

<防災教育>5歳の子を被災地に連れていきたい夫、トラウマが怖い妻。両方とも間違いではないが
2025.09.07 10:25
提供:ママスタ☆セレクト

学ぶことに早いも遅いもない。わかっていても、その学びが理解できる年齢や状況であるかは重要なポイントですよね。今回は“防災教育”にまつわる学びについての相談です。
『旦那が5歳になる子どもを連れて震災の被災地へ行きたいと言い出しました。防災教育は早いうちから知っておいたほうが学びになると旦那は言うのですが……』
投稿者さんの旦那さんは“防災教育”として、震災の起こった東北の地にわが子を連れていきたいのだそう。しかし投稿者さんは、子どもがトラウマを抱えてしまうのではないかとか、まだ理解するには早すぎる年齢ではないかと反対しています。この問題について、ママたちはどのような反応を見せるのでしょう。
早期の防災教育は有効?トラウマ?わからない?
『学校で習うようになって実際見に行こうかというのなら納得もいくけど、5歳の子どもに理解しろと言っても意味がわからないのではと思う』
ママたちからは、5歳の子どもには早すぎるのではという声が目立ちました。決して5歳の子どもへの防災教育を否定しているわけではなく、旦那さんのやり方が問題ということです。実際に震災が起きた地に立ち、見える景色や空気を肌で感じることは価値のある経験・体験になるでしょう。しかし、その価値の重さを理解するには5歳では早すぎる。ママたちはそのように感じているのかもしれません。
トラウマになる?
『5歳児が倒壊した家屋を見ても、トラウマというか不思議な気持ちになるだけかも』
『5歳になる娘がいるけど、どんなに酷い光景を見てもトラウマになるほどの理解はできないと思う』
小さな子どもに震災の爪痕を実際に見せることへ不安を感じている投稿者さん。しかし、5歳の子どもにどこまで理解ができるのでしょう。そう考えるとトラウマにまではならないのかもしれませんね。もちろん、実際に見せてみないと正直なところわかりませんが。感受性が強い・不安を抱えやすいお子さんなどの場合は、些細なことがトラウマになる可能性は否めないからです。まずは「小さな子だから」という考えを一旦置いておいて、わが子がどう感じそうなのかを考えてみてもよさそうです。
復興が進む様子でもいいのか
『かなり復興されて観光地っぽくなっているよ。海水浴が解禁になっているところもあるし』
記憶に新しい能登の震災だけでなく、東日本大震災や阪神・淡路大震災などの経験をもつママたちからの声も寄せられました。能登方面はまだまだ震災の爪痕が残り、復興がままなっていないところも多いそうです。しかし多くが復興を進めていて、投稿者さんの旦那さんが期待するような景色ではない可能性もあります。復興した状況を見て5歳児がはたして震災を想像できるでしょうか。復興しつつある被災地を見ながらの防災教育もできるでしょうが、ますます5歳児には厳しいのではないかとママたちは考えたようです。
子どもへの防災教育、どうすればいい?
5歳の子どもに震災の爪痕が残る現地へ出向くことに関するお悩みについての相談。現地へ行くことはあまり勧められないけれど、防災教育は早くから行ってもいいのではというママたちの声もありました。
防災教育を学べる施設やイベントへ行く
『自然災害の脅威を学ばせたいなら、災害の疑似体験ができる施設に連れていったほうがよっぽど学びになる気がします』
『近くの防災センターとかでやっている、防災関係が体験したり防災ツアーに参加したり、見聞きできるところへ連れていったりすることからはじめたほうがいいと思う』
もっとも多く寄せられていた声が、現地へ行く前にできる防災教育についてでした。未曾有(みぞう)の大規模災害のみならず、常に自然災害にさらされている日本。その自然災害の多さから「災害大国」などとも言われていますよね。その影響か、日本のあちこちには自然災害を体験できる施設がいろいろあります。まずはそのような施設や災害を学んだり体験できるイベントに参加してみたりしてはいかがでしょう。小さいお子さんならなおのこと、そのような施設やイベントのほうが馴染みやすい可能性もありますね。
自分たちで防災について学ぶ
『まずは、今住んでいるところで地震が起きたときにどうすればいいのかを家族で考えるとかからはじめてみては?』
『断水・停電になったと仮定して家で1日すごしてみるとか。それから現地に行くのでも遅くはないよ』
どこかへ出向いて実際の資料などを見ながら学ぶことも防災教育においては重要ですが、今自分たちの目の前にある状況に、震災が起こった場合どうするかを考えることも大切ですよね。ライフラインが止まったらどうなるのかを考えて、実際に断水停電を想定して1日家ですごしてみるなどもよさそう。家族で協力し合って知恵を出し合い工夫をして乗り切る。これも十分“防災教育”になります。
現地に行くなら観光で復興を手助け+何があったかだけ教える
『旅行がてらに立ち寄るとかならわかる』
『復興を掲げてもう観光地としてやっているから、普通に観光に来てほしい。ついでに想いを馳せても、馳せなくてもどちらでもいいよ』
お子さんの年齢を考えると、防災教育がメインの旅ではお子さんが嫌になってしまうかもしれませんよね。それならば、復興した町を観光しながら、合間に震災の被災地を訪れて学ぶぐらいでもいいのではないでしょうか。防災だけがメインの旅となると、強制的に学ばされている感が出てしまいかねませんので、楽しい思い出のなかに学びを盛り込んだほうが思い出にも残りそう。楽しい思い出を振り返ったときに「そういえば」と防災について話すことだってできますよ。
ムリをしない子どもにあった防災教育を
現地でこそ感じる・理解できる防災教育もありますが、現地に行かずとしても防災について知る・学ぶことはできるとママたちは話しています。そこについて投稿者さんから旦那さんにプレゼンできるよう、情報収集をしたり、さまざまな人からの意見を聞いたりしてみてはいかがでしょう。漠然と「早いから」とか「トラウマになるかもしれない」では、強い意志をもってわが子を現地に連れていきたいと考えている旦那さんを説得することは、少々難しいかもしれません。しかし、段階を踏みたいことや年齢に適した防災教育のメリットなどをプレゼンできれば、旦那さんを説得できるかもしれません。大切な学びだからこそ、家族みんなで納得のできる形を模索してみてくださいね。

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