超特急・柏木悠、遊園地デートは「ちょっと気を遣っちゃうのかな? 僕自身がすごい叫ぶから…」
メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の最年少メンバーで、俳優としても活躍中の柏木悠。「月刊ザテレビジョン」で連載中の「はる。のれんさい」5回目では、富士急ハイランドへ。ライブにドラマに頑張る悠くんの気晴らしになったのか。そして、あれだけ高い所に抵抗を見せていた彼はなぜ絶叫系に乗りたがるのだろうか…話を聞きました。
怖いという気持ちもありますが、何よりもワクワクが勝ってしまう
――今回は、富士山のお膝元にある富士急ハイランドに来ました。
正直、テレビや配信などのロケで遊園地に来させていただけるのなら分かるのですが、写真のみのこの連載で来られるとは…。かなり驚きましたし、すごくうれしかったです。もう念願ですから。
――FUJIYAMA、ええじゃないか、ZOKKONに乗りましたが、前から乗りたかったのですか?
僕、絶叫系が大好きなんです。子供の頃から熊本の遊園地で絶叫系に乗ってきていたので、耐性があるというか…。怖いという気持ちもありますが、何よりもワクワクが勝ってしまう。今回も、怖いと評判の3つのアトラクションは絶対乗りたい!と思いました。
――実際乗っていかがでしたか?
やっぱり一番怖かったのはええじゃないか。レールにぶら下がる形なので席に着いたときから怖く、なおかつ走りながら座席が前後に回転するため、方向が分からなくなる。新しい体験すぎて、めちゃくちゃ大声を上げちゃいました。そしてZOKKONは怖さというより楽しさが勝ったかも。バイク型の乗りものなので、全身で風を受ける感じが新鮮。これもここでしか味わったことのない、新たなタイプの絶叫系でした。そして何よりも最高だったのがFUJIYAMA。やっぱり富士急ハイランドと言えばFUJIYAMAですよ。ジェットコースターの王道というか。富士山に向かってどんどん上っていく恐怖感はたまらなかったし、落ちた後のスピード感は爽快で気持ち良かったです。
――少し確認したいのですが、以前、東京スカイツリーを訪れたときは高いところは苦手と言っていましたが、絶叫系は大丈夫なんですか?
あっ、それとこれは別なんです。もちろん上っていくときは怖過ぎて一人でブツブツ言っているのですが、落ちたら楽しい思い出だけが残っているという。自分でも理解しがたい感覚なんですが、何かが違うんです。で思ったのは、スカイツリーが怖かったのは、あの高さに対して横幅が細すぎるなって勝手に思っちゃっているんです。もっとどっしりとした円柱だったら怖くないと思うんです。で、絶叫系はそんなことも考えているヒマがないというか(笑)。あと、上っていくところは怖いけどスピードに関しては楽しさしかないですから。なので、めちゃくちゃ速く走るFUJIYAMAは天国で、一体何が怖いんだろうレベルです。
――FUJIYAMAといえば、目の前に富士山が広がっている絶景も楽しみの一つですが…。
(※悠くんは、かつて山梨を訪れても見られず、東京スカイツリーに上った際も曇りで見られなかった)
やっとですよ。やっと念願の富士山を見ることができました! もうめちゃくちゃ高くて美しくてカッコイイ。見ているだけで心が洗われるというか、偉大過ぎました。そしてFUJIYAMAは富士山に向かって上っていくので、目が離せなかったです。あの感覚は富士急ハイランドでしか味わえないので、かなり貴重。ちなみにFUJIYAMAスカイデッキから見る富士山は、遮るものが何一つなく絶景スポットでした。来て良かった、そして晴れていて良かったって本気で思いました。富士急ハイランドまで来て富士山が見えなかったら、後は富士登山しか残っていなかったので。とりあえず富士山を見たい、富士急ハイランドで遊びたいという希望が一気に叶ってうれしかったです。
僕自身がすごい叫ぶからな…思いっ切り楽しみたいから、あまり気を遣わない人と行きたいかも
――熊本の遊園地によく行っていたとのことですが、家族と行くことが多かったのですか?
子供の頃から家族とばっかり行っていました。アトラクションの数がすごく多いんです。子供が楽しめるものから、かなりハードな絶叫系までめちゃくちゃ豊富で。子供の頃は身長が足りなくてお姉ちゃんしか乗れなかったものに、成長して一緒に乗れるようになったときはうれしかった。なんか大人になった気持ちになって。また家族みんなで行きたいです。
――遊園地といえば理想のデートのイメージもあるのですが、恋人と行ってみたいと思います?
どうなんだろう。楽しそうとは思うけど、やっぱり恋人となると友達とは違うのでちょっと気を遣っちゃうのかな? ジェットコースターとか落ちる前に「守ってあげるよ」とかささやいたりして(笑)。あとはずっと話し掛けて安心させたり? う~ん。それって自分も楽しめているのかな? 僕自身がすごい叫ぶからな…思いっ切り楽しみたいから、あまり気を遣わない人と行きたいかも。やっぱり遊園地では自分を思う存分解放したいですから。
――遊園地はめちゃくちゃテンションが上がる場所なんですね。今、仕事も忙しいと思いますが、最近テンションが上がったことはありますか?
ちょっと前ですが両親と一緒にご飯を食べたとき、両親の誕生日が近かったので子供たちからプレゼントをあげたんです。そしたらめちゃくちゃ喜んでくれて。その姿を見たらテンションがかなり上がりました。ちなみにお父さんにはイヤホンをあげたのですが、実は1年以上前、僕がイヤホンをなくしてしまい、お父さんが使っていたものをもらったんです。その後、お父さんは新しいものを買っているのかと思いきや、ずっと買わずに過ごしていたらしいというのを最近知って、これは絶対にあげなきゃ!と決めていました。実際に渡したらすぐに使ってくれて…。あのうれしそうな笑顔は忘れられないです。少し大人になった気分になりました。
――あと半年と少しで20歳ですもんね。
実は今、10代最後の夏なんですよ。夏休みって永遠にあると思っていたけど、なくなっていくものなんだ…。僕、夏が1年の中で一番好きな季節なんです。ギラギラと照る太陽や青々と生い茂っている緑、川のせせらぎやセミの鳴き声など、どれをとっても“夏”って感じの景色が広がって、なぜか懐かしい気持ちになります。僕、ゲームが好きで、子供の頃あるゲームをお父さんから借りてやっていたのですが、夏休みが永遠に続く感じを味わえます。きっと今やっても楽しいはず。暑い夏、涼しい部屋でゲームをして楽しんでみてはいかがですか?
■撮影=諸井純二/取材・文=玉置晴子/スタイリスト=東正晃/ヘア&メーク=Mashino/撮影協力=富士急ハイランド
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