BTS・TWICE…大型K-POPグループの弟＆妹分が熱い！TXT＆ITZYら“チェック必須”の後輩たち

BTSの弟分『TOMORROW X TOGETHER（TXT）』

先日のグラミー賞にも参加し、今や世界の舞台でK-POPを代表する存在として君臨するBTS（防弾少年団）。そんな彼らの、初の後輩グループとして熱い関心が注がれているのがTOMORROW X TOGETHER（TXT）だ。メンバーはヨンジュン、スビン、ボムギュ、テヒョン、ヒュニンカイの5人。最年長は1999年生まれのヨンジュンで、他の4人は2000年以降生まれ。ヒュニンカイはアメリカ国籍だ。


グループ名のTOMORROW X TOGETHERとは、“それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作って行く”という意味。“ひとつの夢と目標のために集まった少年たちが、互いにシナジーを発揮する明るくて元気なアイドルグループ”とのことで、ティーザー映像等を見る限り、デビュー当時からハードなヒップホップ色を打ち出していたBTSとは異なり、まさに夢の中から出てきたような爽やかで明るい雰囲気の美少年といった雰囲気が印象的だ。


もともとJYP・SM・YGの“ビッグ3”と言われる大手事務所ではない新鋭の事務所だったBigHitエンターテインメントを、BTSが大いに発展させたのは有名な話。そんなBigHitが、BTS以降、実に約6年ぶりに新たなグループを音楽界に送り出す。これまで、同事務所ではBTSの活動がほとんどの比重を占めていただけに、今回の新たな動きに各界が注目していることは間違いない。


K-POPの新グループは、デビュー前に練習生がオーディション番組に出演し、視聴者投票などを経てデビューメンバーに決定する形が多い。しかしBigHitはその形式を取っておらず、事務所がメンバーを確定してから世に知らせるスタイルだ。そのためメンバーの詳しい情報はデビュー直前までベールに包まれており、デビュー前に明らかとなっているのは名前とその美しいビジュアルくらい。ただ、熱心にグローバルオーディションを行ってきたBigHitから、デビューの道を与えられたというだけでも、かなりの生え抜きメンバーだということはよく分かる。


BTSではメンバー自身が直接楽曲制作にも関わるなどプロデューサーとしての役割を果たしているように、弟分のTXTも自主制作を行うのか、はたまたBTSのメンバーが楽曲提供することになるのかなどにも期待が高まる。


グローバルスター・BTSの後輩というだけあり、デビュー前からSNSのフォロワー数は他と桁違い。公式Twitterのフォロワー数は140万、Instagramは260万を超えた。デビューアルバムの予約件数は10万枚を超える異例ぶりで、史上最大級にホットなデビューとなることは間違いないだろう。

TWICEの妹分『ITZY（イッジ）』

これまでWonder Girls、miss Aと、KPOPを代表するガールズグループを輩出してきたJYP。先月12日、2015年のTWICEデビュー以来、約4年ぶりに誕生したのがITZYだ。メンバーはユナ、リュジン、チェリョン、リア、イェジの5人。全員が2000年以降生まれで、最年少のユナは2003年生まれの現在15歳。

メンバーはデビュー前からサバイバルプログラムや、BTSなどのプロモーションビデオに出演。IZ*ONEのイ・チェヨンの妹であるチェリョンなど、韓国で既に知名度の高い顔ぶれの精鋭メンバーだ。

韓国語で“イッジ”は「あるでしょう？」「あるわ！」という意味を持ち、ITZYのグループ名には「あなたが求めているものは全部ある」という意味が込められている。


ITZYの1番の特徴は、“ガールクラッシュ”を全面に押し出していることだろう。ガールクラッシュとは、女子をも魅了する力強い女性の事。最近ではBLACKPINKがよくその例に出され、可愛らしく大衆的な雰囲気のTWICEと比較されることも多い。ITZYのデビュータイトル曲「DALLA DALLA」を聞く限り、これまでのガールクラッシュ系グループ以上に、かなり強気の姿勢を感じさせる。「美しいだけで魅力のない人達とは違う」などという力強い歌詞は、もはや先輩グループたちへの下剋上のようにも感じられるのだ。


そしてその強気姿勢が、しっかりと結果に結びついていることも話題となっている理由だ。先月21日放送の「M COUNTDOWN」（Mnet）にてITZYは、女性グループとしてデビュー後最短記録で1位を獲得する快挙を達成。その後もいくつかの有名音楽番組で、デビュー曲にもかかわらず1位を獲得している。彼女たちには女性ファンが多くついているようで、強固なファンダムも期待できる。


またTWICEと比較すると、やはり今後の日本進出も気になるところ。しかしITZYは多国籍ではなく全員が韓国出身、またJYPは今後日本での活動を意識したガールズグループを作り出す「Nizi Project」も控えているため、今回は日本での積極的なメディア露出が目立つTWICEとは異なるアプローチをするかもしれない。


今度、このまま強気のクールな路線を駆け抜けるのか、JYPらしく大衆性も併せ持ったグループとなるのかにも注目だ。

BIGBANGの新後輩『TREASURE13（TREASURE＆MAGNUM）』

BIGBANGを輩出したYGエンターテインメントからは、2016年のBLACKPINKぶり、ボーイズグループとしては、2015年のiKONぶりに「TREASURE13」のデビューが控えている。

昨年11月から今年1月にかけて、リアルタイム配信アプリV LIVEとYouTubeを通し配信された新ボーイズグループ結成プロジェクト『YG宝石箱』で結成。当初は7人組の「TREASURE」がデビュー予定だったものの、途中で6人組の「MAGNUM」のデビューも決定し、両グループが合わさってまずは「TREASURE13」としてデビューすることとなった。デビューは今年5～7月を予定している。


やはり「TREASURE13」の最大の注目ポイントは13人中日本人が4人いること。TREASURE所属のハルトと、MAGNUM所属のマシホ、ヨシノリ、アサヒだ。韓国でもすでに注目を浴びている彼らの活躍に期待したい。

これまでYGではBIGBANGを始め、アーティスト自身により制作された楽曲をリリースするグループが主だっていた。しかし「TREASURE13」では楽曲制作に自らが関わることなく、傘下のプロデューサー陣により制作された楽曲を、パフォーマンス・リリースするという手法を採るという。ヒップホップやEDMのイメージが強いYGだが、今回はボーカリストの強みやビジュアルを意識した選考も話題となっており、新たな風を吹かせるのかにも注目だ。

BlockBの後輩『ATEEZ』

そのほか、昨年デビューしたBlockBの弟分であるATEEZは、“K-POP界の悪ガキ”とも言われたBlockBの遺伝子を受け継ぎ、最近の新グループには珍しくかなりハードコアな路線で攻めてきている印象。ダンス・ボーカル・ラップどれを取ってもアイドルというにはもったいないほどの実力で、既にアメリカの音楽界からは注目を集めており、デビューから数ヶ月にして欧米ツアーが決定している。

AOAの妹分『Cherry Bullet』

FTISLANやCNBLUEが所属するFNCエンターテインメントからは、今年1月にAOAぶりのガールズグループ・Cherry Bulletがデビュー。全員がモデルのような美ボディを誇り、その美しさで男性女性ともに魅了するAOAのように、Cherry Bulletも10人全員がスラリとした抜群スタイル。1番の注目ポイントはレミ・ココロ・メイという3人の日本人メンバーがいること。今後の日本進出にも期待できる。

EXIDの弟分『TREI』

バナナカルチャーエンターテインメントからは、今年2月、EXIDぶりに新グループが誕生。自作曲が作れ、プロデュースもできる実力を持つ。昨年5月にプレデビューアルバム「NIKE」を発売しており、デビューが待たれていた実力派の3人に期待がかかる。

続々と有名グループの後輩が誕生している昨今。彼らの中から新時代のKPOP業界を席巻するグループが現れるのか、彼らのデビューが新時代の到来を意味しているのか、今後の動向に目が離せない状況となっている。