お正月太りが加速する? 避けるべき食べ物【管理栄養士が解説】
【管理栄養士が解説】お正月太り解消のために、避けるべき食べ物・飲み物は? 分かりやすく解説します。
Q. お正月体型を解消するため、食べてはいけないものは?
Q. 「お正月休み明けは、毎年2~3キロ体重が増えてしまいます。今年は早く体重を元に戻したいのですが、運動や、ハードなダイエットは苦手です。2~3キロ程度のダイエットをうまく成功させるために、食べてはいけないものがあれば教えてください」
A. 高カロリーな食品はしばらくガマン! 「バランスよく、適量」が鉄則です
短期間で体重が増えてしまう「お正月太り」。原因はシンプルに「カロリーの取りすぎ」です。筋肉が落ちてがんこな脂肪が増えたり、加齢によって代謝が落ちたり、痩せにくい体質に変わったりしたわけではないでしょうから、しばらくは「取りすぎたカロリー」を減らすことを考えましょう。
お正月太りを解消したい人は、しばらくは以下の食べ物・飲み物はガマンしましょう。
・ルーを使った洋食……カレーライス・シチューなどルーを使う洋食は、油分も多く、いずれも高カロリーです
・菓子類全般……和菓子・洋菓子、スナック菓子はいずれも糖分が高く、高カロリーです
・菓子パン……忙しい年始に朝食や昼食を菓子パンですますのはやめましょう
・酒・ジュース類……いずれも高カロリー。飲み物は無意識に取りすぎになりがちです
上記に挙げたものは、いずれもカロリーが高すぎる、食べ物・飲み物です。
ダイエットの基本は、エネルギーのINとOUTを考えること。INは「食事量」、OUTは「活動量(運動量)」です。健康的にやせるための近道はないので、「食事量」を適正に保ち、「活動量(運動量)」を増やすことが第一です。
また、カロリーを抑えるといっても、「とにかく食べなければいい」というわけではありません。「体が必要としている、ちょうどの量を食べる」ことを大切にしてください。腹八分目の量を、バランスよく食べるように意識するだけでも、食生活は大きく改善できます。
ストイックすぎる食事制限はリバウンドの元にもなりますので、ストレスを溜め込まないように、無理なく始めてみてください。
メタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士。小田原短期大学 食物栄養学科 准教授。女子栄養大学大学院(博士課程)修了。前職の病院での栄養科責任者、栄養相談業務の経験を活かし、現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養の基礎を発信している。
執筆者:平井 千里(管理栄養士)
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