市川染五郎、父・松本幸四郎の教え「一瞬にすべてを込める」現代劇ドラマ初出演で意気込み【人間標本】
2025.08.13 14:25
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歌舞伎俳優の市川染五郎が8月13日、都内で行われた新ドラマシリーズ「人間標本」(Prime Videoにて12月19日より世界配信)の制作発表会見に、共演の西島秀俊、原作者の湊かなえ氏、メガホンをとった廣木隆一監督とともに出席。父・松本幸四郎からのアドバイスについて語った。
市川染五郎「大きな挑戦になるだろうな」
市川は、現代劇ドラマへの出演が初となる今作について「自分にとっても『大きな挑戦になるだろうな』という感覚でいたんですが、湊先生の原作が純粋に『面白いな』と思ったのと、廣木監督のスケール感の中に入らせていただくということで飛び込んでみたいなという思いでオファーを受けさせていただきました」と声を弾ませ、「湊先生とは、私の叔母の松たか子が『告白』という作品の実写化で主演をしておりまして、そういった意味でもご縁を感じた部分もありまして、お話を受けさせていただきました」と叔母であり、女優の松たか子が主演を務めた映画「告白」(2010年)について触れた。また、父である松本幸四郎から受けたアドバイスについて聞かれると、「今回に関してということはあまりなかったかもしれないですが、現代劇に限らず時代劇でも、初めて映像に出させていただいたときだったかと思いますが、父からは『いろいろなパターンを試して、それを監督なりスタッフのみなさんがいいものを選んでくれるから、いろいろなパターンを用意していく』ということであったり」と伝えた。
続けて、「『舞台は生でお客様にお見せするものだけど、ある意味映像のほうがライブと言いますか、その瞬間を切り取るという意味では映像のほうがライブではないか』と父が言っていて、その一瞬にすべてを込めると言いますか、そういうところは父が以前言っていたことなので、今回もそれを思い出しながら撮影に臨んでいました」と告白した。
西島秀俊「ほぼ不可能に近い壁」
また、本作のテーマである“親の子殺し”について西島は「その思いに至るシーンがもっとも難しいシーンでしたね。そのことは、最初の打ち合わせで廣木監督ともプロデューサーとも話をして、『人として越えることがほぼ不可能に近い壁をどう演じるか』というのはすごく話し合いました」と明かし、「この物語は最後まで見ると深い愛の物語で、そこがキーになるのではないかということで、そのことを最後まで話し合い、葛藤しながら撮影をしていたというのが正直な気持ちです。そのことに向き合っていただいた監督とプロデューサー、スタッフのみなさんに感謝しています」と感謝を述べた。西島秀俊主演「人間標本」
「人間標本」は、ベストセラー作家・湊かなえ氏が、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説を原作とする実写ドラマ。“親の子殺し”というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだ本作は、西島演じる蝶の研究者・榊史朗教授が、息子・榊至(市川)を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたと告白するところから始まる、禁断のミステリーサスペンス。穏やかな表情の史朗が行う狂気の犯行の真相は複数の視点によって新たな真実へと姿を変えていく。(modelpress編集部)
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