横浜流星、最優秀主演男優賞受賞 決意語る真摯なスピーチ「本気で身命を賭す覚悟で向き合ってます」【第48回日本アカデミー賞】
2025.03.14 22:19
views
俳優の横浜流星が14日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第48回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。最優秀主演男優賞を受賞した。
横浜流星「正体」飛び降りシーンは14テイク
横浜は、藤井道人監督が手掛けた本作で、殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けるも脱走し、“顔”を変えながら日本を縦断していく主人公・鏑木を演じた。この役について「5つの人物を人々の前で演じてはいるんですけど、別人格にならないように1人の人間・鏑木として生きることを大切にしていましたし、彼は逃げるために容姿を隠すんではなく、人の中に紛れ込むっていうのを監督とメイクと衣装で相談してリアルを追求しました」と細部までこだわったことを告白。5人の中で一番しっくり来る人物は「プライベートでは猫背で髪がボサボサで髭生やしっぱなしなので」とし、日雇い労働者の「ベンゾー」を挙げた。
また、司会の安藤サクラから飛び降りるシーンを「ものすごい迫力でした」と絶賛されると「あれは14テイク撮ったんですけど、自分と同じタイミングでアクション部がカメラを持って飛び降りて、その下にいるカメラマンに渡してっていう連携が大事で、だから本当に集中力とみんなの息を合わせるのが大変でしたね」と苦労を明かした。
さらに共演のSixTONES森本慎太郎の印象を聞かれる場面も。役での関係性での距離感を保ちたかったため話すことはなかったというが「初めての藤井組(藤井道人監督)に必死に食らいついていく彼の姿を見て、昔の自分と重ねて応援していましたし、非常に素晴らしかったです」と森本の姿勢を絶賛。山田孝之との共演は「共演したいと思っていた事務所の先輩なので、念願叶って幸せでしたし、共演シーンは少なかったんですけど、全てのことを吸収できればという思いで現場にいました」と語った。
加えて、脱獄犯を演じたことのある山田が本作では刑事として追う側になったことに触れ、「自分も何年後かに追う刑事、山田さんの意思を継いでいきたいなと強く思いました」と話すと、山田は「じゃあその時は脱獄犯をやらせていただきます」と答え、会場を笑いに包んだ。
横浜流星、最優秀主演男優賞受賞
そして横浜が最優秀主演男優賞を受賞したことが発表され、横浜は再び壇上へ。「5年前に自分は新人賞を受賞し、藤井さんは『新聞記者』で最優秀作品賞を獲りました。その時、自分は心の底から喜び、一緒にこの場に立ちたいと思いました」と藤井監督と出会ってからの10年を振り返りながら、「今回、主演男優賞に藤井組でこの場にいれていることに大きな意味があります。自分の中でこの受賞は『正体』の仲間たち、この作品を愛してくださった皆様、そして自分に投票してくださった方々のおかげだと思います」と感謝の言葉を述べた。また「自分は本当に芝居はうまくないですし、人間としても遊びがなく、頑固でつまらない人間です。それを誰よりもわかっているから、毎日芝居のことを考え、作品命で、大袈裟かもしれないんですけど、本気で身命を賭す覚悟で向き合ってます。その向き合いが少し認めていただけたような気がして、励みになりました。若輩者ですが、映画業界のさらなる発展のために尽力してまいります」と続けた。
ほかにも優秀主演男優賞には、「カラオケ行こ!」から綾野剛、「碁盤斬り」から草なぎ剛、「侍タイムスリッパー」から山口馬木也、「キングダム 大将軍の帰還」から山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)が選ばれた。
第48回日本アカデミー賞
同賞は2024年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。司会は、6年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「怪物」で第47回最優秀主演女優賞を受賞した安藤が務める。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
綾野剛はメガネ・山崎賢人は白リボン…個性溢れるブラックスーツに 草なぎ剛・横浜流星らと「第48回日本アカデミー賞」主演男優賞レッドカーペット登場モデルプレス
-
山田孝之&横浜流星“4度目の共演”新CMでヒーロー姿に 卒業したいことも明かすモデルプレス
-
大河「べらぼう」瀬川(小芝風花)の花嫁道中で視聴者が見た“夢” ラストシーン演出が話題「2人が結ばれたよう」モデルプレス
-
大河「べらぼう」蔦重(横浜流星)、瀬川(小芝風花)に語った“2人で見てた夢”に視聴者感涙モデルプレス
-
【べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 第10話】蔦重、瀬川の身請けに落ち込むモデルプレス
-
大河「べらぼう」横浜流星&小芝風花、“叶わなかった駆け落ち”密着ショットに反響「可愛いカップル」「救われた」モデルプレス
「映画」カテゴリーの最新記事
-
山崎賢人主演「キングダム」5作目、スーパーティザー映像公開 吉沢亮の姿もモデルプレス
-
JO1白岩瑠姫、1番人見知りとして名前挙がる 佐藤景瑚「僕もそう思いました」【JO1 THE MOVIE「未完成」-Bon Voyage-】モデルプレス
-
JO1川西拓実、監督から未公開シーン告白 誰も見ていないところで呟き【JO1 THE MOVIE「未完成」-Bon Voyage-】モデルプレス
-
田中圭、舞台挨拶中にイジられ「変な汗が出てきました」ワンシーン芝居でハプニング【三谷幸喜「おい、太宰」劇場版】モデルプレス
-
二宮和也主演「ラーゲリより愛を込めて」地上波放送決定 戦後80年特別放送モデルプレス
-
金ロー「サマーウォーズ」8月1日放送決定 細田守監督最新作「果てしなきスカーレット」映像も初公開モデルプレス
-
山崎賢人主演「キングダム」5作目、2026年夏公開決定「金ロー」で本編初公開モデルプレス
-
菜々緒「TOKYO MER」参加への決意「本当はやりたくなかった」「このメンバーじゃなかったら私はオファーを断ってる」過酷撮影に本音モデルプレス
-
鈴木亮平、“推し変”を懺悔 SixTONESジェシーには「めちゃくちゃ心を打たれました」【TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション】モデルプレス