蒼井優・井浦新・前田敦子ら豪華集結 「第11回TAMA映画賞」授賞式
2019.11.17 17:30
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17日、東京・中央大学多摩キャンパスで開催された映画ファンの祭典「第29回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」にて、「第11回TAMA映画賞」授賞式が行われ、各賞受賞者が登壇した。
同賞は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したもの。
「最優秀作品賞」は『嵐電』(鈴木卓爾監督)と『長いお別れ』(中野量太監督)。「最優秀男優賞」には『長いお別れ』の山崎努(※「崎」は正式には「たつさき」)、『嵐電』などの井浦新、「最優秀女優賞」には『長いお別れ』『宮本から君へ』などの蒼井優、『旅のおわり世界のはじまり』『町田くんの世界』などの前田敦子が選ばれた。
2012年に新進女優賞を受賞している前田は「初めての映画賞がこのTAMA映画賞だったので、こうしてまた帰ってくることができて嬉しいです」と喜びをあらわに。
蒼井も「これからも真面目に映画作りをやっていけたら」と気を引き締めるとともに、「皆さんもこれからも映画を信じていただけたらと思います」と集まった映画ファンに呼びかけた。
また、単館系作品では記録的なヒットとなった『愛がなんだ』で共演した成田凌と岸井ゆきのが最優秀新進男優賞と女優賞をそろって受賞。メガホンを執った今泉力哉監督がサプライズでお祝いに駆けつけた。
反響を受け、成田は「初めて初号試写で観た時、本当に面白くてこの映画がヒットしなかったら日本はおかしいと思ったくらい。本当に1人でも多くの人に見てほしいと思っていたのでホッとしたというのはありました」とコメント。
岸井も「表参道で1日3回『愛がなんだ』観ました」と声をかけられたというエピソードを明かし、「ここまで沢山の人達が見てくださったというのは驚きでもあるしホッとしたというのはすごくわかる」と笑顔を見せた。
「第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は11月23日~12月1日、多摩市内の3会場にて開催。(modelpress編集部)
『嵐電』(鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同):誰かの想いをのせて走る嵐電は映画を撮ること、観ること、生活することという確かな手ざわりを夢幻の眼差しでとらえていた。
『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同):家族の形態に変化が訪れても変わらない絆を演技・台詞・演出の絶妙なブレンドで描き、至福な思いに観客をあまねいた。
【特別賞】映画ファンを魅了した事象に対し表彰
新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同(『天気の子』):少年・少女が緻密に描かれた東京の街並みから壮大な天空に放たれた開放感は、言葉に表せないほどの映像体験を観客にもたらした。
藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同(『新聞記者』):昨今の政治的題材に取り組みながら苦悩する個人に光を当てたドラマを作り、終演で拍手が起こる「新聞記者現象」を引き起こした。
【最優秀男優賞】本年度最も心に残った男優を表彰
山崎努(『長いお別れ』):認知症が進行していくなかで一瞬みせる敬愛される家族の長としてのお父さんの姿は、俳優・山﨑努の凄みを感じさせた。
井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか):経験に裏打ちされる思慮深さ、知性と品、色気を自在に調節し作品のカラーに溶け込む、映画界になくてはならない存在である。
【最優秀女優賞】本年度最も心に残った女優を表彰
蒼井優(『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』):『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けた。
前田敦子(『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか):『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像は、女優・前田敦子の資質・魅力と鮮やかにシンクロし、稀有な存在感を放った。
【最優秀新進男優賞】本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰
成田凌(『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか):身近にいそうな自然な佇まいで役に溶け込む一方、他方では誰もが持つ弱い部分を丁寧に演じ、多彩な表現力で観客を魅了した。
清水尋也(『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』):優れた感性と瞬発力で的確に内面を引き出す独特な存在感は、何かを起こしてくれそうな期待を抱かずにはいられない。
【最優秀新進女優賞】本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰
岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』):ヒロインを大胆な立ち居振る舞いと繊細な眼差しで体現し、リアルな恋愛群像劇のなかにキュートな魅力をもって立ち上がらせた。
シム・ウンギョン(『新聞記者』):真実を追い続ける真剣な表情・確かな演技力は、観るものを強烈に作品に引き込み、初出演の日本映画で鮮烈な印象を残した。
【最優秀新進監督賞】本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰
山戸結希監督(『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』):山戸結希監督と同じ時代に生きて、瞬きも出来ないような「新しい映画」の誕生に立ち会えることはこの上ない希望である。
奥山大史監督(『僕はイエス様が嫌い』):少年の無垢な思いが神聖な輝きを放ち、観客の心を揺さぶる。初長編作品で崇高でユーモア溢れる作品を創り上げた才気に感服した。
選考期間:2018年10月~2019年9月に劇場公開された作品が対象
「最優秀作品賞」は『嵐電』(鈴木卓爾監督)と『長いお別れ』(中野量太監督)。「最優秀男優賞」には『長いお別れ』の山崎努(※「崎」は正式には「たつさき」)、『嵐電』などの井浦新、「最優秀女優賞」には『長いお別れ』『宮本から君へ』などの蒼井優、『旅のおわり世界のはじまり』『町田くんの世界』などの前田敦子が選ばれた。
2012年に新進女優賞を受賞している前田は「初めての映画賞がこのTAMA映画賞だったので、こうしてまた帰ってくることができて嬉しいです」と喜びをあらわに。
蒼井も「これからも真面目に映画作りをやっていけたら」と気を引き締めるとともに、「皆さんもこれからも映画を信じていただけたらと思います」と集まった映画ファンに呼びかけた。
また、単館系作品では記録的なヒットとなった『愛がなんだ』で共演した成田凌と岸井ゆきのが最優秀新進男優賞と女優賞をそろって受賞。メガホンを執った今泉力哉監督がサプライズでお祝いに駆けつけた。
反響を受け、成田は「初めて初号試写で観た時、本当に面白くてこの映画がヒットしなかったら日本はおかしいと思ったくらい。本当に1人でも多くの人に見てほしいと思っていたのでホッとしたというのはありました」とコメント。
岸井も「表参道で1日3回『愛がなんだ』観ました」と声をかけられたというエピソードを明かし、「ここまで沢山の人達が見てくださったというのは驚きでもあるしホッとしたというのはすごくわかる」と笑顔を見せた。
「第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は11月23日~12月1日、多摩市内の3会場にて開催。(modelpress編集部)
「第11回TAMA映画賞」各賞受賞理由(要約版)
【最優秀作品賞】本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰『嵐電』(鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同):誰かの想いをのせて走る嵐電は映画を撮ること、観ること、生活することという確かな手ざわりを夢幻の眼差しでとらえていた。
『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同):家族の形態に変化が訪れても変わらない絆を演技・台詞・演出の絶妙なブレンドで描き、至福な思いに観客をあまねいた。
【特別賞】映画ファンを魅了した事象に対し表彰
新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同(『天気の子』):少年・少女が緻密に描かれた東京の街並みから壮大な天空に放たれた開放感は、言葉に表せないほどの映像体験を観客にもたらした。
藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同(『新聞記者』):昨今の政治的題材に取り組みながら苦悩する個人に光を当てたドラマを作り、終演で拍手が起こる「新聞記者現象」を引き起こした。
【最優秀男優賞】本年度最も心に残った男優を表彰
山崎努(『長いお別れ』):認知症が進行していくなかで一瞬みせる敬愛される家族の長としてのお父さんの姿は、俳優・山﨑努の凄みを感じさせた。
井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか):経験に裏打ちされる思慮深さ、知性と品、色気を自在に調節し作品のカラーに溶け込む、映画界になくてはならない存在である。
【最優秀女優賞】本年度最も心に残った女優を表彰
蒼井優(『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』):『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けた。
前田敦子(『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか):『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像は、女優・前田敦子の資質・魅力と鮮やかにシンクロし、稀有な存在感を放った。
【最優秀新進男優賞】本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰
成田凌(『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか):身近にいそうな自然な佇まいで役に溶け込む一方、他方では誰もが持つ弱い部分を丁寧に演じ、多彩な表現力で観客を魅了した。
清水尋也(『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』):優れた感性と瞬発力で的確に内面を引き出す独特な存在感は、何かを起こしてくれそうな期待を抱かずにはいられない。
【最優秀新進女優賞】本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰
岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』):ヒロインを大胆な立ち居振る舞いと繊細な眼差しで体現し、リアルな恋愛群像劇のなかにキュートな魅力をもって立ち上がらせた。
シム・ウンギョン(『新聞記者』):真実を追い続ける真剣な表情・確かな演技力は、観るものを強烈に作品に引き込み、初出演の日本映画で鮮烈な印象を残した。
【最優秀新進監督賞】本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰
山戸結希監督(『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』):山戸結希監督と同じ時代に生きて、瞬きも出来ないような「新しい映画」の誕生に立ち会えることはこの上ない希望である。
奥山大史監督(『僕はイエス様が嫌い』):少年の無垢な思いが神聖な輝きを放ち、観客の心を揺さぶる。初長編作品で崇高でユーモア溢れる作品を創り上げた才気に感服した。
選考期間:2018年10月~2019年9月に劇場公開された作品が対象
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