

川越政がテキスタイルブランド立ち上げ 欧米販路を拡大へ

テキスタイルコンバーターの川越政は、オリジナルのテキスタイルブランド「SHIRO TEXTILE」(シロテキスタイル)を立ち上げた。海外販路開拓を見据えたもので、主に国内産地を活用した上質な生地を提案する。前期はコロナ禍ながらテキスタイルと製品の連携による提案などが功を奏し、前期比30%増と増収増益を達成。経営環境が大きく変化する中、現場感覚を重視したボトムアップによる営業戦略を進めていく。
(三冨裕騎)
シロテキスタイルは、若手社員を中心に立ち上げたテキスタイルブランド。若々しい感性を示す白や、受け手に想像を与える余白の白といった意味を込めた。経年変化が楽しめる硫化染めのリップストップやウール・リネンの交織ウェザー、手作業による絞り染め素材など、国産ならではのオリジナル高付加価値素材を揃えた。50マークからスタートし、今後更に充実させていく。欧米の販路開拓が主な狙いで、ホームページは英語と日本語に対応。物作りの現場の紹介といったオリジナル記事コンテンツなども用意した。同社のホームページのお知らせ欄でリンクを紹介している。
21年度の売上高は29億7300万円と前期比30%増、コロナ禍前の19年と比べても27%増と大きく伸びた。OEM(相手先ブランドによる生産)中心の製品事業とテキスタイル事業の連携による提案のほか、国内外の拠点間、部内などでも連携が進んだ。ロンドン、ベトナム、上海と拠点を持っており、ロンドンでは販路拡大、ベトナムでは生産背景の更なる開拓、中国では協力縫製工場との連携や生地開発などを更に進めていく。海外売り上げ比率は現在7%ほどだが、21年度は19年度のほぼ倍増となった。今期は守りの期として拡大した商権の選択と集中を図るが、輸出に関しては欧米を中心に今後も更に伸ばしていく方針。各拠点でSNSを活用した発信も取り組んでいる。
定着率の高さと幅広い年代の社員を強みとしており、「それぞれが個性を生かし、能力を発揮できる仕組みを作りたい」(川越浩治社長)とも。社員によるSWOT分析も実施するなど、ボトムアップによる営業戦略に力を入れている。
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