モデルプレスのインタビューに応じた大島優子 (C)モデルプレス

<大島優子「七人の秘書」インタビュー>“新しい日常”で変化したドラマへの思い 都知事秘書役のファッション・ヘアのポイントは?

2020.10.21 18:00

10月22日より放送スタートするテレビ朝日系木曜ドラマ『七人の秘書』(毎週木曜よる9時)に出演する女優の大島優子(おおしま・ゆうこ/32)。モデルプレスのインタビューに応じ、役どころや主演を務める木村文乃ら豪華女優陣と共演する撮影現場のエピソード、“新しい日常”で変化したというテレビドラマに対する思いについて語ってくれた。

中園ミホ脚本『七人の秘書』

今作は『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズをはじめ、『ハケンの品格』、『ナサケの女~国税局査察官~』など、数々のヒットドラマを生み出してきた中園ミホ氏が脚本。

菜々緒、室井滋、大島優子、広瀬アリス、木村文乃、シム・ウンギョン「七人の秘書」(C)テレビ朝日
菜々緒、室井滋、大島優子、広瀬アリス、木村文乃、シム・ウンギョン「七人の秘書」(C)テレビ朝日
銀行や警視庁、大学病院、都庁のトップ=要人に仕え、組織に溶け込み、目立たぬことを極意とする、名もなき「秘書」たちが、表の仕事を忠実に務める一方、裏で密かに集められた彼女たちが“人助け”を副業として請け負い、理不尽な目に遭う社会の弱者を救い出すべく、ずば抜けたスキルや膨大な極秘情報とネットワークを駆使し、見事なまでに“裏仕事”をこなす姿を描く。

木村文乃・広瀬アリス・菜々緒・シム・ウンギョンらとの話題は?

大島優子 (C)モデルプレス
木村、大島のほか、“七人の秘書”を演じるのは広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介。

制作発表記者会見では現場の雰囲気について、「最初は監督に『仲良くならないで』って言われていたんです。『役どころは皆交わらないで、それそれが仕事に全うするという姿勢を持っているというのを保ってください』と言われたのですが、すごく仲良くなって(笑)仲良くなったことで、お芝居のテンポなども汲み取りやすくなり、活気のある素敵な現場です」と語っていた大島。

菜々緒を中心として打ち解けていったそうで、「菜々緒さんは話題の作り方がとても上手なんです。シム・ウンギョンちゃんもシャイなのかな?最初はすごく緊張されていたみたいだったんですけど、菜々緒さんが『韓国のモノマネする芸人さん知ってる?』とか話したりして。韓国料理のお店は日本だったらどこがおいしいとか、韓国語教えてもらったりとか。そこから共通点が他にも見つかったりしました」と和気あいあいとした現場の雰囲気を明かす。

特にシムをきっかけに韓国トークに花が咲いているようで、「私がすごく韓国映画とかが好きで観ていたので、ウンギョンさんのことは『どういう方なんだろう』と思っていて、お話してたらすごく茶目っ気たっぷりで人懐っこい性格でいらっしゃるからとっても可愛くて親交を深めています」と嬉しそうに話した。

シム・ウンギョン、菜々緒、大島優子、木村文乃、江口洋介「七人の秘書」(C)テレビ朝日
シム・ウンギョン、菜々緒、大島優子、木村文乃、江口洋介「七人の秘書」(C)テレビ朝日
秘書たちが集結し、江口演じる萬が店主のラーメン店「萬」でラーメンを食べるシーンも見どころ。「ラーメンすごく食べています。醤油ラーメンなんですけど何度食べてもおいしいから食べちゃうんですよ。ずっと座って食べているものだから立ったときに体の重さに気づく。ボーンってお腹にすごく入っているのに気づいてヤバいという…(笑)。私とか木村さんは撮影終わってからも結構食べています」美女たちの食べっぷりに注目だ。

大島優子、令嬢でバイリンガルの都知事秘書に

室井滋、シム・ウンギョン、木村文乃、大島優子、菜々緒「七人の秘書」(C)テレビ朝日
室井滋、シム・ウンギョン、木村文乃、大島優子、菜々緒「七人の秘書」(C)テレビ朝日
大島が演じる風間三和(かざま・みわ/31)は裏で要人を操る影の軍団の1人で、東京都知事秘書。ホテルオーナーの令嬢で周囲からは裕福な環境をうらやまれているが、家庭は崩壊していて、人知れず闇を抱えている。留学経験のある優秀なバイリンガル…という役どころ。

秘書たちはそれぞれ借金の返済のため、萬の下で裏仕事を行っているが、三和はそれに当てはまらないため、最初は謎に満ちた部分があるといい、「三和だけ『じゃあなんでここにいるんだろう』という謎があってそれが後に解明されていきます。サバサバしているというか干渉をしないし、人と交わる気持ちがそんなにない自由気ままな猫みたいな役です」と説明。

自身と共通点はあるか聞くと、「似ているなと思うところはない」ときっぱり。「芝居をする上で自分の中で共通点を見つけて演じるという考えではやっていないので三和という役をどうやって形成していこうかなと、彼女のバックグラウンドとか家族構成とかそういうものから作っている感じです」と続けた。

大島優子、演じる三和のファッション・ヘアの注目ポイントは?

大島優子「七人の秘書」(C)テレビ朝日
大島優子「七人の秘書」(C)テレビ朝日
秘書たちそれぞれのファッションやヘアメイクにも注目したい。

「三和は常に柄を着ています!普通のスーツの衣装だとあんまり柄物は着ないと思うんですけど、あえて三和は自分の主張を盛り込む、というのをやっていますね。私服の色使いも柄オン柄とか派手。自分をファッションでアピールしていて一番目に付きやすいと思うのでぜひファッションも観て頂きたいです」

また、前述のラーメン店「萬」でのシーンでは、トレンドのカチューシャの意外な使い方に大島自身も感心したという。

「ヘアメイクはバレッタとかクリップとかカチューシャとかヘアアクセを結構使うんです。カチューシャはラーメンを食べるときに邪魔な髪の毛を抑えるのに使っていて、最近カチューシャ流行っているじゃないですか?こういう使い方があるんだなと思いました」

大島優子”新しい日常”で感じたドラマへの思い

大島優子 (C)モデルプレス
今年増えた“おうち時間”の過ごし方はもっぱら料理だったそう。

「ずっと料理を作っていました。一番キッチンにいるなぁと(笑)。料理は前からしていたんですけどもっと凝って色々やるようになりましたね。新しく買ったのはフードプロセッサー。刃物でよく怪我をするんですよ(笑)。危ないのでフードプロセッサーを買ってみじん切りとか大根おろしとかはそれに任せて料理の幅を広げています」

新型コロナウイルスの影響でエンターテインメント界も様々な影響を受けたが、役者としてエンタメの役割について考えることはあったか、という質問を終わりに投げかけてみると、テレビドラマに対する姿勢が変化したと明かしてくれた。

「この状況下で色々な分野では懸念されることもまだまだあるかと思いますが、テレビドラマは皆さんがおうちで観れるコンテンツだと思います。なので、もっと楽しく皆さんの心にちゃんと寄り添えるような位置になって欲しいなと思うようになり、テレビドラマで演じるということに対して自分の姿勢は今までと変わったなとすごく思います。だからこそワンテイクごとを大切にして自分が後悔ないように皆さんにちゃんと届くように、とより思いながらお芝居をするようになりました」

そんなタイミングで今作の出演は大島にとって意味のあるものに。

「何気なく楽しく観て頂ける、そういうドラマに出会えたなと思います。スカッとするし気持ちよく観れる作品です」と呼びかけてくれた。(modelpress編集部)

大島優子 (C)モデルプレス
大島優子 (C)モデルプレス

「七人の秘書」第1話あらすじ(初回20分拡大スペシャル)

ホテルのVIPルームで密会している東都銀行の頭取・一原福造(橋爪功)と秘書・照井七菜(広瀬アリス)。楽しい時間を過ごす2人だが、突然福造が苦しみ始め、意識を失う…。すると、ホテルの制服を着た望月千代(木村文乃)、長谷不二子(菜々緒)、パク・サラン(シム・ウンギョン)、鰐淵五月(室井滋)が現れ、心肺蘇生を試みる。しかし、その甲斐なく福造は死亡。オロオロ取り乱すだけの七菜を横目に、4人は淡々と部屋に残った証拠の隠滅作業を進める。一方、フロントでは風間三和(大島優子)が、支配人に宿泊記録の削除を命じていた。その後、三和の手引きで風のように去って行く5人――。
 実は生前、福造が行きつけのラーメン店の店主で司法書士の資格をもつ萬敬太郎(江口洋介)に、どこで倒れても自宅で亡くなったことにしてくれと依頼しており、彼の指示で5人が駆けつけたのだ。

急なトップの死に騒然となる中、福造のお別れ会が催され、財務大臣の粟田口十三(岸部一徳)をはじめ政財界の要人たちが続々と式場を訪れる。献花係を務めるのは常務秘書の千代。警視庁警務部長・北島剛次(木下ほうか)の後ろに控えるのは秘書の不二子、東京都知事・南勝子(萬田久子)とその秘書・三和、慶西大学病院の病院長・西尾忠彦(大和田伸也)と秘書のサラン。秘書たちは互いに素知らぬ顔で花を受け取り献花する。

そんな中、式場の外では、千代のボスで常務の安田英司(藤本隆宏)が千代田支店長の守谷正(山崎樹範)に泣きつかれていた。町工場の決算書を改ざん、不正融資した金を安田に回していたが税務調査で目を付けられてしまった守谷が窮状を訴えるも、頭取昇格をもくろむ安田は耳を貸さず、証拠隠滅を強要する。

その夜、安田の横暴と自分を信じてくれた町工場の社長との板挟みに苦悩した守谷は、衝動的に自殺を図る。間一髪で阻止した千代に連れられ、向かった先は客足の途絶えたラーメン店「萬」。千代と店主の萬に「自分が罪をかぶって消えるしかない」と語り始めた守谷の後ろには、いつの間にか現れ、ラーメンを食べながら話を聞いている不二子、サラン、三和、五月の姿が。「そんなヤツは懲らしめてやりましょう!」と宣言し、状況が飲み込めない守谷にラーメンをおごってもらって立ち去る秘書たち…。なんと彼女たちは、元締めの萬や情報屋の五月とともに、わずかな報酬で依頼を受けて人助けをするという裏の顔をもつ影の軍団だったのだ!

それぞれの分野で得た情報とスキルで悪を懲らしめる…秘書たちの秘密の物語が始まる――。

大島優子(おおしま・ゆうこ)プロフィール

1988年10月17日生まれ/栃木県出身。

AKB48の中心メンバーとして活動し、2014年6月に同グループを卒業。映画『紙の月』(2014)では第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞をはじめ、第39回報知映画賞、第36回ヨコハマ映画祭、第24回東京スポーツ映画大賞で助演女優賞を受賞した。『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(2015/TBS系)で連続ドラマ初主演。主な出演作にドラマ『銭の戦争』(2015/関西テレビ)、連続テレビ小説『あさが来た』(2016/NHK)、『東京タラレバ娘』(2017/日本テレビ)、『コートダジュールN゜10(ナンバーテン)』(2017/WOWOW)、連続テレビ小説『スカーレット』(2019/NHK)、『教場』(2020/CX)、『東京タラレバ娘2020』(2020/NTV)、映画『ロマンス』(2015※主演)、『真田十勇士』、『疾風ロンド』(2016)、舞台『No.9-不滅の旋律-』(2015)、『美幸』(2016)、『罪と罰』(2019)など。今年は映画『生きちゃった』が公開中で、11月28日にスペシャル時代劇『十三人の刺客』(NHKBSプレミアム)の放送を控える。

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