

<意地悪なのに人気者?>一見ワルい子どもなのに一緒にいる友だちが多い……なんで?
2025.08.26 09:30
提供:ママスタ☆セレクト

子どもの世界は、大人には分からないところがあります。大人の目から見て不可解なことも、子どもにとっては当たり前の景色なのかもしれません。でも投稿者さんには納得できないことがあるようで……。
『意地悪ばかりしてくる子がいるのだけれど、その子に友だちが多いのはなんでだろう? 何人かでまとまっている。うちの子は関わりたくないみたい。でもちょっかいを出してきて困っています』
こういったモヤモヤを抱えるママの声は少なくありません。一見“意地悪な子”とされる子どもが、なぜか周囲に友だちを集めている。それはどうしてなのか、その理由を掘り下げてみましょう。
意地悪を使った世渡り上手なのか
まず考えられるのは、その子が「世渡り上手」なのかもしれません。不特定多数に意地悪をしていたら孤立してしまいますが、「特定の子にだけ意地悪をする」「気の弱い子には強く出る」など、相手を見て態度を変える子は少なくありません。
『不特定多数に意地悪で乱暴だと問題児として嫌われるけれど、特定のターゲットにだけ意地悪な子だと友だちは多かったりするよね。友だちには優しくておもしろいから好かれてる。世渡り上手なんだよ』
『世のなか、いい子ばかりではないからね。不満を抱えてる子、闇を抱えてる子、底意地の悪い子にとっては、そういう子の方が分かり合えるんだろうね』
友だちに優しくておもしろい、場を盛り上げるのが得意。そのような面も持ち合わせていれば、周囲から好かれていても不思議ではありません。「意地悪される側」と「仲よくしている側」で、その子に対する印象が異なる……これはよくある構図なのかもしれません。
仕切り屋タイプの“ボス”に従う心理
「リーダー」ではなく「ボス」のような気質の子どもが中心にいるグループ。こうした場合、その子に逆らうと意地悪されるから、表面的に仲よくしているというケースもあります。
『仕切り屋なのでは? 群れていないとダメな子たちで集まって、みんなで強気になっているのだと思う』
『大人から見て自分勝手な子でも、自分の意見を言えたり、行動力がある場合が多いのでは? 意見のない子や気が弱い子はそれに付いていく方が楽だったりする。それって自分で責任とる必要がないから、弱い子にとってもメリットがあるんだよね』
『「リーダーというより、ボス気質の女子に逆らうと怖いから従っている気の弱い子たち」というパターンが実際あった』
その子は気の弱い子を従わせることで自己肯定感を保っているのかもしれません。また、グループのなかで優位に立つことに固執している場合も。実際「あの子に嫌われたくないから一緒にいる」「1人になるのが怖いから」という理由で群れている子もいるのではないでしょうか。これは子どもなりの“処世術”とも言えるでしょう。「自分の意見を持つより従っていた方が楽」と判断してしまうのは、大人の世界でも同じかもしれません。
大人の世界にもある“意地悪人気者”
「意地悪なのに人気者」……これは大人の世界にも存在するようです。
『大人でもそう。態度と声がデカくて悪口ばっかり言う人の方が、コミュ力あって周りに人が集まるよね?』
『職場でもママ友でもそう。悪口や他の人のことをいろいろと話している人の周りには同じような人が集まっているよ』
強引だけれど行動力があったりコミュ力が高くて話がおもしろかったり。こうしたタイプの人は、職場でもママ友のなかでも目立ちます。発言力や押しの強さが“リーダーシップ”として受け止められることもあり、自然と人が集まる場合も。子どもたちの世界でも同じようなことが起きているだけなのかもしれませんね。
子ども時代だけの“魅力”なのかもしれない
「意地悪な子が人気者なのは、今だけ」という声もありました。
『意地悪な子でも同年代には魅力があるのかも。就学前後くらいや、ギャングエイジあたりは強引さが魅力に映ることもあるよ。ただの悪い意地悪は周囲が成長しはじめると干されるからね』
『小学生なら意地悪な子が人気あるのも今だけ。中学生になったら逆に孤立すると思うよ』
文部科学省によると、小学校高学年は、排他的な遊び仲間同士で活動する「ギャングエイジ」と呼ばれる年頃です。学校や学級においては、いくつかの閉鎖的な仲間集団ができるそう。その限られた空間のなかでは、強引な子が“頼れる存在”に見えるのかもしれませんね。しかし年齢が上がるにつれ、周囲も成長していきます。「自分の言葉で話す」「相手を尊重する」「自分と合わない子とは距離を置く」など関係性が複雑化するなかで、単純に意地悪で自己中心的な子は敬遠されていくでしょう。今はグループの中心であっても、それがずっと続くとは限らないのです。
参考:文部科学省 「各発達段階における子どもの成育をめぐる課題等について」
意地悪な子どもとは距離を置く勇気
投稿者さんは「関わりたくない」というお子さんの気持ちを尊重することが大切です。たとえ相手に友だちが多かったとしても「わが子にとって快適な関係かどうか」は別問題です。
『友だちが多いことがいいこととは限らない。量より質でしょう?』
子ども同士の人間関係は、ママがすべてコントロールできるわけではありません。でも「ムリに仲よくする必要はないこと」「友だちの多さが価値ではないこと」という考え方を、お子さんに伝えていくことが大切です。またあまりにも強いストレスを感じているようであれば、学校の先生などにも相談し、必要に応じて環境を整えてあげましょう。ママとしてできるのは、お子さんがムリをせず、安心できる環境で自分らしくいられるようサポートしていくこと。「イヤな子とは関わらなくていいよ」とママが背中を押してあげることが、お子さんにとって1番の支えになるのでしょう。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・Ponko
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