りんの田舎暮らし(画像:本人提供)

【独占取材】田舎暮らしYouTuber・りん、裁判の進展語る 苦境を支えてくれた同性パートナーの存在も告白「少しでも希望が生まれたらいいな」

2025.06.06 18:00

北海道での暮らしを発信するYouTuber・りんがモデルプレスのインタビューに応じた。2023年、村の男性とのトラブルに巻き込まれていたことを打ち明け、それによって避難生活を余儀なくされたこと、加害者への訴訟を進めていたことを語っていたりん。あれから2年、現在の生活や今伝えたいこと、そして今後の目標を語ってくれた。

「りんの田舎暮らし」これまでの経緯

2020年から北海道での田舎暮らしの様子をYouTubeで発信してきたりん。2022年には日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」にも出演し話題を集めた。そんな中、2023年3月24日、村の男性とのトラブルに巻き込まれていたこと、村の自宅を「数人の男性に襲われる」という情報提供があったことから避難生活を重ね、さまざまなメディアでも取り上げられていた。

その後、2024年8月に「【重大発表】送検された危険人物に処分が下りました 鶴居村の自宅 襲撃計画 りんの田舎暮らし」という動画では経過を報告。以後、これまでのような田舎暮らしのコンテンツを投稿しており、今に至る。

「りんの田舎暮らし」現状は?

りんの田舎暮らし(画像:本人提供)
りんの田舎暮らし(画像:本人提供)
― 裁判の進捗は?

まだ全部終わってないですが、悪い人は送検され、別の悪い人との裁判では全面勝訴の判決が出て、表面上は良い結果が出ています。

― 現在は知床で生活をしているんですよね?変化はありますか?

未だに怖い思いをするのでカーテンは全部閉め、ひっそり暮らしています。

― 100%解決したとは言えない状況なんですね。

加害行為や名誉毀損がなくなっても「おじさんと付き合っている」など、事件と無関係な噂を広められています。私は、YouTubeを始めた頃から過去に同性パートナーがいたことを公表していて、いまの同性のパートナーとは2年ほど前に出会いました。加害行為から守ってくださった男性の方々と付き合っていると噂を流されて、私だけでなく助けてくださった方にまでご迷惑をかける結果になってしまいました。

「りんの田舎暮らし」同性パートナーの存在を公表した理由

葵さん(画像:本人提供)
葵さん(画像:本人提供)
― いま同性パートナーがいる、ということは初めて公表したかと思いますが、なぜ今それを?

「カメラマンの男の人と付き合ってる」と噂を流されて嫌がらせを受けてずっと嫌な思いをしてきました。実際、業者や男性カメラマンが制作していると噂を流されますが、1人で撮影できない時は札幌の女性ビデオグラファーさんが手伝ってくれているのですが、そういった噂は全て間違っているということを伝えたかったからです。公表するとなると彼女にも影響があるんじゃないかなと私は懸念していたんですけど、彼女は「そういうのは気にしないよ」「学校にも女の子同士で付き合ってる子いるし別に言っても構わないよ」と言ってくれたので決めました。

あと、私がこういうことを発信したかったのは「同性と付き合っている」ということって、昔はなかなか人には言いづらくて隠していたことで、今は少しずつ理解が深まっていると思うんです。でも、それは東京とか人口が多い地域の話で、北海道、知床なら尚更、北海道に限らず田舎では、未だに昔と変わらず偏見もあるし、そういう出会いすらも珍しいなと思うんです。私がこういう発言をすることで、田舎に住んでいる方にも少しでも希望が生まれたらいいなという思いもあります。

― さまざまなタイミングがあって今だったんですね。お相手とはどういう経緯で知り合ったんですか?

最初はメールをもらったんです。山梨に避難していたとき、動画に睡眠薬が映っていたのを観て心配してくれてメールをくれたのが始まりです。当時、私はだいぶ弱っていたので、話を聞いてくれたりお世話してくれたりだいぶ助けてもらっていました。告白した、とか何かきっかけがあったわけではなくて自然と一緒に。彼女は「女性が好き」「男性が好き」とかあんまり性別にこだわらないようなので、なおさら過ごしていくうちにっていう感じです。

葵さん(画像:本人提供)
葵さん(画像:本人提供)
葵さん(画像:本人提供)
葵さん(画像:本人提供)
― 大変なときに支えてくれた存在なんですね。りんさんが支える側になることは?

(パートナーの)葵は北海道で保護犬の活動をしているんです。でもそういう活動ってボランティアの部分が多くて大変で「そういう活動に賛同してくれる人が増えたらいいな」って言ってたんです。ちょうどその頃ミスコンがあって、グランプリになるとその人がやりたいことをできる特典があったので、表に出るのが嫌な子ではないし、何より美人だし、そういう機会を通じて保護犬の活動を広められるのかなと思って後押ししました。

りん、さらなる地方の魅力発信に意欲

りんの田舎暮らし(画像:本人提供)
りんの田舎暮らし(画像:本人提供)
― トラブルが全て解決したわけではないですが、彼女の支えもありつつ少しずつ前に進んでいるのかなと思います。今後はどのような活動をしていきたいですか?

移住してから北海道のことが好きになって「何か役に立てたらいいな」「私が素敵だなと思ったものをたくさんの人に見てもらえたらいいな」という思いで発信してきました。ですがここ数年で、避難していた山梨や、これから動画に登場していく地域(お楽しみに!)など、北海道だけじゃなく全国には素敵な地方・田舎があるんだなと知りました。

そういう地方は、美味しい物も素敵な場所もあるんですけどなかなか発信力がなくて「良いところがたくさんあるのに知ってもらえてない」という思いを抱えているようなので、私の発信力や映像制作を通して、北海道以外にもこんな素敵な場所があるんだよと伝えて役に立っていければなと思っています。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)
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