彼女から届いた『今日何の日か知ってる?』→全部ハズレを答えた俺が、過去のメッセージを遡って気付いた事実
全部ハズレを答えた俺
彼女から「ねぇ、今日何の日か知ってる?」とメッセージが届きました。瞬間、思わずスマホを握りしめました。彼女がこういう聞き方をするときは、ほぼ確実に俺が何かを忘れているサインです。
「えっ、給料日?」と無難に返すと「違うよ。私たちにとって特別な日」と返ってきます。「同棲始めた日?」「誕生日でもないよね?今日いつだっけ」と、思いつくものを並べてみましたが、どれも正解にたどり着きません。記念日リストを脳内で総ざらいしても、5月25日に該当する日付が出てきませんでした。
初デートはたしか6月だったはず
ようやく彼女が「3年前の初めてのデートの日だよ。あなたが『好きだ』って言ってくれた日」と教えてくれて、俺は更に困惑しました。俺の中では、彼女との初デートは6月のはじめだったからです。
「えっ、初デートって6月じゃなかった?」と返すと、彼女からは「あのカフェに行った日でしょ?」と返事。「カフェ行ったのは6月の最初じゃない?」と俺は重ねて送りました。あのカフェに行ったのは、確かに記憶では6月の初め。自分の記憶が間違っているのか、彼女の記憶が間違っているのか。仕事の合間にスマホを握りしめて、過去のメッセージを遡り始めました。
過去のやりとりが示していたこと
3年前のメッセージを最初までスクロールして、ようやく見つけました。「明日6月3日、カフェで14時に」と俺自身が送っていたメッセージ。やはり初デートは6月でした。
帰宅後、彼女にその画面を見せながら、「ほら、これがうちらの初デートのメッセージ。6月だよ」と差し出しました。彼女は「じゃあ、私が覚えてた5月のあの日は何だったんだろう」と小さくつぶやきました。俺は何と返していいかわからず、「あの頃、よく食事には行ってたよね」と曖昧に答えるしかありませんでした。彼女が今日まで大事に温めてきた一日が、宙ぶらりんになってしまった気がしました。
そして...
気まずさを埋めようと、「でも、君がその日を大事にしてたなら、それはふたりの記念日だよ」と言いましたが、口にしてから自分の薄っぺらさが見えました。彼女がずっと胸に持っていた一日を、俺は何でもない平日として通り過ぎていたのです。
3年付き合って、同じ日を「特別」と思っていなかった事実は、思っていた以上にこたえるものでした。これからは、彼女が大事にしているものを、自分も同じ重さで覚えていける男になりたい。そう、心の中で決めました。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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