小松菜奈、再会したい相手明かす「ちゃんと言葉で伝えたかった」<ムーンライト・シャドウ>
2021.11.01 21:42
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俳優の小松菜奈が1日、都内で開催された東京国際映画祭 映画『ムーンライト・シャドウ』キャスト登壇取材に出席。再会したい相手を明かした。
小松菜奈、初の東京国際映画祭に喜び
吉本ばななの小説を実写化した本作は、主人公のさつき(小松)、さつきの恋人である等(宮沢氷魚)、そして等の弟・柊(佐藤緋美)や、柊の恋人・ゆみこ(中原ナナ)らが織りなす人間模様を幻想的に描く。この日は宮沢、佐藤も登壇していた。ブルーのドレスで登壇した小松は「初めての東京国際映画祭に参加させていただき、『ムーンライト・シャドウ』で、本当に光栄です。ありがとうございます。久々にこのメンバーと出会えて嬉しいですし、このプロモーションでは、エドモンド(・ヨウ)監督とは、こうして舞台挨拶も一緒にできなかったんですけど、東京にはいらっしゃるということで、見守ってくれているので。今日は最後まで楽しんでいってください」とコメント。一方の宮沢は「この度は、このような素敵な映画祭に、このメンバーで出れて本当にうれしく思っております」と笑顔を見せた。
本作の出演オファーを受けた時の思いを聞かれた小松は「監督もそうですし、キャストの方々も、異色のメンバーでもあったので、すごくワクワクするというか。どんな世界に、私たちは連れて行ってもらえるのかなあっていうのは、すごくありました」と返答。また「吉本ばななさんの作品が日本を超えて海外でもすごく長く愛され続けている作品でもあって。そんな作品に出演させていただけることが本当にありがたいというか私もそこの世界に飛び込んでみたいなと思いました」と続けた。
宮沢は、亡くなる役どころながら、終盤でも登場することについて「この世にはもう存在しない人物ということで。でも、さつきに会えた喜びとかは、その生っぽいところというかは、少し持ちつつ、でもどこかほっとしている自分というかこの再会によって、さつきが前を向いて進めたらいいなっていうその安堵の気持ちみたいなものも持ち合わせながら、あのシーンに挑みました」と述懐。宮沢が冬の川に入るシーンに佐藤が言及した流れで、このシーンについての思いを聞かれた宮沢は「寒かったし、本編では使われていないんですよ」と明かして会場を沸かせていた。
小松菜奈、死者と再会できるなら?愛猫との思い出語る
その後、劇中に登場する死者と再会できる現象「月影現象」に遭遇する場合、誰に会いたいかを観客に聞かれた小松は「実家で飼っていた猫に会いたいです」と回答。家庭の事情で猫の世話をちゃんとできる人がいなくなったそうで、「誰かに(猫を)見てもらわなきゃいけないってときに、みんな仕事で空けていたりとかしていたので。誰にお願いしようっていう話をしているとき、次の日に、猫ちゃんがいなくなってしまって」と回想。「猫ちゃん自体も病気気味でもあったので」としたうえで「そこからもう帰ってくることもなく。もう、何年も経ってしまったんですけど…最後にちゃんと『大好きだよ』って言葉で伝えたかったなって思います。急にいなくなってしまうと、ちゃんと伝えられなかったなとか、いろいろ悔いが残ってしまって。そういう現象があったら飼っていた猫に会いたいです」と愛猫との再会を望んでいた。
同じ質問に、宮沢は亡くなった祖父だと返答。「頭がとても良くて戦争も経験していて。本当に色々つらい経験をして、その結果、お医者さんになったんですけども、医者になって激動の時代を生きた人だったので。その時の生き方とか、どういう人生を歩んだのかっていうのを、ちゃんと今になって聞きたいなっていうのはありますね」と話していた。(modelpress編集部)
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