

かぼちゃ以外にもあるハロウィンの食べ物とは?意味もあわせて解説
2024.10.25 17:09
10月になるとお店には一気にハロウィン関連の商品が並び始め、当日は仮装をする人もいますよね。しかし、そもそもハロウィンはどこ発祥のもので、どんな意味が込められているのか知っている人は少ないかもしれません。この記事ではハロウィンの意味やおすすめの食べ物を解説していきます。
それぞれのハロウィンについて
ハロウィン発祥の地はアメリカだと思っている人もいるでしょう。しかし、実際にはアイルランドがハロウィン発祥の地(諸説あり)であり、日本で行われているハロウィンとは少し異なります。ここでは日本とアイルランドそれぞれのハロウィンについて解説していきます。
日本のハロウィンについて
日本にハロウィン伝わってきたのは1970年頃と言われており、キディランドでハロウィングッズの販売などをしていました。1983年にはハロウィングッズの販売促進を目的として、表参道で一般人も参加可能なハロウィンパレードがおこなわれました。しかし、当時はまだまだハロウィンの認知度は低く、実際にパレードに参加したのはほとんどが外国人だったともいわれています。
ハロウィンが本格的に定着し始めたのは、1997年にディズニーランドでハロウィンイベントが開催され、2000年代にお菓子メーカーもハロウィン商品に参加し始めてからです。最近は大いに盛り上がる日本のハロウィンですが、ここ数年で定着したイベントとなっています。
ハロウィン自体は10月31日だけのお祭りですが、9月頃には店頭にハロウィングッズが並び始めます。11月になると一気にハロウィンからクリスマスに切り替わる場合が多いです。
ハロウィンの本場はアイルラン
ハロウィンの本場・発祥の地はアイルランドと言われています(諸説あり)。ここからは、ハロウィンの起源や仮装の意味、かぼちゃを飾る意味などをくわしく紹介していきます。ハロウィンの起源や由来
ハロウィンの起源は古代ケルト人のサウィン祭です。サウィン祭は2000年以上昔から行われていた夏の終わりと秋の訪れを告げるお祭りで10月31日におこなわれていました。その後、サウィン祭などの古代ケルト人の文化はキリスト教文化に吸収されていきました。ただ、10月31日のお祭りに関する文化は残り、現代に至っています。
キリスト教において、ハロウィンはイベントの1つであり、宗教的な意味はないとされています。
仮装の意味
ハロウィンといえば仮装ですが、これはサウィン祭の名残です。サウィン祭は夏の終わりと秋の訪れを告げるお祭りであると同時に、日本のお盆のように先祖霊が現世へ戻ってくる時期でもあります。この時期に戻ってくるのは先祖霊だけではなく悪霊なども戻ってくるとされており、子どもや人の魂を攫うといわれていました。
魂を攫う悪霊から身を守るために仮装をおこない、悪霊を驚かせて追い払っていました。また、仮装をおこない、悪霊の仲間だと思わせて身を守るといった説もあります。
これらがハロウィンに仮装をおこなう理由です。
かぼちゃを飾る意味
ハロウィンといえば、オレンジ色のかぼちゃに目や口をくりぬいたランタンも有名です。かぼちゃを飾る意味としては、主に「魔よけ」で悪霊を追い払います。また、先祖霊が迷わず家に帰れるようにするための道しるべといった役割もあるようです。現在はかぼちゃのイメージが強いですが、もともとのサウィン祭ではかぼちゃではなく野菜のかぶが使用されていました。サウィン祭がアメリカに伝わった際、アメリカではかぶに馴染みがなかったため、かぼちゃが代用されるようになり、こちらが日本を含む世界に広がりました。
「トリック オア トリート」の意味
日本語で「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」といった意味のある「トリック オア トリート」はハロウィンの合言葉です。古代ケルト人の風習に、死者が天国に行けるようにソウルケーキ(スパイスやドライフルーツなどが入ったケーキ)を用意するものがあります。このソウルケーキがない死者は現世を彷徨う悪霊になってしまうとされています。「ケーキ(お菓子)をくれないと天国に行けないよ!」といった言葉が「トリック オア トリート」の語源の1つです。
「トリック オア トリート」は主にアメリカのハロウィンでおこなわれ、日本にはあまりこの風習はありません。
ハロウィンが世界に広がった理由はアイルランドからの移民
日本を含む、現在世界的に認知されているハロウィンはアイルランドのサウィン祭が元になったものではなく、アメリカで変化したものです。1840年代にアイルランドからアメリカへ多くの人が移民として訪れました。その際にサウィン祭もアメリカに持ち込まれ、ランタンにかぶではなくかぼちゃを使うなど現在知られているハロウィンの形になり世界中に広まりました。
ハロウィンで食べられる食べ物
ここでは、アイルランドやアメリカ、日本のハロウィンで食べられる食べ物を10選紹介していきます。コルノカノン
コルノカノンとはアイルランドのハロウィン伝統料理で、マッシュポテトの中に刻んだキャベツやベーコン、香味野菜をたっぷりと混ぜ合わせたものです。牛乳やバターもで味付けをしており、シンプルな味わいでありながらクリーミーでボリュームがあります。バームブラック
バームブラックはアイルランドで食べられるハロウィンの伝統菓子です。紅茶・シナモンなどのスパイス・レーズンなどを混ぜ込んだフルーツケーキのような味わいとなっています。パウンドケーキ型で焼き上げることも多いですが、バームブラックはバターをほとんど使用しないため、あっさりとしつつもしっとりとしたケーキです。
ボクスティ
ボクスティはアイルランドの中でも北部アルスター地方でハロウィン時期を中心に食べられています。ジャガイモパンケーキとも呼ばれており、つぶしたじゃがいもに小麦粉や卵などを加えて、パンケーキのように平たく焼いた家庭料理です。簡単に作れてシンプルな味わいなので、目玉焼きやベーコンなどと一緒に食べることもあります。アップルサイダー
アップルサイダーはアイルランドのハロウィン定番飲み物です。名前からリンゴ味のサイダージュースかと思うかもしれませんが、サイダーは使われていません。アップルサイダーの正式名称はラムスールです。リンゴを使ったビールをベースとして、焼きりんごやショウガ・ナツメグなどのスパイス、砂糖を混ぜて作る温かいアルコールドリンクです。
キャンディーアップル
キャンディーアップルはアイルランドやアメリカのハロウィン菓子で、日本のりんご飴とほぼ同じです。日本では、リンゴを飴でコーティングするのみですが、アイルランドやアメリカではキャラメルやマシュマロなどでデコレーションもおこないます。キャンディーアップルはかぼちゃと並ぶ、ハロウィンの定番食材で「トフィーアップル」と呼ばれることもあります。
パンプキンパイ
パンプキンパイはアメリカを中心に日本でも食べられるハロウィンの定番料理です。パンプキンパイにはシナモン・ジンジャー・ナツメグ・グローブなどのスパイスが使用されており、パイ生地を使用したものやタルト生地を使用したものなど、幅広い種類があります。キャンディコーン
キャンディコーンはアメリカの定番菓子で、甘みが強くバターやバニラの香りが濃厚で日本でいう「ミルキー」に似ています。もともとはハロウィン向けのお菓子ではありませんでしたが、色合いをオレンジと白にすることでアメリカのハロウィン菓子の1つとなりました。キャンディコーンはクリスマスになると、赤・白・緑のカラーリングになり同じ味で販売されています。
デビルエッグ
デビルエッグはアメリカのハロウィンパーティーには必ず作られる卵料理です。ゆで卵を黄身と白身に分け、黄身にマヨネーズや塩コショウなどで味を付け白身のくぼみに飾り付けたものです。ブラックオリーブでクモを表現したり、パプリカパウダーで赤みをプラスしたりすることでよりハロウィンぽい見た目になります。簡単でありながらおいしく、アレンジもしやすくなっています。
かぼちゃのクリームシチュー
かぼちゃのクリームシチューは日本でよく食べられるハロウィン料理です。かぼちゃを入れることで、白いクリームシチューがほのかにオレンジ色に色づきます。また、かぼちゃの中身をくりぬき、その中にシチューを入れることでパーティー料理にふさわしい料理になるでしょう。
かぼちゃグラタン
かぼちゃグラタンも日本でよく食べられるハロウィン料理です。グラタンにかぼちゃを入れることでほのかにオレンジ色に色づき、マカロニをかぼちゃやお化けの形にすることでよりハロウィンらしいグラタンに仕上がるでしょう。今年は本場アイルランドの食べ物でハロウィンを楽しもう!
この記事ではハロウィンの意味やおすすめの食べ物を解説しました。ハロウィン発祥の地や起源には諸説あるものの、アイルランドであり古代ケルト人のサウィン祭が元になっているといわれています。世界にハロウィンが広がったのは、アイルランドの移民がアメリカに渡ったことが理由であり、現在のハロウィンはアメリカで変化したものです。
今回紹介したハロウィン料理以外にもさまざまな料理が存在しています。ぜひ、今年は本場アイルランドの食べ物でハロウィンを楽しみましょう。
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