「恋はつづくよどこまでも」渡邊圭祐、“佐藤健との接し方”について神木隆之介からアドバイス
2020.03.03 23:00
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主人公の新米ナース・佐倉七瀬を上白石萌音、“魔王”の異名を持つ超ドSドクター・天堂浬を佐藤健が演じ、放送のたびに“天堂先生”がトレンド入りするほどの胸キュン旋風を巻き起こすドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系、毎週火曜よる10時)。モデルプレスは同作で新人看護師・仁志琉星をフレッシュに好演する注目の若手俳優、渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ/26)をフィーチャーし、ロングインタビューを実施。ドラマのヘタレキャラとはギャップのあるクールな撮り下ろし写真とともに、前編・後編にわたってお届けする。
身長182cmの超美形でありながら、機転の利いたトーク力は折り紙付きで、時には自ら笑いを取りに行く(!)キャラクターも彼の魅力。ドラマのエピソードを中心に話を聞いたインタビュー前編でも、早速そんな一面が現れているほか、所属事務所の先輩である佐藤に対してのとある“野望”も打ち明けてくれた。
渡邊:おー、すごい!嬉しいです。まぁね…うちの佐藤健が。うちの佐藤健がやってくれてますから。
一同:(笑)
(※ “うちの佐藤健”発言の真意はのちに回収されます)
渡邊:いやもう…すごいですよね。皆さん、“天堂担”という言い方をされている。“仁志担”というのもありがたいことにいてくれるんですよ。そういう方から結構、SNS等々でメッセージをいただくんですが、「仁志担なんですけど、ちょっと天堂先生にグラついちゃいました」ってコメントが多すぎて…。
― それは悲報ですね(笑)。
渡邊:そらそうやな!という。トリ全部持っていってますもん(笑)。
― 天堂先生がお付き合いを堂々公言する「俺の彼女だから」のシーンは破壊力抜群でした。
渡邊:あれはすごいですよね。あと(キスの後に)「これは治療だ」っていうあのセリフ。あれはもはや現場でも、Paraviのオリジナルストーリー(『まだまだ恋はつづくよどこまでも』)でも、皆さんがイジりはじめているという…(笑)。健さんの角度と目の細め方ですよね。皆さん、Paraviのほうも観てください。面白い展開になっています。“(山本耕史演じる)小石川ワールド”がす~ごい広がっているので。
― この勢いで仁志担も増えてほしいですね。
渡邊:そうですね。仁志くんに関しては“担”というよりかは、「頑張って」「応援してる」という声が圧倒的に多いです。うまくいってほしい、仕事も恋も成長してほしいっていう目線での声が大きいので、ありがたいです。親心みたいな感じなんです。“担”とかじゃない。
― なるほど(笑)。 渡邊さんは『仮面ライダージオウ』に続く2作目のドラマ出演ということで、現場で成長や変化を感じることはありますか?
渡邊:いや…「うぬぼれてたんかな?」っていうくらい、力不足を感じる瞬間のほうが圧倒的に多いというか。僕もやってないというわけではないですけど、皆さん当然の如く(役に対して)ものすごい掘り下げ方をしてこられるので、それを現場で見せつけられると「あー、自分はまだまだダメだな」と。一番できないなら、一番やらなきゃダメだよねっていう…。
― 役作りのアプローチを変えてみたり?
渡邊:そうです。とにかく何度も本を読んだりとか、もっと仁志っぽい人を作品や普段の生活で探してみたりとか。もっともっと、血眼になって探すようになりましたね。自分の中に取り込めるものをひたすら探して。仁志っていうキャラクターはどういう人なんだろう?っていうのを、より明確に、細分化していく作業は、もっともっとしなければと思っています。
― ナースなのに血を見るのが苦手というヘタレキャラな仁志くんは、ひょんなことから年上の流子さん(香里奈)に一目惚れ。役作りにおいて、どのような苦労がありましたか?
渡邊:仁志が自分と真逆すぎる人間性というのと、いないですよね、周りに。(『仮面ライダージオウ』で演じた)ウォズの時は、なんとなくこういう感じかな?というのがパッとできたんですよ。「あいつのこういう言い方がちょっと良かったな」とか思いながら、友達を参考にしていたんですけど、仁志くんみたいな人って周りに1人もいない。
ああいう突発的なリアクションって、割と仲良くないと見られないじゃないですか。電車とかであんな風に「ワッ!」とか言ってる人あまり見たことないですよね(笑)。だからこそ「これは映画とかを観ないとな」と。キャラクターとしての情報は多いんですけど、それを照らし合わすことのできる要素になるものが少なかったので、僕の中では掴みきれないなと感じています。
― 控えめかと思いきや、いきなり流子さんのことを抱きしめたり。
渡邊:自分の感情にすごく素直なんですよね。「不器用なのにまっすぐ」って、結構聞く言葉だけどいざやるとなるとめちゃくちゃ難しいです。割と僕も自分の感情に素直なところはあるので、似ている部分ではあるんですけど、あまりにも仁志くんの感情がガインガインなりすぎて(笑)。そこの整理が一番難しくて、苦労している気がします。例えば1から3のシーンまですごく落ち込んだのに、4から急にハイテンションみたいな、人格が変わっているのかってくらい、急にテンションが上がる人。楽観的なんだけど悲観的。相反するものを持っている気がするので、そこが一番難しいと感じます。
― 流子を演じる香里奈さんとは何かお話をされましたか?
渡邊:香里奈さんとは2人でのシーンが多いのでよくお話します。香里奈さんは元々名古屋でモデル活動をスタートして東京に出てきて…という経歴だと思うんですが、僕も宮城でモデルをやっていて、そこから役者として東京に出てきたので、同じ境遇で。
好きな食べ物の話とか、休みの日の話とか、色んなお話をするんですけど、そんな中でよく言っていただくのが「モデルの仕事もやりなよ!」と。僕のInstagramで雑誌の企画を紹介していたのを見ていただいたようで、「モデルの仕事、絶対やったほうがいい。続けたほうがいいよ」と言ってくださって。
― 同じ境遇だからこその説得力あるアドバイスですね。
渡邊:「はい、やりたいです!」と(笑)。確かにやりたいんですよね。どうなんでしょう。そんなに器用なほうではなく…。
― 役者と両立するのが難しいかもしれない、という意味で?
渡邊:はい。でもモデルの仕事も楽しいんですよね…!と思いつつ。
渡邊:最高ですよ!年上の女性を嫌いな人はいないですから。
― なんとなく“年上キラー”なイメージがあります。
渡邊:僕ですか?(笑)確かに、年上には割と好かれるのかもしれないですね。男女問わず。なんでですかね?兄と姉がいるので、距離感の詰め方がうまいのかな。末っ子なんです。だから割と年下の子たちとの会話って難しかったりするんですよ。すごく丁寧な後輩感で来られてしまうと、接し方がわからなくなる。逆にすごいフランクに、イジりとかでもいいので「うぃ~、けーすけ!」みたいに、いい意味で後輩という垣根を壊してくれるような…僕がそういうタイプなので、そうしてくれると可愛がれるというか、友達みたいな感じで接することができるかなと。
それで、年上の恋愛は…いいですよね(笑)。憧れでした。中学、高校の時は、やっぱり塾の先生とか、教育実習で来られる先生への憧れはありましたね。
― 年上に甘えたい、年下を引っ張りたい…そんな願望はありますか?
渡邊:特にないです。自分が自分でありたい、という感じです。僕は僕であれば多分、誰かしらついてきてくれたり、引っ張ってくれる人が現れると思うので、それに準じて過ごしていこうかなと。もちろん柔軟ではいたいけれど、基本的には自分の在り方をあまり変えたくないので、「年上に引っ張られたいから子犬系でいこうかな」とかは絶対やらないです(笑)。疲れちゃうので。ありのままを受け入れてくれる人と過ごせればいいかなと。
― 年上も年下もあまり関係ないと。
渡邊:割と関係ないですね。さっき年下についてヤンヤヤンヤ言いましたけど、もはや何でもいいやと(笑)。ついてきてくれるなら。
― 仁志くんの流子さんへのアプローチはどう思いますか?「自分ならこうするのにな」と感じるところとか。
渡邊:大胆だなと思います。俺は絶対できないなって。男ってやっぱり意気地なしですからね…。
あんな風に急に抱きしめたり、2回目でご飯誘うつもりが告白しちゃうという。どうなんでしょう、あれだけストレートだと嬉しいのかな?と思いながら、自分ならもうちょっとうまく距離詰めるなぁとか考えちゃいます(笑)。もっとしっかり友達になっていくなぁと。
― 恋愛においては慎重派ですか?
渡邊:好きになったらもちろん行きますけど、そもそも僕から積極的に誰かに話しかけるっていうのが、割と苦手なんですよ。誰かが生んでくれた話の種に、水をかけて花を咲かすのが得意なんですけど。僕が種をまくのはあんまり得意じゃない。
― 語彙力がすごい(笑)。
渡邊:ふふふ…いやいや。喩えてうまい話してると思われたいだけなんです(笑)。「うまいこと言うね」って言われたいだけなんですよ、僕は。
自分のプレゼンとかめちゃくちゃ苦手です。割と口は立つほうだと思うんですけど、自分の長所とかわからないし。例えば3人のグループで、2人が話しているところの間に入っていって「そういえばあの時こうだったよね」って話を振っていくのはすごく得意です。
― 確かに、先日行われたハンサムライブ(※所属事務所の若手俳優によるファン感謝祭)でもそんな役割でしたね。
渡邊:ちゃちゃ入れる。ひな壇。ひな壇がたぶん向いてるんですよね、僕は(笑)。
― その万能なトーク力はどのようにして培われたんでしょうか!?
渡邊:テレビ見てたからですかね(笑)。あと、すごく人の顔色をうかがいます。先輩に対して生意気な口をきく時もそうですけど、「この人どこまで言ったら怒るかな?」というのを常に探って、「おっ、意外といけるな」とか。空気を読むのを小さい時から大事にしていました。多分、自分の居場所を見つけるのに必死だったんです。だから今喋りの場になった時、自分が何を言ったらウケるかとか、ここは真面目な話が欲しいとこだなっていうスイッチみたいなものが割と持てるようになったのかなと思っています。
― 器用ですね!
渡邊:いや、不器用ですよ。
― 恋愛においても?
渡邊:不器用だと思います。…いやー、でも器用にしときましょうか。
― (笑)
渡邊:得手不得手です。器用なこともあり不器用なこともありって感じです。柔軟に全部こなしたいなと思いますね。
― ドラマの話に戻すと…仁志くんの恋の行方が気になります。終盤の台本は未完成とのことですが、渡邊さんが考える理想の展開があれば教えてください。
渡邊:もちろんハッピーエンドがいいなと思いますが、一個大きな壁みたいなものがあっても面白いかなと。今はなぜ流子さんが仁志と付き合う形をとってくれたのかというのが、あまりハッキリしない部分でもあるので、それをもう一回グッと引っ張ってこられるようなイベントみたいなものがあれば、もっと観ている方も共感できるのかなと。仁志が仁志なりに必死に頑張る姿を、もっと流子さんが見える形で届けて、流子さんの心が動かされる…みたいなシーンがあったらいいなと思います。それでハッピーエンドになったらきれいかなと勝手に思っています。
― クランクアップまでに、先輩の佐藤さんから吸収しておきたいことはありますか?
渡邊:あまりご一緒するシーンがないんですけど、何かのインタビューで健さんが「ハタチくらいの時に現場の居方みたいなものが変わった。それを上白石さんにも感じてもらうために、現場では緊張感を持って接している」という風に答えていたそうなんです。それを神木隆之介くんが教えてくれて。
― 神木さんから?
渡邊:はい、ハンサムで一緒になった時に「どう?現場での健くん」という話になり。「だからか」と。上白石さんがいる時の現場は優しい空気感なんですけど、健さんがいる時って結構ピリッとしてるんですよ。「そういうことか」と思ったんですけど、そこで神木くんは「いや、健くんは人にイジられて初めて輝きを放つタイプだから」と(笑)。「がんがんイジって」と言われたので、「そうなんですか、わかりました!」と(笑)。
― 神木さんだからこそできそうなものですが(笑)。
渡邊:もう現場でどれだけ会えるのかわからないし、芝居をがっつり生で見させていただく機会もあまりないので、何かを吸収するというよりは、最終回までにめちゃくちゃイジりたいなと(笑)。タイミングがあれば。勝手に、野望として。そして、何か言われたら「いや、神木くんが…」と。言い訳に“神木隆之介”というカードを、僕は持っておこうかなと思います(笑)。
★インタビュー後編に続きます。(modelpress編集部)
出身地:宮城県
趣味:ロックフェス・読書・映画鑑賞
身長:182cm
Instagram:@w_keisuke93
地元・仙台のモデル事務所でモデルとして活動したのち、アミューズに所属。初のドラマ出演となった『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系/2018-2019)でウォズ/仮面ライダーウォズを好演し注目を集めた。現在、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系、毎週火曜よる10時)に仁志琉星役で出演中。
2作目のドラマ出演 「血眼になって」役の研究
― モデルプレス読者の投票による「今期最もハマっているドラマ」ランキングにて、『恋はつづくよどこまでも』が1位を獲得しました!渡邊:おー、すごい!嬉しいです。まぁね…うちの佐藤健が。うちの佐藤健がやってくれてますから。
一同:(笑)
(※ “うちの佐藤健”発言の真意はのちに回収されます)
渡邊:いやもう…すごいですよね。皆さん、“天堂担”という言い方をされている。“仁志担”というのもありがたいことにいてくれるんですよ。そういう方から結構、SNS等々でメッセージをいただくんですが、「仁志担なんですけど、ちょっと天堂先生にグラついちゃいました」ってコメントが多すぎて…。
― それは悲報ですね(笑)。
渡邊:そらそうやな!という。トリ全部持っていってますもん(笑)。
― 天堂先生がお付き合いを堂々公言する「俺の彼女だから」のシーンは破壊力抜群でした。
渡邊:あれはすごいですよね。あと(キスの後に)「これは治療だ」っていうあのセリフ。あれはもはや現場でも、Paraviのオリジナルストーリー(『まだまだ恋はつづくよどこまでも』)でも、皆さんがイジりはじめているという…(笑)。健さんの角度と目の細め方ですよね。皆さん、Paraviのほうも観てください。面白い展開になっています。“(山本耕史演じる)小石川ワールド”がす~ごい広がっているので。
― この勢いで仁志担も増えてほしいですね。
渡邊:そうですね。仁志くんに関しては“担”というよりかは、「頑張って」「応援してる」という声が圧倒的に多いです。うまくいってほしい、仕事も恋も成長してほしいっていう目線での声が大きいので、ありがたいです。親心みたいな感じなんです。“担”とかじゃない。
― なるほど(笑)。 渡邊さんは『仮面ライダージオウ』に続く2作目のドラマ出演ということで、現場で成長や変化を感じることはありますか?
渡邊:いや…「うぬぼれてたんかな?」っていうくらい、力不足を感じる瞬間のほうが圧倒的に多いというか。僕もやってないというわけではないですけど、皆さん当然の如く(役に対して)ものすごい掘り下げ方をしてこられるので、それを現場で見せつけられると「あー、自分はまだまだダメだな」と。一番できないなら、一番やらなきゃダメだよねっていう…。
― 役作りのアプローチを変えてみたり?
渡邊:そうです。とにかく何度も本を読んだりとか、もっと仁志っぽい人を作品や普段の生活で探してみたりとか。もっともっと、血眼になって探すようになりましたね。自分の中に取り込めるものをひたすら探して。仁志っていうキャラクターはどういう人なんだろう?っていうのを、より明確に、細分化していく作業は、もっともっとしなければと思っています。
― ナースなのに血を見るのが苦手というヘタレキャラな仁志くんは、ひょんなことから年上の流子さん(香里奈)に一目惚れ。役作りにおいて、どのような苦労がありましたか?
渡邊:仁志が自分と真逆すぎる人間性というのと、いないですよね、周りに。(『仮面ライダージオウ』で演じた)ウォズの時は、なんとなくこういう感じかな?というのがパッとできたんですよ。「あいつのこういう言い方がちょっと良かったな」とか思いながら、友達を参考にしていたんですけど、仁志くんみたいな人って周りに1人もいない。
ああいう突発的なリアクションって、割と仲良くないと見られないじゃないですか。電車とかであんな風に「ワッ!」とか言ってる人あまり見たことないですよね(笑)。だからこそ「これは映画とかを観ないとな」と。キャラクターとしての情報は多いんですけど、それを照らし合わすことのできる要素になるものが少なかったので、僕の中では掴みきれないなと感じています。
― 控えめかと思いきや、いきなり流子さんのことを抱きしめたり。
渡邊:自分の感情にすごく素直なんですよね。「不器用なのにまっすぐ」って、結構聞く言葉だけどいざやるとなるとめちゃくちゃ難しいです。割と僕も自分の感情に素直なところはあるので、似ている部分ではあるんですけど、あまりにも仁志くんの感情がガインガインなりすぎて(笑)。そこの整理が一番難しくて、苦労している気がします。例えば1から3のシーンまですごく落ち込んだのに、4から急にハイテンションみたいな、人格が変わっているのかってくらい、急にテンションが上がる人。楽観的なんだけど悲観的。相反するものを持っている気がするので、そこが一番難しいと感じます。
― 流子を演じる香里奈さんとは何かお話をされましたか?
渡邊:香里奈さんとは2人でのシーンが多いのでよくお話します。香里奈さんは元々名古屋でモデル活動をスタートして東京に出てきて…という経歴だと思うんですが、僕も宮城でモデルをやっていて、そこから役者として東京に出てきたので、同じ境遇で。
好きな食べ物の話とか、休みの日の話とか、色んなお話をするんですけど、そんな中でよく言っていただくのが「モデルの仕事もやりなよ!」と。僕のInstagramで雑誌の企画を紹介していたのを見ていただいたようで、「モデルの仕事、絶対やったほうがいい。続けたほうがいいよ」と言ってくださって。
― 同じ境遇だからこその説得力あるアドバイスですね。
渡邊:「はい、やりたいです!」と(笑)。確かにやりたいんですよね。どうなんでしょう。そんなに器用なほうではなく…。
― 役者と両立するのが難しいかもしれない、という意味で?
渡邊:はい。でもモデルの仕事も楽しいんですよね…!と思いつつ。
渡邊圭祐の恋愛観「自分が自分でありたい」
― “年上の女性との恋”については、どんな印象がありますか?渡邊:最高ですよ!年上の女性を嫌いな人はいないですから。
― なんとなく“年上キラー”なイメージがあります。
渡邊:僕ですか?(笑)確かに、年上には割と好かれるのかもしれないですね。男女問わず。なんでですかね?兄と姉がいるので、距離感の詰め方がうまいのかな。末っ子なんです。だから割と年下の子たちとの会話って難しかったりするんですよ。すごく丁寧な後輩感で来られてしまうと、接し方がわからなくなる。逆にすごいフランクに、イジりとかでもいいので「うぃ~、けーすけ!」みたいに、いい意味で後輩という垣根を壊してくれるような…僕がそういうタイプなので、そうしてくれると可愛がれるというか、友達みたいな感じで接することができるかなと。
それで、年上の恋愛は…いいですよね(笑)。憧れでした。中学、高校の時は、やっぱり塾の先生とか、教育実習で来られる先生への憧れはありましたね。
― 年上に甘えたい、年下を引っ張りたい…そんな願望はありますか?
渡邊:特にないです。自分が自分でありたい、という感じです。僕は僕であれば多分、誰かしらついてきてくれたり、引っ張ってくれる人が現れると思うので、それに準じて過ごしていこうかなと。もちろん柔軟ではいたいけれど、基本的には自分の在り方をあまり変えたくないので、「年上に引っ張られたいから子犬系でいこうかな」とかは絶対やらないです(笑)。疲れちゃうので。ありのままを受け入れてくれる人と過ごせればいいかなと。
― 年上も年下もあまり関係ないと。
渡邊:割と関係ないですね。さっき年下についてヤンヤヤンヤ言いましたけど、もはや何でもいいやと(笑)。ついてきてくれるなら。
― 仁志くんの流子さんへのアプローチはどう思いますか?「自分ならこうするのにな」と感じるところとか。
渡邊:大胆だなと思います。俺は絶対できないなって。男ってやっぱり意気地なしですからね…。
あんな風に急に抱きしめたり、2回目でご飯誘うつもりが告白しちゃうという。どうなんでしょう、あれだけストレートだと嬉しいのかな?と思いながら、自分ならもうちょっとうまく距離詰めるなぁとか考えちゃいます(笑)。もっとしっかり友達になっていくなぁと。
― 恋愛においては慎重派ですか?
渡邊:好きになったらもちろん行きますけど、そもそも僕から積極的に誰かに話しかけるっていうのが、割と苦手なんですよ。誰かが生んでくれた話の種に、水をかけて花を咲かすのが得意なんですけど。僕が種をまくのはあんまり得意じゃない。
― 語彙力がすごい(笑)。
渡邊:ふふふ…いやいや。喩えてうまい話してると思われたいだけなんです(笑)。「うまいこと言うね」って言われたいだけなんですよ、僕は。
自分のプレゼンとかめちゃくちゃ苦手です。割と口は立つほうだと思うんですけど、自分の長所とかわからないし。例えば3人のグループで、2人が話しているところの間に入っていって「そういえばあの時こうだったよね」って話を振っていくのはすごく得意です。
― 確かに、先日行われたハンサムライブ(※所属事務所の若手俳優によるファン感謝祭)でもそんな役割でしたね。
渡邊:ちゃちゃ入れる。ひな壇。ひな壇がたぶん向いてるんですよね、僕は(笑)。
― その万能なトーク力はどのようにして培われたんでしょうか!?
渡邊:テレビ見てたからですかね(笑)。あと、すごく人の顔色をうかがいます。先輩に対して生意気な口をきく時もそうですけど、「この人どこまで言ったら怒るかな?」というのを常に探って、「おっ、意外といけるな」とか。空気を読むのを小さい時から大事にしていました。多分、自分の居場所を見つけるのに必死だったんです。だから今喋りの場になった時、自分が何を言ったらウケるかとか、ここは真面目な話が欲しいとこだなっていうスイッチみたいなものが割と持てるようになったのかなと思っています。
― 器用ですね!
渡邊:いや、不器用ですよ。
― 恋愛においても?
渡邊:不器用だと思います。…いやー、でも器用にしときましょうか。
― (笑)
渡邊:得手不得手です。器用なこともあり不器用なこともありって感じです。柔軟に全部こなしたいなと思いますね。
― ドラマの話に戻すと…仁志くんの恋の行方が気になります。終盤の台本は未完成とのことですが、渡邊さんが考える理想の展開があれば教えてください。
渡邊:もちろんハッピーエンドがいいなと思いますが、一個大きな壁みたいなものがあっても面白いかなと。今はなぜ流子さんが仁志と付き合う形をとってくれたのかというのが、あまりハッキリしない部分でもあるので、それをもう一回グッと引っ張ってこられるようなイベントみたいなものがあれば、もっと観ている方も共感できるのかなと。仁志が仁志なりに必死に頑張る姿を、もっと流子さんが見える形で届けて、流子さんの心が動かされる…みたいなシーンがあったらいいなと思います。それでハッピーエンドになったらきれいかなと勝手に思っています。
神木隆之介が説く“佐藤健との接し方”
― クランクアップまでに、先輩の佐藤さんから吸収しておきたいことはありますか?
渡邊:あまりご一緒するシーンがないんですけど、何かのインタビューで健さんが「ハタチくらいの時に現場の居方みたいなものが変わった。それを上白石さんにも感じてもらうために、現場では緊張感を持って接している」という風に答えていたそうなんです。それを神木隆之介くんが教えてくれて。
― 神木さんから?
渡邊:はい、ハンサムで一緒になった時に「どう?現場での健くん」という話になり。「だからか」と。上白石さんがいる時の現場は優しい空気感なんですけど、健さんがいる時って結構ピリッとしてるんですよ。「そういうことか」と思ったんですけど、そこで神木くんは「いや、健くんは人にイジられて初めて輝きを放つタイプだから」と(笑)。「がんがんイジって」と言われたので、「そうなんですか、わかりました!」と(笑)。
― 神木さんだからこそできそうなものですが(笑)。
渡邊:もう現場でどれだけ会えるのかわからないし、芝居をがっつり生で見させていただく機会もあまりないので、何かを吸収するというよりは、最終回までにめちゃくちゃイジりたいなと(笑)。タイミングがあれば。勝手に、野望として。そして、何か言われたら「いや、神木くんが…」と。言い訳に“神木隆之介”というカードを、僕は持っておこうかなと思います(笑)。
★インタビュー後編に続きます。(modelpress編集部)
ドラマ #恋はつづくよどこまでも 仁志琉星役の渡邊圭祐さんからメッセージ💌#恋つづ 第9話は今夜10時~放送💕@w_keisuke93 @koi_tsudu
— モデルプレス (@modelpress) 2020年3月10日
🔻インタビューはこちらhttps://t.co/aMUQS1aYFz pic.twitter.com/XTymmolOHJ
渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ)
生年月日:1993年11月21日出身地:宮城県
趣味:ロックフェス・読書・映画鑑賞
身長:182cm
Instagram:@w_keisuke93
地元・仙台のモデル事務所でモデルとして活動したのち、アミューズに所属。初のドラマ出演となった『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系/2018-2019)でウォズ/仮面ライダーウォズを好演し注目を集めた。現在、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系、毎週火曜よる10時)に仁志琉星役で出演中。
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