渡邊圭祐、原動力の源は?“推してくれるファン”の存在語る<「推しの王子様」インタビュー>
2021.07.11 08:00
views
7月期のフジテレビ系木曜劇場『推しの王子様』(7月15日放送スタート/毎週木曜よる10時~)に出演する俳優の渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ/27)。渡邊にとって、主人公の相手役を演じるのは初。大きな抜擢にも関わらず、本人は至って自然体。常に“自分が楽しいと思えることを大切に前に進む”渡邊のこれまでの人生や恋愛観、“推し活”について迫った。
渡邊圭祐、初共演・比嘉愛未は「人としてすごく好き」
今作は、女優の比嘉愛未演じる主人公の日高泉美が、渡邊演じる五十嵐航を理想の男性に育てるため奮闘する“逆マイ・フェア・レディ”な日々を、まばゆいほどの胸キュンとともに描いていく、この夏一番“尊い”ロマンティック・コメディー。航は、無作法で無教養で無気力、これまで人を好きになったことも無い、無い無い尽くしの残念すぎる王子様。演じる役柄について「仕事をする体力だけはあるけど、生きる気力もないし、何のために生きているのかわからない、世の中に希望を見出せていない若者」と表現した渡邊自身も、芸能界入りをする前は航のような日々を送っていた時期があったと振り返る。
「大学の時が、航と1番近しい感覚を持っていたのかなと思います。当時は将来に対するビジョンを持たずに、なんとなく毎日が楽しければ良いやという感じで生きていました。その日その日で自分が楽しめることはなんだろうとすごく考えて、良くないことですが学校に行かないで、友達と昼からお酒飲むこともありました。航もその日生活するお金を稼いでいる感じなので、そこは共通していると思いますが、僕は周りの環境に恵まれていた、航は周りの環境に恵まれなかった男の子というところが違うと思います」。
「人としてすごく好きな方」と話す比嘉とは、今回が初共演。「本当に飾らない方なんですよ。裏表が全くなくて、すごく素敵な女性です。なんとなく、おしとやかで大人な女性というイメージがあったのですが、意外とたくましい部分も持っていらっしゃる方で、すごく話しやすいです」と初対面から打ち解けたことを明かした。
渡邊圭祐の恋愛観
残念すぎる王子様・航は、年上の女性・泉美に“育てられる”展開となるが、渡邊自身は“育てられる”ことは「絶対に嫌」だという。「僕は頑固な人なので、例えば自分が好きな服装を指摘されるとかは嫌ですね。僕の知らないことで、年上の方にご教授いただくというのはもちろんOKです!」。自身の恋愛においても、作品に共通する部分があると話す。「今僕は、人を好きになるということはどういうことなんだろう?という状態です(苦笑い)」。
恋愛に執着をするタイプではなく、過去の恋人にも友達のような感覚で接することが多かったという。「友達のような距離感を大切にしてしまうタイプなので、お付き合いしてる時、お相手の方をもっと恋人として大切にしてあげられたら良かったなと思います。航のように、僕も欠如している部分や、あえて削ってきている部分もある気がするので、一緒に成長していければ良いなと思っています」。
渡邊圭祐“推してくれるファン”への思い
泉美のように、アイドルやキャラクターなどの“推し”を応援する「推し活動」が世の中で盛り上がりを見せているが、そんな“推し活”について「素敵だと思います」と即答。「僕も指原莉乃さんを推していたことがあるのですが、推しがいることで、自分の人生を生きる活力に変えていたり、仕事を頑張る原動力になっていたり、生活を構築していくことはすごく素敵なことですよね。広く捉えれば、僕は結婚も“推し活”の1つなんじゃないかな。旦那さんや奥さんという推しがいる生活は本当素敵なんだろうなと思います」。
そう語る渡邊自身は“推される側”。「推してくれるファンの方は本当にありがたいです。イベントに集まってくださったり、毎日メッセージをくださったり、ファンの方のエネルギーがすごいんです!直接言葉を交わしていなくても、文面からも伝わる愛情は確実に僕たちの原動力になっています。ドラマも、1話放送されるたびに感想を届けてくださって、そういうお声をいただけると、『本当にやって良かった。愛されるキャラクターを作れて良かったな』と思えるので、本当に感謝しています。僕たちは、推してくださる存在がいないと成立しない仕事をしているので、僕たちは一生推してくださる方を探して仕事をするんだなと思うと、ファンの方はすごく大切な存在です」。
渡邊圭祐のブレない芯…夢を叶える秘訣
『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系/2018年~2019年)で役者デビューをし、その後も『恋はつづくよどこまでも』(TBS系/2020年)で新人看護師役、『恋はDeepに』(日本テレビ系/2021年)で3兄弟・末っ子役などを好演。快進撃が止まらない渡邊にとって、さらなるチャンスを掴んだ今作。1年前、“夢を叶える秘訣”について「色んなところに出向いて、色んなものを吸収する」と話していたが、活躍を広げた現在も「歩みを止めずに進んでみること」と変わらぬ答え。
「今自分がやっていることがどう繋がるかわからないけれど、何かしらには繋がってくると思うんです。僕の場合は、ずっと役者をやってきた人とは違う学生生活を送って、社会に出て、という普通の人生を歩んできました。役者になった今、これまでのことは意味のないことのように見える時間もあったのですが、振り返ってみると、友達との関係や一般で働いていた経験ことなど、リアルに基づいた役者としての引き出しができたと思うので、意味のないことは1つもないです。
もちろん目標を持つことも大事ですが、目標が高すぎても自分が疲れちゃうだけなので、ただ1つブレないものを見据えるというだけで良いんじゃないかな。そこに向かって生きているだけで着実に進んでいるので、進んでいればいつかその目標に近づけると思います。焦るよりもポジティブに捉えて、時には立ち止まって、肩の力を抜いて進んでいきましょう」。
渡邊圭祐の飾らない姿に惹きつけられる
「その人の内面は、外見に表れると思うんです。そのために、自分の中で生きる希望や光となるものが明確であることはすごく大事なので、泉美に変えてもらう中で、目に光が宿って、生きる活力が見てとれる姿に変わっていけたらなと思います」──渡邊にとって、自身の成長とも繋がっていくであろう今作。大きな抜擢にも関わらず、記者のボイスレコーダーを綺麗に並べ直してくれたり、きちんと録音されているか確認してくれたりと、終始飾らない姿でインタビューに応じていた渡邊。「笑ありラブあり、コメディーありな作品なので、是非自分が推してるものと重ね合わせて、1人の男の成長する様を温かい目で見ていただけたらと思います」──この夏、渡邊が生きる“航の生き様”に惹きつけられるに違いない。
(modelpress編集部)
7月15日スタート「#推しの王子様」に出演する渡邊圭祐さんからモデルプレス読者にメッセージ👑✨
— モデルプレス (@modelpress) 2021年7月11日
比嘉愛未は「人としてすごく好き」“推しがいる生活”・恋愛観も語る☺💕#推しプリ @w_keisuke93 @oshi_no_oji
🔻インタビュー&撮り下ろし写真はこちらhttps://t.co/LdorZA4LlC pic.twitter.com/CN7xsuEHT9
比嘉愛未主演「推しの王子様」
制作スタッフには、『知ってるワイフ』(フジテレビ系/2021年)の企画、プロデューサー、演出陣が再集結。脚本は、社会現象にもなったヒット作『マルモのおきて』(フジテレビ系/2011年)などを手掛けた阿相クミコ氏と『おじさまと猫』(テレビ東京系/2021年)などを手掛けた演劇コントユニット「大人のカフェ」のメンバー・伊達さんがタッグを組む。運命でなければ絶対に交わることのなかった泉美と航。前代未聞の恋の行方と、懸命に仕事にも向き合い、本物の幸せを見つけていく彼女たちの姿を、これまでにない魅力的なオリジナルストーリーで紡ぐ、この夏一番“尊い”ロマンティック・コメディーとなる。
渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ)プロフィール
生年月日:1993年11月21日出身地:宮城県
趣味:読書・映画鑑賞
身長:182cm
地元・仙台のモデル事務所でモデルとして活動したのち、アミューズに所属。初のドラマ出演となった『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系/2018年~2019年)でウォズ/仮面ライダーウォズを好演し、注目を集めた。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス
-
“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】モデルプレス
-
片岡凜、日曜劇場初出演は「すごく光栄」“ドラマデビュー作ぶり”新井順子Pとの再会で贈られたアドバイスとは【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.1】モデルプレス
-
アナウンサーになるには?テレ東・田中瞳アナの回答と「夢を叶える秘訣」モデルプレス
-
テレ東・田中瞳アナの転機になった、さまぁ~ずの“ある言動”モデルプレス