《私のビジネス日記帳》赤字にしないという信念 ワールドグループ常務執行役員 西川信一
2026.04.22 06:25
提供:繊研plus

私の仕事人生にとって大きな節目となったのが、三菱商事に在籍していた89年に、アルテスパーニャ・ジャパンという会社の設立に関わったことです。当時、総合商社を取り巻く環境は厳しく、単なるモノの売買に絡むビジネスが難しくなり、社内で新たなビジネスの公募がありました。
新たなビジネスを模索するなかで、スペインのインテリアショップ「アルテスパーニャ」を日本で展開するビジネスを上程し承認をいただきました。得意先の横浜ゴムとのJV(共同出資会社)として同社を設立し、28歳で専務取締役に就任、事業に踏み出しました。旗艦店を東京・麻布十番に出し、百貨店では高島屋に出店するとともに、コントラクトビジネスも強化し業績は順調に推移しました。
ところが、91年に入りバブル経済が崩壊し景気が失速。円安ペセタ高も響き、BtoC(企業対消費者取引)、BtoB(企業間取引)ともに急速に売り上げが悪化し赤字に転落、事業の継続可否が問われる状況となりました。事業回復が困難で、親会社が期待する規模が見込めないことから、94年に事業から撤退、会社を清算しました。
会社を清算することは、ここまで私に付いてきてくれた社員を解雇すること。彼らは翌月から仕事、お給料が無くなるという現実を実感しました。このことは、私のビジネス人生に強く焼き付いています。会社を作る責任の重さ、そして決して会社は赤字にしてはいけない、というその後の会社経営の信念となりました。
(ワールドグループ常務執行役員 西川信一)
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「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
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