《めてみみ》「売れ筋」というリミッター
2025.11.20 06:24
提供:繊研plus

大阪で先月、テキスタイル展「糸_(イトヘン)の祭典」が初開催された。糸や生地を扱う21社が出展し、会場は大阪を代表する歴史的建造物である大阪市中央公会堂。テーマは「妖怪」だった。
会場中央には、出展社が作った妖怪をイメージした衣装、モチーフが並ぶ。エンターテインメント性を取り入れたそうだが、なぜ妖怪にしたのか意図がわからず、展示会を企画したデザイナーのヒガシテッペイ氏に聞いてみた。
「出展社の売れ筋は各ブースで見られる。それはある意味、市場に合わせた商品でその企業の全力ではない。持つ力の全てを出し切れば人の心は必ず動く」と話す。あえて妖怪という架空の存在を設定することで、製作者の意識を〝売る〟から解き放ち、「何をどう表現するか」を問うた。アイデア、創作のリミッターを外せというメッセージだ。
来場者による人気投票もしたが、賞はない。「自分たちの全力に対し、いいね、と評価してくれる人が一人でもいることが自信になる」と考えたからだ。
ヒガシ氏は、自身のブランドの多くで国産生地を使い、国内で縫製する。「日本の生地、物作りが無くなったら死活問題。日本製の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」との思いで今展を企画した。魅力があるのにセーブしているのならばもったいない。今こそリミッターを外す時だ。
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