ウィファブリック、SDGs体験施設を開業楽しみながら知る場所に

2024.07.24 07:59

提供：繊研plus

アウトレットECモール「スマセル」を運営するウィファブリック（大阪市）は、大阪市住之江区にSDGs（持続可能な開発目標）を体験できる複合施設をオープンした。ファッションと環境問題について、買い物や飲食を通じて知ってもらう場と位置付ける。

（古川富雄）

施設名はスマセル・サステナブルコミューン。鉄工所跡地をリノベーションし、廃車になった赤い2階建てロンドンバスがシンボルになっている。面積は約660平方メートル。スマセルで扱うアパレル在庫の販売だけではなく、SDGsを取り組むブランドなどが出店している。「おいしい、楽しい、かわいいという体験を通してSDGsを身近に感じてもらう」（福屋剛社長）。購入するごとに森林保全団体、難民支援などの団体に100円を寄付できる仕組みも取り入れた。

1階はファッション系ブランドが揃う。アダストリアの子会社が展開するDtoC（消費者直販）ブランド「O0u」（オーゼロユー）、三陽商会のサステイナブルファッションブランド「エコアルフ」、世界中から集めたビンテージや古着の「アイムシップシェイプ」などが出店する。俳優の井浦新・あい夫妻が手掛けるサステイナブルコスメブランド「Kruhi」もある。