので、コントロールが効く雑誌を中心に今までは活動してきました。でも、子ども達の受験も終わって、学校にいる時間が長くなったこのタイミングなら、映像っていう仕事を視野にいれていいのかなって思ったんです。それで、会社の方と夏頃に話をしました。こんなにすぐに決まると思っていなかったので、心の準備ができてないくらい。実際、久しぶりに現場にいったら忘れていることばかり。『どうやって台詞し覚えてたっけ?』って(笑)。昔は丸々1冊覚えていたはずなのに、今は3行で必死です。石原さとみちゃんとか中村アンちゃんとかとお話したりお昼に行ったり、撮影前はちょっと落ち着いていられるんですが、始まると緊張しちゃう。子どもを産んでから物忘れが激しくなったんですけど、ここにも出ちゃってますね(笑)」。

「夢を叶える秘訣」を語る――変わらぬ輝きは進化の証

紗栄子/『5→9~私に恋したお坊さん~』より(画像提供:フジテレビ)
紗栄子/『5→9~私に恋したお坊さん~』より(画像提供:フジテレビ)
モデルとして女優として、そして母として、様々な立場から数々の夢を届けてきた彼女に、「夢を叶える秘訣」を聞いてみると「まず見つけること。夢がないと何を目標にすればいいか分からないし、そこに向かって今できることをこなしていくっていうのが一番の近道だと思います」と教えてくれた。

そして、「私は14から仕事をしてるんですけど、やりたくてやってることなので、睡眠時間が2時間って日が続いてもがんばれました。好きなことを仕事にしているから、プライベートとの境目がないし、それでいいと思ってる。そのための努力もできるし、それを評価してもらえることで、モチベーションも維持できるんです」と芸能人生を振り返りながら、「私は自分の子ども達にもやりたいことを見つけてほしいと思っています。自分がそういう経験をしてきたから、それしか教えられてないんですよね」と“母の顔”を覗かせる。

そう語った彼女も元々は、「お芝居がしたいと思って芸能界に入った」。環境の変化に伴って、活躍の場も変わっていったが、それでも色褪せない輝きは、状況に応じて柔軟に進化を続けている証。「雑誌って場所は、本当にやりたかったことではなかったけど、今ではみんなと繋がれるすごく大切で好きな場所になりました。そのときどきで夢を見つけるってことが大事。悲観的にさえならなければ、それがチャンスになるかもしれない」と、彼女はいつだってポジティブだ。そのパワーはドラマを通しても、きっと感じ取ることができるはず――。(modelpress編集部)

紗栄子/『5→9~私に恋したお坊さん~』より(画像提供:フジテレビ)
紗栄子/『5→9~私に恋したお坊さん~』より(画像提供:フジテレビ)

紗栄子(さえこ)プロフィール

1986年11月16日生まれ、宮崎県出身。157cm。O型。代表作は、映画「ガチ☆ボーイ」「クローズド・ノート」「NANA」、テレビドラマ「のだめカンタービレ」「おいしいプロポーズ」「ドラゴン桜」など。現在は「MORE」「Sweet」「ViVi」「Ray」「JJ」等、日本を代表する女性ファッション誌や、ファッションイベントへの出演、コスメブランドのプロデュースなどを行い、ファッションアイコンとして活動の幅を広げている。
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