繰り返す別れ…「恋愛リセット症候群」の特徴と原因をマジメに解説します

2025.08.28 18:13
提供:恋学

付き合った当初は楽しくて幸せだったのに、なぜか相手を遠ざけてしまったり、苦しくなって自ら終わりを告げてしまう……。こうしたパターンを何度も繰り返してしまう人は、「恋愛リセット症候群」かもしれません。これは単なる飽き性というだけではなく、心理的な背景や過去の経験が深く関わっていることがあります。今回は、「恋愛リセット症候群」の特徴や原因、克服のヒントについても触れてお話ししたいと思います。

「恋愛リセット症候群」の人の特徴

それではまず、「恋愛リセット症候群」とは具体的にどういうものなのか、主な特徴を3つ挙げながら解説していきます。


相手を理想化して過度に期待する
相手を理想化して過度に期待する
恋学[KOIGAKU]

恋愛リセット症候群の人は、出会った相手を必要以上に理想化してしまう傾向があります。

出会った頃は相手の魅力ばかりに目が向き、「この人こそ理想のパートナー!」と心から信じ、まるで神様かのようにあがめて接します。

しかし、関係が進むにつれて欠点や価値観の違いが見え始めると、その落差に強い失望を感じます。勝手に「裏切られた」と感じたり、「自分をわかってくれる人はもっと他にいるはず」と心が冷め、リセットのスイッチが入ってしまいます。

本来は成長や歩み寄りで乗り越えられる違いも、「白か黒か」という極端な思考の癖によって、別れの道しか見えなくなってしまうのです。


自己開示が苦手

恋愛リセット症候群の人は、初対面では人当たりが良く、相手からも良い印象をもたれることが多いのです。

しかし、関係が深まり、本当の自分や過去や弱みを見せる「自己開示」が必要になってくると、だんだん「リセットボタン」を押したい欲求にかられます。

表面的なやりとりは、いわば接客のように「笑顔の自分」を演出するのが得意な反面、深い部分を共有することには強い抵抗感があり、息苦しさや不安が募ります。

その結果、「これ以上近づくのは危険だ」と感じ、距離を取ったり、関係をリセットする選択をしてしまうのです。自分をさらけ出すことへの恐れが、長期的な関係を築く妨げになってしまいます。


終わることへの不安が常にある

恋愛リセット症候群の人は、関係が始まっても「いつか終わってしまうのでは」という不安を常に抱えています。

相手に嫌われないようにと、言動に細心の注意を払い続け、両思いになると「常に心が緊張し続けている」という状態に。

また、「もし別れたらどうしよう」という未来への恐れが頭から離れず、恋愛そのものが心の負担となります。その不安や緊張を長く抱え続けることがつらくなり、「傷つく前に終わらせたほうが楽だ」という考えに傾きます。

その結果として、本当は「愛される安心感」を望んでいるのに、自ら関係を断つことで「不安や緊張から解放される=安心を得る」という矛盾したパターンを繰り返してしまうのです。


「恋愛リセット症候群」に陥ってしまう原因とは

「恋愛リセット症候群」を繰り返してしまう人には、根本的にどんな原因があるのでしょうか。

それは主に、幼少期の家庭環境や両親との関係性が起因となっている場合が多いようです。


安定的な愛情や安心感が得られなかった
安定的な愛情や安心感が得られなかった
恋学[KOIGAKU]

幼少期に、親から十分な愛情や安心感を得られなかった場合、子どもは「愛されたい」という満たされない気持ちを心の奥に抱えたまま成長します。それは大人になると恋愛相手に向けられ、親に変わる「完璧に満たしてくれる存在」を強く求め続けます。

そのため、少し良い部分が見えると「この人こそ!」と理想化して周りが見えなくなり、欠点や未熟な部分が見えると敏感に反応するという、「期待と落胆」のループにつながるのです。


親からの過度な期待や条件付きの愛

幼少期に、親から「いい子でいれば褒められる」「成果を出せば愛される」といった条件付きの愛情を受けて育つと、「ありのままの自分では愛されない」という思い込みが根づきます。恋愛においても、自分を良く見せ続けなければ嫌われるという緊張感が強く、本音や弱みを見せられません。

関係が深まるほど「素の自分を知られたら愛されなくなる」という不安が増し、自己開示を避けるようになります。その結果、相手と距離を取ったり、傷つく前に関係をリセットしてしまう傾向が強まるのです。


親の離婚や不仲を間近で見て育った

幼少期に親の離婚や不仲を間近で見た場合、「今は好きでもいずれ別れる」「愛される関係は長く続かない」という前提が心に刷り込まれます。

子どもにとって最も身近でベーシックなカップルのモデルは自分の両親。最初は好きで結婚したはずの両親が、結果的に歪みあうという事実は、「恋愛=深い安心感よりも別れの不安」という方程式を作ります。

大人になって恋愛をしても、関係が深まるほど「この先も続くわけがない」という失う怖さが強くなり、無意識に終わりのシナリオを描いてしまいます。

その不安に耐えきれず、傷つく前に自ら関係を断つ……これがリセットの連鎖を生む大きな要因となるのです。


自分の恋愛パターンを知ることが、幸せな恋愛への第一歩

前項でお伝えしたように、恋愛リセット症候群の背景には、幼少期の親との関係や愛情の受け取り方が大きく影響していることがあります。

しかし、ここで挙げた要因はあくまで一例であり、すべての人に当てはまるわけではありません。過去の経験や性格、環境によって根本原因はさまざまで、複数の要因が絡み合っていることも多いでしょう。

大切なのは、自分の恋愛パターンを冷静に振り返り、「なぜ自分はこうなるのか」を理解していくことです。その気づきが、同じパターンから抜け出し、安定した関係を築くための第一歩になるはずです。


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