パリ五輪、卓球・平野美宇の報道写真がネット上で物議 「悪意しか感じない」
パリ五輪、卓球・平野美宇選手の報道写真がネット上で賛否を呼んでいる。
1日(現地時間31日)に行われたパリオリンピック「卓球女子シングルス」3回戦で、日本代表・平野美宇選手が勝利を収め、準々決勝進出を決めた。一方、そのニュースを報道した国内メディアの記事が、ネットで物議を呼んでいる。
順調に勝ち進む平野美宇選手
この日平野選手は、インドのマニカー・バトラー選手と対戦。
第1ゲームを11-6で奪取すると第2ゲームも11-9で連取。第3ゲームこそ奪われたものの、終始危なげない試合展開で、ゲームカウント4対1で勝利を収め準々決勝進出を決めた。
話題となった写真
日本国内のメディア各社はその模様を速報で報道。
強烈なスマッシュを放つ瞬間やキュートなガッツポーズ姿を各社記事写真に採用したが、某スポーツ紙記事の他メディア転載版は、ふわっと浮かび上がった球が平野選手の顔中央とかぶる一風変わったショットを掲載した。
この写真、ちょうど平野選手の鼻と球が重なっており、まるでピエロの顔のように見える不思議な一枚で...。
ネット上で物議
この記事が掲載されると、X上のファンが反応。
「もっといい写真あったでしょう」「写真に悪意しか感じない」「寄り目ピエロ写真やめたげて」と不快感を示す声が多く上がる状況となっている。
一方で、「もっと平野選手のカッコいい写真にしてください!」「そのバズり方は多方面に誤解を招くからやめた方が...」と優しくアドバイスする声のほか、「金メダル取って、笑い話のネタにしてほしい」と平野選手にエールを贈る声もあった。
写真チョイスを見て
記者も過去スポーツの現場での撮影を担当しているが、一つの試合で少なくとも数千枚のシャッターを切る。格闘技なら打撃が当たった瞬間、技を放った瞬間、球技ならボールの位置、スイングしたポーズを的確に抑えるため、そのシーンごとに秒間10枚近い連写撮影を行うのだ。
その中で、使えるショットを記事に採用する。そう考えると、敏腕カメラマンが集まる五輪の会場で今回のショットだけが「使える写真」だったとは考えにくい。まだ決勝ではないとあり、そこまで緊張感がないのかもしれないが、選手本人やファン心理を考えるとさすがにチョイスミスだったと感じる。
(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)
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