長澤まさみ・松山ケンイチら、森山直太朗の“生歌唱”に感動「言語化できない」<ロストケア>
2023.03.06 22:56
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俳優の松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、前田哲監督が6日、都内で開催された映画『ロストケア』Special Screeningに登壇。スペシャルゲストの森山直太朗が生歌唱を披露した。
松山ケンイチ主演「ロストケア」
本作は、葉真中顕の同名デビュー小説の実写化。心優しい介護士ながら42人もの人間を殺めた連続殺人犯・斯波宗典(松山)とその事件を担当する検事・大友秀美(長澤)が取り調べを通じて対峙し、なぜ斯波が大量殺人を犯したのかという真相に迫る、社会派エンタテインメント作品となっている。長澤まさみ・松山ケンイチら、森山直太朗の生歌に感激
この日は主題歌『さもありなん』を担当している森山も登場。森山は冒頭の生歌唱で会場を魅了した。松山は森山の歌声を「森山さんの歌を聴いていて、僕のボキャブラリーの言葉全部を合わせても足りないくらい突き抜けた感動があって。何て言えば伝わるんだろうか、わからないんですけど、孤独に対しての、近くにいる人が見せる優しさだったり温かさだったり。自分が持っている暗さだったり悲しみだったり」「そういうものが、数秒ごとに自分の心に感じさせてくれるような、そういうライブ演奏だったなと思いました。本当にどうもありがとうございます」と絶賛。歌唱後に登壇した際に、森山に「やばかったよ」と言葉をかけていたことを明かされると、松山は「皆さんも、この歌を聴いた直後、感想を言ってくださいって言ったら、絶対出てこないですよ!だって、言葉超えちゃってんだもん!言語化できないですもん!この感情って!ね!」と興奮気味に語っていた。
一方、長澤は「映画がまだ終わっていないっていうのをすごく思い出させられて。また『さもありなん』という言葉がとても印象的で、それがずっと残って自分の中にあるっていうのが。この余韻をもらえて、これを生で聴けて、よかったなって思いました。大した感想が言えずにすみません!」と笑顔。
続けて「本当に感動しました。ケンちゃん(松山)と同じで、全然自分が思っている言葉では表せないんですけど、同じこの映画を作る仲間として、とてもうれしく思いました。本当にありがとうございました」と感謝の思いを語っていた。
検察事務官役の椎名幸太を演じた鈴鹿は「一つひとつの言葉が、ゆっくり心にしみてきて。松山さんと柄本(明)さんが介護の中で2人で笑いながら昔の思い出をしゃべっているシーンとかが、ふと思い出されてきたりとか。そうやって映画の1シーンが出てきたり思い浮かんだりして。本当に映画とマッチした曲なんだなあって思いながら。森山さんもおっしゃっていた空気感っていうのは、この楽器の生の音っていうのを聴きながらっていうのも….いいなあと思いました」と感想を語った。
鈴鹿央士「母と兄が一緒に観に行くって」
また、本作を通じてどんなメッセージを伝えたいか問われた松山は、いつかは観客や自分も死ぬとした上で「その前にきっと身体が動かなくなったり、もしかしたら最愛の人が、自分の親が、そういう状態になるかもしれない。介護っていうものと向き合わざるを得ない時間が必ず出てくると思うんですけども、天災と同じように、地震だったり津波だったり台風だったり、そういうものの備えが必要なように、自分の人生の終わらせ方と言うんですかね。終末期って言うんですか?そこに向けて備えていくということ」とコメント。長澤は「『将来のことを考えて』っていう話を同世代だったり、ちょっと下の子と話すと『まだ早いんじゃない?』って、よく言葉が出てくると思うんです。でも早ければ早いほど準備って自分で考え直したりすることもできるし、違う方法を探ることもできるなっていう風に思うので。介護っていうのが身近なものではないのかもしれないけど、どんなものだろうっていうのを知るきっかけにこの映画がなればいいなって思ったり。出てくる人たちの気持ちにたぶん皆さん一人ひとり共感できるところがあるんではないかなって思うような作品になっていると思うので。そのように見ていただけたら嬉しいなと思っています」と伝えた。
そして鈴鹿は「今23歳なんですけど、同世代の方だと、家族の方だったり両親はまだ元気だったりする世代だとは思うんですけど、準備するのに早すぎるっていうことはないと思うので。この作品をきっかけに、介護っていうものを深く知ろうと思うきっかけになってほしいですし、僕らの世代には『親に介護の話を自分からしてみてもらいたい』っていうのは一つあって。お母さん・お父さんに『老後ってどうしたいの?』とかって聞くことは一つ大事なのかなと思ったりしています」と発言。また「僕は、母と兄が一緒に観に行くって言ってくれているので、そのタイミングで1回話そうかなと思っています」と明かしていた。(modelpress編集部)
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