AKB48紅白対抗歌合戦、全曲生歌生演奏・豪華ゲストとコラボ挑戦でAKB48の本気を見た サイリウムが止まるほどの圧巻ステージ<セットリスト>
2017.12.10 18:53
views
10日、東京ドームシティホールにて「第7回 AKB48紅白対抗歌合戦」が開催された。
目次
「AKB48紅白対抗歌合戦」とは
2011年に第1回が開催され、今年で7回目となる同イベントは、AKB48グループのメンバーが紅組、白組に分かれてパフォーマンスを競い合う年末恒例のお祭りコンサート。毎年同イベントならではのゲストや演出、この日限りのユニットによるパフォーマンスが繰り広げられ、今回は「FNS歌謡祭」「僕らの音楽」「堂本兄弟」など数々の音楽番組を手掛けるフジテレビ音組の“きくちP”こときくち伸氏が演出を務め、4時間以上にわたってワイヤレスマイク35本を使用した全43曲完全生歌、生演奏のステージに挑戦した。紅組キャプテンは、横山由依が務め、AKB48、SKE48、NGT48を、白組キャプテンは山本彩がNMB48、HKT48、STU48を率いた東西対決。紅組が白組を下し、優勝した。司会は第1回から7回連続、「ミスターAKB紅白」こと堺正章と、第3回から5回連続となる内田恭子が今年もがっちりタッグを組んだ。総勢131名が出演し、約2000人の観客を動員。全国54の映画館で生中継された。
アイドルコラボが胸熱すぎる
序盤は、他のアイドルがグループの垣根を越え、サプライズ登場。HKT48指原莉乃が大ファンのモーニング娘。'17とコラボレーションユニット・サシニング娘。の初ステージを実現させると、NGT48×Negiccoで「NegiGT48」、SKE48×チームしゃちほこで「しゃちKE48」、NMB48×たこやきレインボーで「たこMB48」とご当地アイドル同士のコラボが続々と実現していき、アイドルファンにとっては夢のようなステージとなった。生演奏でしっとり…圧巻のunpluggedパート
中盤は電源を使用しないアコースティック演奏によるunplugged(アンプラグド)パート。STU48瀧野由美子は「僕らの音楽」オープニングテーマをサックスで生演奏。一気に会場は大人の雰囲気に包まれ、美しい音色に観客は聴き入った。
その後はSKE48高柳明音と古畑奈和による「不器用太陽」など、グル-プごとに歌唱力自慢のメンバーが少人数で生歌をしっとりと披露。BOSSAバージョンの「恋するフォーチュンクッキー」など人気曲に新たな息が吹き込まれた。
しかし、最後はなぜかイベント恒例のゲスト、ダチョウ倶楽部が登場し、「365日の紙飛行機」を熱唱。最後は横山らAKB48メンバーが加わったが、司会の堺からは「皆きれいに歌ってるのに何で泥塗るんだ!」とツッコミが入った。
審査員の千秋はフィナーレで「新しい魅力を感じた人がいっぱいいた」と推しメンができたことを告白。聞かれると名前は覚えてないながらも高柳&古畑と、NGT48「青春時計」でセンターで歌った佐藤杏樹だと明かし、ステージは大いに盛り上がった。
山本彩は稲垣潤一と、中井りかはロス・インディオと
豪華ゲストは後半にも続々登場。稲垣潤一が駆けつけ、1月発売のAKB48のアルバム「サムネイル」から山本彩と「過ち」をムーディーにデュエット。堺が山本に年の差恋愛を勧める(?)流れになると、審査員の社会学者古市憲寿氏も「不倫カップルみたいで素敵でした」と乗っかり、山本は思わず「稲垣さんに変なイメージつくんでやめてもらっていいですか?」と苦笑した。NGT48の中井りかも、大御所コーラスグループのロス・インディオスを迎え、シングルカップリングのコラボ曲「抱いてやっちゃ桜木町」をパフォーマンス。実に約60歳差というロス・インディオスに囲まれ、堂々と富山弁あるあるを盛り込んだドキッとする楽曲を熱唱。
審査員のミッツ・マングローブは「急に酒場指数が上がった」とディナーショーさながらの選曲に喜びつつ、「でもさすがAKBの皆さん、恋愛禁止だけあってまだ上半身で歌ってるわね」と大人のアドバイス。中井のポテンシャルに太鼓判を押した。
向井地美音・小栗有以で渡辺麻友卒業ソング
年内で卒業する渡辺麻友は今回、審査員として参加。渡辺のラストシングル「11月のアンクレット」を渡辺が期待する次世代エースのチーム8小栗有以センターで披露すると、今度は小栗と向井地美音で渡辺の卒業ソング「サヨナラで終わるわけじゃない」。小栗は審査員席まで行き、渡辺の後ろで歌い出すとサビ部分で涙。声をつまらせ歌えなくなると、ステージから到着した向井地が駆け寄り優しくサポート。次世代エース2人からのプレゼントを渡辺も感無量の表情で見つめた。
そして、チームBメンバーで「チームB推し」を“まゆゆ推し”バージョンでパフォーマンス。柏木由紀がステージから渡辺の元へ行き、北原里英と宮崎美穂を合わせた柏木チームB4人が揃う感動的な展開に。最後は渡辺も自分の立ち上がり歌に参加。渡辺への感謝を示したパートに、渡辺は「期待している後輩2人がそばで歌ってくれてとっても感動しました」と話した。
豪華ゲスト続々…まさに「FNS歌謡祭」状態に
終盤は、カバーに次々と挑戦し、まさにAKB48グループによる「FNS歌謡祭」状態だった。HKT48松岡はな、矢吹奈子、田中美久はシンディ・ローパーの「TRUE COLORS」で英語曲を歌いこなしたら、SKE48松井珠理奈と小畑優奈はイルカと「なごり雪」をお揃いのツナギで歌唱。
NMB48白間美瑠はTHE BLUE HEARTSの名曲「チェインギャング」を押尾コータローのギターに乗せ、ロックに。柏木由紀がVOJA-tensionのアカペラコーラスと息ぴったりに歌ったさだまさしの「飛梅」は、会場中が息を呑むほどのクオリティだった。
HKT48宮脇咲良はミュージカル「レ・ミゼラブル」から「On My Own」を宮本笑里のヴァイオリンとともに披露し、思わず涙が出るほど感情のこもったステージに観客は感動。
トリはキャプテン対決。紅組の横山はSiaの「Chandelier」を同曲のカバー経験がある3B junior栗本柚希をデュエット。栗本の力強い声と横山の持ち前の透き通ったハイトーンが化学反応を起こした。
そして、白組の山本は榊いずみ本人と「失格」をツインギターでパフォーマンス。榊のパワフルな声に負けじと山本も力強くこたえた圧巻のステージで、トリに相応しい対決となった。
それぞれのメンバーが時間をかけて本気で練習を重ねてきたことが分かったパフォーマンスで、終盤は観客のサイリウムを振る手もしばしば止まるほどの張り詰めた緊張感が連続。
渡辺は「例年のAKB紅白とは打って変わって凄く楽しませて頂けましたし、メンバーの新しい魅力を発見しました。これからのAKB48グループが凄く楽しみになったのでこれから外側で楽しませて頂きたい」とコメント。ミッツも「あんたたち、生いけるじゃん!お願いですよ来年から」と感心し、会場も拍手。審査委員長を務めた田中将大投手は「これまではお祭りの感じが強かったんですけど今年は歌合戦という感じで、歌を聴かせる演出で素晴らしかったです」と絶賛した。
例年とは趣向を変えたライブ感に満ちた紅白対抗歌合戦となり、総監督の横山をはじめメンバーもいつもと違った挑戦が出来たと充実の表情。最後には、今年も1年間応援してくれたファンに感謝の気持ちを伝えながら、「Happy Xmas(War Is Over)」を全員で歌って、2017年最後のAKB48グループとしてのコンサートを締めくくった。(modelpress編集部)
セットリスト
※☆がセンター、グループ名補足なしはAKB48、○=白組、●=紅組1.●ヘビーローテーション/AKB48☆向井地美音
2.●1!2!3!4!ヨロシク!/SKE48☆松井珠理奈
3.○まさかシンガポール/NMB48☆白間美瑠
4.○最高かよ/HKT48☆松岡はな
5.●Maxとき315号/NGT48☆高倉萌香
6.○思い出せてよかった/STU48☆瀧野由美子
7.GIVE ME FIVE!/ALL
8.One・Two・Three/モーニング娘。'17
MC
9.○泡沫サタデーナイト!/サシニング娘。(HKT48指原莉乃&モーニング娘。'17)
10.○Get you!/サシニング娘。(HKT48指原莉乃&モーニング娘。'17)
11.●アイドルばかり聴かないで/NegiGT48(NGT48&Negicco)
12.●みどりと森の運動公園/NegiGT48(NGT48&Negicco)
13.●抱きしめてアンセム/しゃちKE48(SKE48&チームしゃちほこ)
14.●オキドキ/しゃちKE48(SKE48&チームしゃちほこ)
15.○絶滅黒髪少女/たこMB48(NMB48&たこやきレインボー)
MC
~22までunplugged~
16 .○「僕らの音楽」オープニングテーマ/STU48瀧野由美子によるサックス演奏
17.●恋するフォーチュンクッキー/指原莉乃、峯岸みなみ、岡田奈々、高橋朱里、村山彩希、岡部麟、小田えりな、倉野尾成美、山内瑞葵、田野優花
18.○僕らのレガッタ/加藤夕夏、渋谷凪咲、村瀬紗英、☆矢倉楓子(NMB48)
19.●不器用太陽/高柳明音、古畑奈和(SKE48)
20.○大人列車/☆兒玉遥、本村碧唯、渕上舞、豊永阿紀 、坂本愛玲菜(HKT48)
21.●青春時計/☆佐藤杏樹、西潟茉莉奈、長谷川玲奈、小熊倫実、菅原りこ、山田野絵、村雲颯香(NGT48)
22.365日の紙飛行機/ダチョウ倶楽部&横山由依、柏木由紀、入山杏奈、加藤玲奈、松井珠理奈、宮脇咲良、兒玉遥、北原里英
MC
23.○過ち/NMB48山本彩×稲垣潤一
24.●抱いてやっちゃ桜木町/NGT48中井りか×ロス・インディオス
MC
25.誰にも言わないで/SKE48白井琴望 ※じゃんけん大会より
26.●世界はどこまで青空なのか?/NGT48☆荻野由佳
27.○ワロタピーポー/NMB48☆白間美瑠
28.●意外にマンゴー/SKE48☆小畑優奈
29.○キスは待つしかないのでしょうか?/HKT48☆松岡はな
30.●11月のアンクレット/AKB48☆小栗有以
31.●サヨナラで終わるわけじゃない/向井地美音、小栗有以
32.●チームB推し/AKB48チームB
MC
33.○TRUE COLORS(シンディ・ローパー)/☆松岡はな、矢吹奈子、田中美久(HKT48)
34.●なごり雪/松井珠理奈、小畑優奈(SKE48)×イルカ
35.○チェインギャング(THE BLUE HEARTS)/NMB48白間美瑠×押尾コータロー(ギター)
36.●飛梅(さだまさし)/柏木由紀×VOJA-tension
37.○On My Own(レ・ミゼラブルより)/HKT48宮脇咲良×宮本笑里(ヴァイオリン)
38.●Chandelier(Sia)/横山由依×3B junior栗本柚希
39.○失格/NMB48山本彩×榊いずみ(ツインギター)
MC
40.天使はどこにいる?/fairy w!nk(HKT48荒巻美咲&運上弘菜) ※じゃんけん大会優勝ユニット
41.あばたもえくぼもふくのうち/ふぅさえ(NMB48矢倉楓子&村瀬紗英) ※じゃんけん大会ユニット
42.僕たちの地球/Kissの天ぷら(NGT48北原里英&AKB48宮崎美穂&AKB48大家志津香) ※じゃんけん大会ユニット
審査結果発表
43.Happy Xmas/ALL
概要
<紅組>キャプテン:横山由依AKB48:49名
SKE48:16名
NGT48:17名
<白組>キャプテン:山本彩
NMB48:16名
HKT48:18名
STU48:15名
司会:堺正章、内田恭子
審査員:田中将大投手(米大リーグヤンキース)、春風亭小朝、ミッツ・マングローブ、古市憲寿、千秋、渡辺麻友
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「音楽」カテゴリーの最新記事
-
「オールナイトニッポンX」スペシャルライブ開催 高橋文哉・日向坂46・キタニタツヤ・IS:SUEの出演決定モデルプレス
-
町田啓太 初の海外単独ファンミーティングを台北にて開催!WWS channel
-
12月9日放送「CDTV」出演者・楽曲発表 キンプリ・なにわ男子・乃木坂46・LE SSERAFIMらモデルプレス
-
令和のプロレス界を賑わすDDTサウナカミーナってどんな集団? マツコ・デラックスも魅了ENTAME next
-
M!LK グループ結成10周年当日にスペシャルイベント開催!貸し切りの西武園ゆうえんちで花火を打ち上げ一夜限りのスペシャルパフォーマンスを披露!WWS channel
-
chilldspot、倉科カナ主演ドラマの主題歌を書き下ろし…比喩根「複雑な感情もこもったリアルなラブソング」<Lemino>WEBザテレビジョン
-
Cornelius×くるりの対バンライブ「Cornelius / くるり ~ あらきゆうこ生誕50年ライブ ~」がテレビ初放送決定WEBザテレビジョン
-
HKT48渕上舞、生誕祭2度目の延期へ「療養に専念する」2023年にも活動休止していたモデルプレス
-
ちゃんみな「昔の私にすごく似てる」オーディション脱落者に語った現実「私たちみたいな人間に課せられている定め」【No No Girls】モデルプレス