林田香織が語る「働き方改革」の理想とは 時短テクニックで仕事&育児を効率化<インタビュー>
2018.03.29 19:30
労働環境の改善が進む企業がある一方で、「でも私の会社は…」と感じる方も多いかもしれません。今回、自身も三児の母で「働き方改革」のセミナーを企業向けに行っている林田香織さんにインタビューを行い、女性を取り巻く環境の変化から、出産・子育てを楽しむヒントを語っていただきました。
子育てと仕事の両立や夫婦のパートナーシップなどに悩む人たちのサポートも行っている林田さん。そんな林田さんが提唱する「チームわが家」という理念は、夫婦のどちらか1人だけ、または夫婦2人だけで子育てするのではなく、民間サービスや行政サービス、家電、テクノロジーなどのリソースと連携させた子育てのこと。労働環境が変化している現代で「チームわが家」は、無理をせず家族皆が笑顔でいられるヒントがありました。
林田:企業によって本当にバラバラですね。進んでらっしゃる企業さんは、従業員の立場関係なく自分たちが主体的に「どう職場環境よくしていこう」と考えています。上司や会社がなんとかしてよ、ではなく現場の人達もしっかりと考えているんです。トップが、その現場の意見を上手にすくい上げているところは進んでいますね。
― 意見を発信するのは雇用形態なども関係なく?
林田:「働き方改革」が進んでいる企業さんは契約社員の方も発言権をすごく持っていて、「自分たちも言っていい」という雰囲気があるんです。一方で、具体的な策を講じずに決めた数値目標を追いかけている企業さんもあります。とりあえず定時に帰らせても、結果的にあとは個人でどうにかしないといけないんです。そうすると逆に不満が多くなって「働かされ改革」になっていくんです。
― それがきっかけになって離職する方も出てきそうですね。
林田:データを見ると、子育て期の女性の離職理由って、本当は「育児が大変だから」ではないこともあります。仕事にやりがいを持てなかったり、ずっと不安を抱えていて、それが育児がきっかけで爆発して離職に繋がることもあるんです。本当に育児が理由で辞めるの方も、もちろんいます。でもそれが全てではないんです。
― 「働き方改革」が上手くいくためには仕事の内容もすごく大切なんですね。
林田:そうだと思います。「働き方改革」が上手くいくには、まず制度が整っていることと、個人がどういう働き方を希望しているかをある程度オープンにして共有できること。最後に仕事にやりがいを持ってもらうことです。「こうなりたい」と思う姿と、日々の業務がある程度リンクしていないと不満や疑問を感じてしまいます。例えば、定期的に「あの子はそう言えばこう言ってたよね、じゃあうちに引っ張ろうかな」という話を管理職で話し合うことをやっているところもあります。そういう企業は社員も頑張るし、アピールもしますよね。
― 「働き方改革」が上手くいく企業がある一方で、やはり上手くいかない企業も。
林田:業務削減されていないのに、時間のおしりだけ決められちゃうから結局忙しいだけで、やりがい経験も持てません。ある方がおっしゃっていたのは、本当に目の前のことをこなすだけで、一日が終わるらしいんです。業務量が変わらず業務時間が決まっただけだと、自分が出がらしみたいに感じると聞きました。もちろん、働き方改革が上手くいっている企業の方も忙しいは忙しいらしいんです。時間内の忙しさはあまり変わらないらしいんですが、すごく前向きな忙しさだと。やりがいや面白みを感じて仕事が出来ると、やっぱり表情が全然違うと思います。
林田:かなり違います。夫の転勤でアメリカに行ってすぐの頃、金曜日の夕方4時に会議を入れたら誰一人いなかったらしいんです(笑)。上司に言ったら、「金曜日は皆3時に帰るのに、4時に入れるお前が悪い。それは仕事が出来ないやつがすることだ」って言われたらしくて。日本はワークがあって、その余りの時間をどう過ごそうかなという考え方ですけど、アメリカはライフがあって、残りの時間でどれだけ効率よく働いて成果を出していこうかなって考え方なんですよ。
― 主軸にしているものがそもそも違うんですね。
林田:そうなんです。だから決して楽をしているわけじゃなくて、どうやったらより楽しいライフにできるかを考えて働くんです。効率よく働けば自由な時間も増えるし、収入も上がります。成果主義だからこそ格差社会が出来てしまうという面もあり、すべてがいいとは思いません。ただ、働き方の「意識」としてはいいかなと思いますね。アメリカに住んでいる間は、平日の夕方がすごく豊かだったんです。5時くらいには皆が帰ってきて、釣りに行ったり、芝で子どもたちがサッカーしているのをビール飲みながら観たり。
― 日本ではあまり考えられないですね。育児も違いましたか?
林田:良い意味でちゃんとしない方が多いです。日本のお母さんたちっておもちゃ、おやつ、着替えなどたくさん荷物を持ち歩いていると思うんです。でもアメリカのお母さんは本当に荷物が少ない。ゴミ袋一枚持っておけば、雨降ったらゴミ袋を子どもに被せればいいし、汚れたものをそれに入れればいいって。日本に帰ってきてそれをしたら保育園の園長先生に怒られましたが(笑)。でもそれくらい「ねばならない」がないから、すごく楽なんです。
― 確かに日本は「母親がしっかりしておかないと」という雰囲気が強いような気がします。
林田:日本は「ねばならない」がすごく多いと思います。アメリカは家族やベビーシッターに子どもを預けて、二人でデートをする「ナイトデート」という習慣もあるんです。知り合いの方に「今晩出掛けたいから子ども預かってくれない?」「じゃあ今度うちもお願いね」という会話も普通にあって。
― 日本だと誰かに預けるのもすごく気を遣ってしまいますよね。林田さんの推奨する「チームわが家」は、そういった方も巻き込んでいくということになるのでしょうか。
林田:そうですね。自分たち家族だけで完結するのではなく、拡大家族みたいなイメージです。今までだとおじいちゃんおばあちゃんに手伝ってもらうくらいだったのが、ワーキングママ・ワーキングパパ(※1・以下)同士の付き合いも勧めています。
(※1)家事・育児と仕事を両立させている方のこと
― ワーママ友・ワーパパ友は職場の同僚のようなイメージですか?
林田香織:ではなく、近隣に住んでいる方ですね。ワーママ会ワーパパ会みたいなのが今たくさん出来ているんです。皆共働きで、技術を高めたり知識を深める勉強会もすれば、BBQもするし、お互い子どもを預け合うこともするんです。でもべったりするわけじゃなくて、ビジネスライクな関係なんです。
― 確かにそれが広がれば育児の負担はすごく減るような気がします。
林田:ただ、人付き合いが苦手な方もいると思うんです。それであればお金で余裕を買うというのも「チームわが家」は推奨しています。例えば家事代行にお金を掛けるのもいいと思いますし、便利家電もチームの一員としてもいいと思います。うちもロボット掃除機を四男って呼んでいますから(笑)。他にも洗い物を減らすために紙皿もいいと思います。なんでもいいので、自分の家庭で何を大事にしたいかを決めて、その家族なりの両立体制を構築していくのが「チームわが家」。決して人に頼る必要はないんです。
林田:朝、子どもたちのお弁当を作る時間がないことも多くて、そんな時は唐揚げが入った爆弾おにぎりを作って、後は「inゼリー」を持たせています。息子はスポーツをしているので、おにぎりだけじゃパワーが出ないという時もあるようなんです。そんな時にエネルギーやビタミン、タンパク質が補給できる「inゼリー」はありがたいですね。
― しっかり栄養補給できる「inゼリー」は親としてもありがたいですね。
林田:一度キャラ弁を作ったら、むしろ普通にしてくれって言われました(笑)。そんなに頑張らなくていいと言ってくれて。やっぱり「ねばならない」と罪悪感でお弁当を作ってる方も多いと思うんですけど、完璧すぎるのは疲れてしまうので。
― 林田さんご自身はどのようなタイミングで「inゼリー」に頼っていますか?
林田:私は一日に3つ、4つ講演がある時もあって、お昼ご飯が食べれないことも多いんです。なので朝ご飯はなるべく食べるようにしてるんですが、それだけじゃ身体が動かなくなるので、「今日お昼ご飯無理だな」って思う日は、シリアルバーと「inゼリー」持って出掛けるようにしています。その時は移動時間で「inゼリー」を飲むのがほとんどです。
― 片手で飲めるので移動中だったり、何かをしながらでも大丈夫ですね。
林田:そうですね。私、結構歩く速度が早いんですが、歩きながら飲んでもこぼれる心配がなくて。キャップがあるから、全部飲みきらなくても安心なんですよね。子どもたちのサッカーの試合になると、休憩の合間はブルーシートの上に色んな飲み物や食べ物とか置いてあるんです。やっぱり缶だったりすると大惨事になったり(笑)。
― ゼリーだからこぼれにくいというのもあるかもしれないですね。「inゼリー」は常時ストックして?
林田:常時ストックしています。コンビニで売っているので手軽に買えますが、息子が3人いて夏になると一人3個くらい持っていくからすぐになくなっちゃうんです。遠征になれば、3個4個じゃきかないかもしれないですね。夫もサッカーの審判をやるので、そういう時は持っていってます。
― 家族全員で飲んでいるんですね。他にはどのようなシーンで活用されていますか?
林田:あとは子どもが熱を出したときですね。具合が悪くなるともどしてしまうこともあるんですが、水分や栄養は摂らなきゃいけないという時は活用しています。食欲がなくても飲んでくれるので助かってます。
― 食欲がない時に栄養補給できるのは確かにありがたいですね。
林田:色々な味があるので飽きないのも子どもたちは嬉しいみたいで。さっき言ったみたいに4個も持っていく時は味を変えて持たせています。
― 「inゼリー」も「チームわが家」の一員のようですね。
林田:そうですね。テクノロジー枠ではないですが、もっとアイテムに頼ってもいいと思っているんです。時短グッズのような。「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちが自分の心を追い詰めるなら、アイテムに頼って心に余裕を作るのはすごく大切なことだなと思います。
林田:出産や子育てはもちろん大変です。でも、その大変さの数十倍、数百倍の喜びや見返りがあります。今まで見えなかった角度で物事が見えるようになることもあるし、今まで気付かなかったことを子どもたちが気付かせてくれることもあって。毎日がカラフルになるんです。自分だけなら数色しかなかったけど、子どもが3人いることで、毎日が36色の色鉛筆みたいになってワクワクするんです。
― 色鉛筆は見ているだけでもワクワクしますね。
林田:その色鉛筆を研ぐのは大変な作業だけど、それもすごいワクワクして楽しいんです。楽しいと感じるためには、自分ひとりで頑張るんじゃなくて、やっぱり知恵を使ってどこを効率的にしていくかと考えればいいと思うんです。
― 完璧すぎず、ですね。
林田香織:そうです。一番大切なのは自分たちが幸せなことです。思いっきり出産も子育ても楽しんでほしいなと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)[PR]提供元:森永製菓株式会社
目次
「育児」が本当の離職理由でないことも
― 「働き方改革」について企業向けのセミナーを数多く行っている林田さんですが、実際に進んでいるという実感はありますか?林田:企業によって本当にバラバラですね。進んでらっしゃる企業さんは、従業員の立場関係なく自分たちが主体的に「どう職場環境よくしていこう」と考えています。上司や会社がなんとかしてよ、ではなく現場の人達もしっかりと考えているんです。トップが、その現場の意見を上手にすくい上げているところは進んでいますね。
― 意見を発信するのは雇用形態なども関係なく?
林田:「働き方改革」が進んでいる企業さんは契約社員の方も発言権をすごく持っていて、「自分たちも言っていい」という雰囲気があるんです。一方で、具体的な策を講じずに決めた数値目標を追いかけている企業さんもあります。とりあえず定時に帰らせても、結果的にあとは個人でどうにかしないといけないんです。そうすると逆に不満が多くなって「働かされ改革」になっていくんです。
― それがきっかけになって離職する方も出てきそうですね。
林田:データを見ると、子育て期の女性の離職理由って、本当は「育児が大変だから」ではないこともあります。仕事にやりがいを持てなかったり、ずっと不安を抱えていて、それが育児がきっかけで爆発して離職に繋がることもあるんです。本当に育児が理由で辞めるの方も、もちろんいます。でもそれが全てではないんです。
― 「働き方改革」が上手くいくためには仕事の内容もすごく大切なんですね。
林田:そうだと思います。「働き方改革」が上手くいくには、まず制度が整っていることと、個人がどういう働き方を希望しているかをある程度オープンにして共有できること。最後に仕事にやりがいを持ってもらうことです。「こうなりたい」と思う姿と、日々の業務がある程度リンクしていないと不満や疑問を感じてしまいます。例えば、定期的に「あの子はそう言えばこう言ってたよね、じゃあうちに引っ張ろうかな」という話を管理職で話し合うことをやっているところもあります。そういう企業は社員も頑張るし、アピールもしますよね。
― 「働き方改革」が上手くいく企業がある一方で、やはり上手くいかない企業も。
林田:業務削減されていないのに、時間のおしりだけ決められちゃうから結局忙しいだけで、やりがい経験も持てません。ある方がおっしゃっていたのは、本当に目の前のことをこなすだけで、一日が終わるらしいんです。業務量が変わらず業務時間が決まっただけだと、自分が出がらしみたいに感じると聞きました。もちろん、働き方改革が上手くいっている企業の方も忙しいは忙しいらしいんです。時間内の忙しさはあまり変わらないらしいんですが、すごく前向きな忙しさだと。やりがいや面白みを感じて仕事が出来ると、やっぱり表情が全然違うと思います。
育児は“楽をする”ではなく“負担を減らす”意識が大切
― 林田さんはアメリカで在住していたこともありますが、働き方は日本と違いますか?林田:かなり違います。夫の転勤でアメリカに行ってすぐの頃、金曜日の夕方4時に会議を入れたら誰一人いなかったらしいんです(笑)。上司に言ったら、「金曜日は皆3時に帰るのに、4時に入れるお前が悪い。それは仕事が出来ないやつがすることだ」って言われたらしくて。日本はワークがあって、その余りの時間をどう過ごそうかなという考え方ですけど、アメリカはライフがあって、残りの時間でどれだけ効率よく働いて成果を出していこうかなって考え方なんですよ。
― 主軸にしているものがそもそも違うんですね。
林田:そうなんです。だから決して楽をしているわけじゃなくて、どうやったらより楽しいライフにできるかを考えて働くんです。効率よく働けば自由な時間も増えるし、収入も上がります。成果主義だからこそ格差社会が出来てしまうという面もあり、すべてがいいとは思いません。ただ、働き方の「意識」としてはいいかなと思いますね。アメリカに住んでいる間は、平日の夕方がすごく豊かだったんです。5時くらいには皆が帰ってきて、釣りに行ったり、芝で子どもたちがサッカーしているのをビール飲みながら観たり。
― 日本ではあまり考えられないですね。育児も違いましたか?
林田:良い意味でちゃんとしない方が多いです。日本のお母さんたちっておもちゃ、おやつ、着替えなどたくさん荷物を持ち歩いていると思うんです。でもアメリカのお母さんは本当に荷物が少ない。ゴミ袋一枚持っておけば、雨降ったらゴミ袋を子どもに被せればいいし、汚れたものをそれに入れればいいって。日本に帰ってきてそれをしたら保育園の園長先生に怒られましたが(笑)。でもそれくらい「ねばならない」がないから、すごく楽なんです。
― 確かに日本は「母親がしっかりしておかないと」という雰囲気が強いような気がします。
林田:日本は「ねばならない」がすごく多いと思います。アメリカは家族やベビーシッターに子どもを預けて、二人でデートをする「ナイトデート」という習慣もあるんです。知り合いの方に「今晩出掛けたいから子ども預かってくれない?」「じゃあ今度うちもお願いね」という会話も普通にあって。
― 日本だと誰かに預けるのもすごく気を遣ってしまいますよね。林田さんの推奨する「チームわが家」は、そういった方も巻き込んでいくということになるのでしょうか。
林田:そうですね。自分たち家族だけで完結するのではなく、拡大家族みたいなイメージです。今までだとおじいちゃんおばあちゃんに手伝ってもらうくらいだったのが、ワーキングママ・ワーキングパパ(※1・以下)同士の付き合いも勧めています。
(※1)家事・育児と仕事を両立させている方のこと
― ワーママ友・ワーパパ友は職場の同僚のようなイメージですか?
林田香織:ではなく、近隣に住んでいる方ですね。ワーママ会ワーパパ会みたいなのが今たくさん出来ているんです。皆共働きで、技術を高めたり知識を深める勉強会もすれば、BBQもするし、お互い子どもを預け合うこともするんです。でもべったりするわけじゃなくて、ビジネスライクな関係なんです。
― 確かにそれが広がれば育児の負担はすごく減るような気がします。
林田:ただ、人付き合いが苦手な方もいると思うんです。それであればお金で余裕を買うというのも「チームわが家」は推奨しています。例えば家事代行にお金を掛けるのもいいと思いますし、便利家電もチームの一員としてもいいと思います。うちもロボット掃除機を四男って呼んでいますから(笑)。他にも洗い物を減らすために紙皿もいいと思います。なんでもいいので、自分の家庭で何を大事にしたいかを決めて、その家族なりの両立体制を構築していくのが「チームわが家」。決して人に頼る必要はないんです。
林田香織流の効率化とは
― 実際に林田さんは育児の負担をどのように軽減されていますか?林田:朝、子どもたちのお弁当を作る時間がないことも多くて、そんな時は唐揚げが入った爆弾おにぎりを作って、後は「inゼリー」を持たせています。息子はスポーツをしているので、おにぎりだけじゃパワーが出ないという時もあるようなんです。そんな時にエネルギーやビタミン、タンパク質が補給できる「inゼリー」はありがたいですね。
― しっかり栄養補給できる「inゼリー」は親としてもありがたいですね。
林田:一度キャラ弁を作ったら、むしろ普通にしてくれって言われました(笑)。そんなに頑張らなくていいと言ってくれて。やっぱり「ねばならない」と罪悪感でお弁当を作ってる方も多いと思うんですけど、完璧すぎるのは疲れてしまうので。
― 林田さんご自身はどのようなタイミングで「inゼリー」に頼っていますか?
林田:私は一日に3つ、4つ講演がある時もあって、お昼ご飯が食べれないことも多いんです。なので朝ご飯はなるべく食べるようにしてるんですが、それだけじゃ身体が動かなくなるので、「今日お昼ご飯無理だな」って思う日は、シリアルバーと「inゼリー」持って出掛けるようにしています。その時は移動時間で「inゼリー」を飲むのがほとんどです。
― 片手で飲めるので移動中だったり、何かをしながらでも大丈夫ですね。
林田:そうですね。私、結構歩く速度が早いんですが、歩きながら飲んでもこぼれる心配がなくて。キャップがあるから、全部飲みきらなくても安心なんですよね。子どもたちのサッカーの試合になると、休憩の合間はブルーシートの上に色んな飲み物や食べ物とか置いてあるんです。やっぱり缶だったりすると大惨事になったり(笑)。
― ゼリーだからこぼれにくいというのもあるかもしれないですね。「inゼリー」は常時ストックして?
林田:常時ストックしています。コンビニで売っているので手軽に買えますが、息子が3人いて夏になると一人3個くらい持っていくからすぐになくなっちゃうんです。遠征になれば、3個4個じゃきかないかもしれないですね。夫もサッカーの審判をやるので、そういう時は持っていってます。
― 家族全員で飲んでいるんですね。他にはどのようなシーンで活用されていますか?
林田:あとは子どもが熱を出したときですね。具合が悪くなるともどしてしまうこともあるんですが、水分や栄養は摂らなきゃいけないという時は活用しています。食欲がなくても飲んでくれるので助かってます。
― 食欲がない時に栄養補給できるのは確かにありがたいですね。
林田:色々な味があるので飽きないのも子どもたちは嬉しいみたいで。さっき言ったみたいに4個も持っていく時は味を変えて持たせています。
― 「inゼリー」も「チームわが家」の一員のようですね。
林田:そうですね。テクノロジー枠ではないですが、もっとアイテムに頼ってもいいと思っているんです。時短グッズのような。「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちが自分の心を追い詰めるなら、アイテムに頼って心に余裕を作るのはすごく大切なことだなと思います。
林田香織「一番大切なのは自分たちが幸せなこと」
― 最後に、これから出産や子育てを経験される方にメッセージをお願いします。林田:出産や子育てはもちろん大変です。でも、その大変さの数十倍、数百倍の喜びや見返りがあります。今まで見えなかった角度で物事が見えるようになることもあるし、今まで気付かなかったことを子どもたちが気付かせてくれることもあって。毎日がカラフルになるんです。自分だけなら数色しかなかったけど、子どもが3人いることで、毎日が36色の色鉛筆みたいになってワクワクするんです。
― 色鉛筆は見ているだけでもワクワクしますね。
林田:その色鉛筆を研ぐのは大変な作業だけど、それもすごいワクワクして楽しいんです。楽しいと感じるためには、自分ひとりで頑張るんじゃなくて、やっぱり知恵を使ってどこを効率的にしていくかと考えればいいと思うんです。
― 完璧すぎず、ですね。
林田香織:そうです。一番大切なのは自分たちが幸せなことです。思いっきり出産も子育ても楽しんでほしいなと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)[PR]提供元:森永製菓株式会社
林田香織(はやしだ・かおり)プロフィール
wonder Life LLP代表。子育てと仕事の両立や夫婦のパートナーシップなどに悩む人たちをサポートするため、法人や自治体が主催するセミナーに講師として登壇。NPO法人ファザーリング・ジャパンなど、複数のNPOの理事も務める。関連記事
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