モデルプレスのインタビューに応じた岩本蓮加(C)モデルプレス

乃木坂46岩本蓮加“限界をとっくに超えていた”時期に支えとなった存在 山下美月との関係性も語る<「チャンスは平等」インタビュー>

2024.04.13 16:00

乃木坂46が、4月10日に35thシングル「チャンスは平等」をリリース。モデルプレスでは3期生の岩本蓮加(いわもと・れんか/20)にインタビューを実施し、今作の活動をもって卒業する同期・山下美月への思いや自身の成長、さらには夢を叶える秘訣などについて語ってもらった。

岩本蓮加、山下美月卒業シングルへの思いとは

岩本蓮加(C)モデルプレス
岩本蓮加(C)モデルプレス
― まずは、楽曲を最初に聴いた際のご感想から教えてください。

岩本:楽曲が届くまで、メンバー同士で「山(山下)がセンターで、卒業ソングってなるとどういう曲なんだろう?『僕が僕を好きになる』みたいな、しなやかにダンスを踊る曲調かな」「白石(麻衣)さんが卒業したとき(『しあわせの保護色』)のように、ほっこりする楽曲なのかな」などと様々な予想していたので、最初に聴いたときは「まさかのディスコソング!」と正直驚きました。ディスコ調はすごく新鮮ですし、“山下の卒業ソング”とだけで見ると、もしかしたら「思っていたのと違うな」と感じるファンの方もいるかもしれません。でも、メンバーがとにかく楽しんで踊れる楽曲ですし、これから先ライブで披露することがあったとしても、卒業ソングだからといってしんみりせずにメンバーの笑顔が見られる楽曲でもあるので、いつどの時代に披露しても楽しめる素敵な1曲だと思います。私も今では「この曲がかかったら踊らずにはいられない!」というくらい、すごくお気に入りです。

― 今作はセンターを務める山下さんの卒業シングルであり、初めて3期生全員が選抜メンバーに選ばれたシングルでもありますね。

岩本:3期生が全員選抜メンバーに選んでいただけたことは、本当にありがたいです。3期生って集まると急にふざけだすし、女子校のようなノリが大好き(笑)。いじっていじられて、ふざけて…みたいなやり取りの中にいる山下は本当に自然体なので、そういった姿をファンの方に見ていただけることも嬉しいです。パフォーマンスでもちょっとお茶目な部分を入れたり、目を合わせていたり、色んなおふざけをしているので(笑)、カメラに映っているかはわからないのですが、端っこまで注目していただけたらと思います!

岩本蓮加、山下美月との関係性語る

岩本蓮加、田村真佑/取材は2人で実施(C)モデルプレス
岩本蓮加、田村真佑/取材は2人で実施(C)モデルプレス
― 山下さんとは同期としてたくさんの思い出があるかと思いますが、特に印象に残っていることはありますか?

岩本:私はグループに加入したとき12歳で、最年少メンバーだったので、みんなが妹のように可愛がってくれていたんです。でも、当時はその分だけ「友達のような存在は少ないな」とも感じていました。そんな中、山は私を子ども扱いしない唯一のメンバーで、当時から対等に接してくれていました。思春期は「子ども扱いは嫌!」という時期でもあったので、特に一緒にいて気が楽でしたし、さり気なく山の横に行って世間話をして笑ったり、ちょっとふざけたりすることがすごく楽しくて…。そういった時間は今もずっと変わっていないなと思います。「チャンスは平等」のタイトルのように、山は本当に平等に見られる人ですし、それを自然にできるのは山の優しさであり、人間性だなと思います。

― 岩本さんが12歳から20歳になるまでの8年間、ずっと関係性が変わらないというのはすごいですね。

岩本:そうですね。ほかのメンバーも最初は“お姉ちゃん”という感覚でしたが、一緒に活動していくうちにどんどん近い存在になって、気がついたらお仕事の話をしたり、悩み事の相談を私が受けたり、アドバイスをしたりするようになりました。今では、最年長の吉田綾乃クリスティーと一緒にいる時間が長いのですが、昔は“お姉ちゃんと妹”のようだった関係性が、今では友達のような関係性になれたことがすごく嬉しいです。めちゃくちゃプライベートでも遊んでいるので、1番関係性が変わったメンバーかなと思います。

岩本蓮加(C)モデルプレス
岩本蓮加(C)モデルプレス
― 今作では、そんな吉田さんとともに選抜メンバーとして活動できることも嬉しいですね。

岩本:楽屋でいつも隣に座って雑談をしたり、一緒に写真を撮ったりしている人が、ずっと変わらず隣にいることへの安心感がすごくあって。勝手に心強いなと感じています。

岩本蓮加「乃木坂46を愛していればグループの良さは消えない」

岩本蓮加、田村真佑/取材は2人で実施(C)モデルプレス
岩本蓮加、田村真佑/取材は2人で実施(C)モデルプレス
― 5月に山下さんの卒業コンサートを控える中で、新メンバーである6期生のオーディションも進行していたりと、グループは日々進化と変化を続けています。そういった中で、岩本さんはどんなグループを目指していきたいと考えていますか?

岩本:1期生・2期生のメンバーを間近で見てきたのは3期生なので、そのときに吸収したものを3期生なりに発揮して、4期生・5期生が安心して着いてこられるようなグループにしていきたいです。これから先、新しいことに挑戦する場面は何回もあると思うし、3期生は特に1期生・2期生に憧れてグループに加入しているので、乃木坂46がどれだけすごかったか、ファンの方がどんなものを求めているか・期待しているかをよくわかっている分、不安になることもあると思います。

「ファンの方の期待に応えていきたい」という気持ちはもちろんありますが、新しいものがあるのであれば、それを無駄にするのはもったいないという気持ちもあります。グループが変化したとしても、メンバーが乃木坂46を愛していればグループの良さは消えないと思うので、ファンの方が安心して着いてこられるようなグループにできるように、そしてそんなグループを守っていけるように、これからも頑張りたいなと思っています。

岩本蓮加が悲しみを乗り越えた方法

岩本蓮加(C)モデルプレス
岩本蓮加(C)モデルプレス
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、岩本さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

岩本:私は焦らないことを1番大事にしています。元々辛いときに1人で抱え込んでしまう性格だったんですけど、周りに素敵な人がたくさんいて支えてくれたり、メンバーが心の拠り所になってくれたりして、頑張ることができました。誰かに心の内を打ち明けるのは勇気のいる行動だとは思いますが、きっと支えてくれる人は近くにいるし、一步踏み出すことで色々な経験談を聞くことができたり、知らなかった感情を知ることができたりすると思います。時間はかかるかもしれませんが、これからもそうやって少しずつ乗り越えていきたいです。

― 岩本さんご自身は、メンバーを頼れるようになったきっかけはあったのでしょうか?

岩本:1人で色々なことを抱え込んでいたときに体調を崩してしまい、思うような活動ができなくなってしまったことがあって。そこで初めて「自分は限界をとっくに超えていたんだ」と気がついたのですが、そのときにメンバーがたくさん支えてくれて、「わがままを言って良いよ」という風に声を掛けてくれたんです。それがきっかけで、少しずつ周りに相談をしたり、多少の愚痴を言ったりできるようになりました。

岩本蓮加の夢を叶える秘訣

岩本蓮加、田村真佑(C)モデルプレス
岩本蓮加、田村真佑(C)モデルプレス
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、岩本さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2021年にお聞きしたときは「自分の気持ちを口に出すこと」と話していました。

岩本:どんな小さなことでも行動することが大切だと思います。最初から諦めてしまう子もいると思いますし、私自身も昔はそうだったんですけど、夢がすごく大きくても遠くても、着実に一步ずつ進めていけば自信に繋がると思うんです。ずっとスタートラインにいるよりは、いつかの夢のために一步二歩動いている人の方が偉いと思うので、今はちょっとでも動くことを意識しています!

― ありがとうございました!

インタビューこぼれ話1/最近の美容法を教えて!

岩本:(悩みながら)私は美容とはかけ離れているんですけど…(笑)、肌の乾燥に悩んでいるので、お風呂からあがるときに濡れた状態で使えるオイルを体に塗って、軽くバスタオルで水分を拭き取ってからボディクリームを塗ることを心掛けています!

インタビューこぼれ話2/同期の“美容大臣”(美容やコスメに詳しいメンバー)は?

岩本:昔は3期生の中で流行りがあって、みんな同じコスメを使っているみたいなことがあったんですけど、今はそれぞれ自分が好きなものを使うようになりました(笑)。でも、可愛いコスメや新しいコスメの話をよくしているのは梅(梅澤美波)かな…。「これめっちゃ色が綺麗だよ!」と教えてくれることが多いです!(佐藤)楓は梅と似合う色のコスメが同じなのと、流されやすい性格なので(笑)、梅がおすすめしたものを100%買っているようです(笑)。

インタビューこぼれ話3/MBTI診断の結果は?

岩本:ISFPです!

隣で聞いていた田村:私も同じです!

(modelpress編集部)

PHOTO:矢沢隆則

乃木坂46・35thシングル「チャンスは平等」

乃木坂46(提供写真)
乃木坂46(提供写真)
乃木坂46にとって通算35枚目のシングル「チャンスは平等」。表題曲は、今作の活動をもってグループを卒業する三期生・山下がセンターを務めており、80年代のディスコサウンドを彷彿とさせる楽曲に仕上がっている。

岩本蓮加(いわもと・れんか)プロフィール

岩本蓮加、田村真佑(C)モデルプレス
岩本蓮加、田村真佑(C)モデルプレス
2004年2月2日生まれ/血液型:B型/星座:みずがめ座/身長:157cm

【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 乃木坂46岩本蓮加、20歳の誕生日にInstagram開設 歓喜の声続々
    乃木坂46岩本蓮加、20歳の誕生日にInstagram開設 歓喜の声続々
    モデルプレス
  2. 【乃木坂46新成人】岩本蓮加“まだ思春期ですらない”12歳で加入 当時の葛藤・成長実感する瞬間とは
    【乃木坂46新成人】岩本蓮加“まだ思春期ですらない”12歳で加入 当時の葛藤・成長実感する瞬間とは
    モデルプレス
  3. 乃木坂46久保史緒里&岩本蓮加、阪口珠美は運が悪い?3期生の絆の深いエピソードも明かす
    乃木坂46久保史緒里&岩本蓮加、阪口珠美は運が悪い?3期生の絆の深いエピソードも明かす
    モデルプレス
  4. 乃木坂46岩本蓮加、透明感あふれる自然体が美しい
    乃木坂46岩本蓮加、透明感あふれる自然体が美しい
    モデルプレス
  5. 乃木坂46菅原咲月、全国ツアーリハから岩本蓮加の顔を“10秒以上見れない”理由「何回挑戦しても…」
    乃木坂46菅原咲月、全国ツアーリハから岩本蓮加の顔を“10秒以上見れない”理由「何回挑戦しても…」
    モデルプレス
  6. 乃木坂46五百城茉央、先輩・岩本蓮加からの言葉に感服「良いアドバイスすぎて…」
    乃木坂46五百城茉央、先輩・岩本蓮加からの言葉に感服「良いアドバイスすぎて…」
    モデルプレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. げんじぶ杢代和人&IMP.松井奏、憧れの人は木村拓哉&北山宏光「最初にかっこいいという感情を思わせてくれた」【「熱愛プリンス」インタビュー後編】
    げんじぶ杢代和人&IMP.松井奏、憧れの人は木村拓哉&北山宏光「最初にかっこいいという感情を思わせてくれた」【「熱愛プリンス」インタビュー後編】
    モデルプレス
  2. げんじぶ杢代和人&IMP.松井奏、現実とリンクするアイドル役に自信 ライバルとしてお互い負けないこと宣言「一番キュンキュンさせたい」【「熱愛プリンス」インタビュー前編】
    げんじぶ杢代和人&IMP.松井奏、現実とリンクするアイドル役に自信 ライバルとしてお互い負けないこと宣言「一番キュンキュンさせたい」【「熱愛プリンス」インタビュー前編】
    モデルプレス
  3. 野村康太、私服で“推し”ENHYPEN・NI-KIを意識 話題の「リアコ感」インスタライブにも言及【インタビュー】
    野村康太、私服で“推し”ENHYPEN・NI-KIを意識 話題の「リアコ感」インスタライブにも言及【インタビュー】
    モデルプレス
  4. 【OCTPATH独占インタビュー】初写真集で感じた青春 ペアでの見どころ紹介も「人類の中で一番かっこいい」<Home>
    【OCTPATH独占インタビュー】初写真集で感じた青春 ペアでの見どころ紹介も「人類の中で一番かっこいい」<Home>
    モデルプレス
  5. 堀田真由「御上先生」殺人犯・真山弓弦への先入観に感じた言葉の強さ “分からなさ”を抱えた役への向き合い方【インタビュー前編】
    堀田真由「御上先生」殺人犯・真山弓弦への先入観に感じた言葉の強さ “分からなさ”を抱えた役への向き合い方【インタビュー前編】
    モデルプレス
  6. 超特急ユーキ、葛藤つづった印象深いメモとは EBiDANとしての“エンタメ作り”も語る【インタビュー】
    超特急ユーキ、葛藤つづった印象深いメモとは EBiDANとしての“エンタメ作り”も語る【インタビュー】
    モデルプレス
  7. 恋リア無双中の美女がモテるために意識したこと CYBERJAPANアオイ「自分を信じてありのままで」【「ラブキン」インタビュー】
    恋リア無双中の美女がモテるために意識したこと CYBERJAPANアオイ「自分を信じてありのままで」【「ラブキン」インタビュー】
    モデルプレス
  8. 加藤史帆「ぼくあざ」あざと演技の裏側&“緊張がほぐれた”藤原丈一郎の空気作り 日向坂46卒業後の心境も語る【モデルプレスインタビュー】
    加藤史帆「ぼくあざ」あざと演技の裏側&“緊張がほぐれた”藤原丈一郎の空気作り 日向坂46卒業後の心境も語る【モデルプレスインタビュー】
    モデルプレス
  9. “成宮寛貴”として俳優復帰「名乗ってまたお芝居をできることが本当にありがたい」8年間の心境の変化、悲しみとの向き合い方【「死ぬほど愛して」インタビュー】
    “成宮寛貴”として俳優復帰「名乗ってまたお芝居をできることが本当にありがたい」8年間の心境の変化、悲しみとの向き合い方【「死ぬほど愛して」インタビュー】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事