沢村一樹(C)フジテレビ

<月9「絶対零度」インタビュー>沢村一樹&横山裕、続編は前作撮影時から話題に ラブシーンにも期待?本田翼「緊張する」

2020.01.04 07:00

フジテレビ系新月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(毎週月曜よる9時~)が1月6日よりスタート。主演の沢村一樹をはじめ、共演の横山裕(関ジャニ∞)、本田翼がこのほど、モデルプレスなどの取材に応じた。

沢村一樹主演「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」続編

あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)の活躍を描く同作。前作は、2018年7月クールの月9ドラマとして放送され、平均視聴率10.6%を獲得。『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- THE THIRD SEASON』(2017年7月クール)以来となる平均2桁超えの高視聴率を記録。さらに2019年4月に国際メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」のエンターテインメント・ドラマ部門で銅賞を受賞し、国際的にも高い評価を受けた。

水野美紀、沢村一樹(C)フジテレビ
水野美紀、沢村一樹(C)フジテレビ
今回は前作同様、主演に沢村を迎え、横山、本田のほか、新たに森永悠希、高杉真宙、上杉柊平、柄本明、水野美紀らが出演。沢村は井沢範人(いざわ・のりと)、横山は山内徹(やまうち・とおる)、本田は小田切唯(おだぎり・ゆい)をそれぞれ演じる。

「絶対零度」続編は前作撮影時から話題になっていた

沢村一樹(C)フジテレビ
沢村一樹(C)フジテレビ
― 続編が決まった時のご感想をお願いします。

沢村:前作をやっている時から、「続編あるんじゃない?」という話を現場でなんとなくみんなと話していたので、実際に決まって嬉しかったです。

横山:僕は去年の冬に京都で映画の撮影をしていて、沢村さんも京都で撮影をしていたのですが、その時に「続編をやるみたいだね」「そうですね」という話をしました。沢村さんも言っていたように、前作の撮影中から続編のことは現場で話題になっていたんですけど、伊藤淳史くんが「俺、出れないよな~」って言っていたのが印象的でした(笑)。役で悪いことをしちゃったので。

本田:続編があるということは、それだけ支持していただけていたということなので、素直に嬉しかったです。でもせっかく続編をやるなら、それなりの意義や意味をきちんと考えて演じないといけないな、と感じました。

― 続編ということで、視聴者の方は前作からさらにパワーアップしていることを期待されていると思います。脚本を読んでみていかがですか?

沢村:今回はキャストが変わっているんですよね。キャリア組には水野美紀さんが加わっているので、楽しみです。あと、僕はもう52歳なので、怪我には気をつけなきゃいけないなと思っています。なので、体を動かすようにはしています。ミハンチームもパワーアップしていますし、皆さんの期待に応えられるようなものをお届けすることができるのではないかと思っています。

横山:台本を読ませていただいて、やっぱりハラハラドキドキしましたし、クライマックスにとんでもないことが起こっているなと思いましたね。

本田:台本の最初のところを読んだ時、ビックリしませんでしたか!?1話の最初にもうクライマックスの一部が書いてあって、こういうスタートなんだ、って。(横山の話の腰を折ってしまったため)…あ、ごめんなさい、すみません(笑)。

横山:マイペース(笑)。台本を読んで、ミハンがこうなるんだ、と感じました。海外ではこういう捜査が当たり前になっていると思うんですけど、日本でもこうなっていくんだろうな、と思いましたし、ドキドキする展開が待っていると思うので、視聴者の皆さんも楽しみにしていただきたいです。

本田:私はさっき少し言っちゃったんですけど(笑)、台本の一番最初からクライマックスのとある一部分から始まっていて、そこから過去に遡って物語が展開していくので、その始まり方にすごくワクワクしました。こんなに和気あいあいとしているミハンチームが、この後どうなってしまうんだろうと期待しながら読んでいて、まんまと脚本家さんの手中に入ってしまっていましたね。謎解きの展開も、ミステリーやサスペンスの小説を読むと、だいたい「この人が犯人なんじゃないの?」って想像できることが多いと思うんですけど、それが一切できないのが本当にすごいと思いました。

続編では役柄をどう演じる?まさかのラブシーンも?

― 役柄で一番大事にしたい部分や、過去を経て今回はどのように演じたいかを教えてください。

沢村:前作もそれぞれダークな部分があったんですが、今回は特にもう少しそこが描かれていて、井沢と山内の間に変な空気が流れるんですよね。暗くなりがちなので、はっきりと緩急をつけて、ダークなところはとことんダークに、そうではない捜査の時はしっかりと現場を楽しむようにしようと思っています。緩急をしっかりつけないと、暗くなりすぎても面白くないと思うので、リアリティばかりを求めずに、楽しく見られるところは楽しく、グッと引き込むところは引き込む。当たり前のことですが、そこはいつもよりもっと意識して井沢を演じられたらいいなと思います。山内と小田切の関係性も、正直どうなるのか…。

本田:でも、第3の男が出てくるんですよね?

本田翼、高杉真宙(C)フジテレビ
本田翼、高杉真宙(C)フジテレビ
沢村:その人が出てきた時には、小田切は信じていたものが信じられなくなったりするんじゃないかな。多分、キスシーンとかもあると思うよ?(ニヤリ)

本田:え~!歯磨かなきゃ(笑)。

横山:歯は磨いてください(笑)。僕は前回、ミハンに新入りとして入ったんですけど、あれから時間が経過していて、今回は逆に新入りが入ってくるので、自分は潜入捜査もこなしているという設定なんです。この間早速呼び込みの潜入捜査を撮影したんですけど、なかなかリアルな場所で撮影したので「お前、テレビで見てるぞ!」などと声をかけられたりして(笑)。そういうことも含めて楽しみつつ、井沢に関しても闇の部分に引き込まれそうなところを僕は全力で止めないといけないので、そこのパワーをしっかり持って演じようと思います。

本田:私は引き続き潜入捜査が多いので、いろいろな格好をします。ホステスとしての潜入があるんですけど、この間衣装合わせですごく短いスカートを穿いたり、タイトな短いワンピースを着たりして、監督が際どい格好が好きなのかな、と思いました(笑)。大人っぽい格好から際どい格好までして、体を張っています!そして今回もアクションがたくさんあるので、週4でジムに行って体を鍛えています。

横山:え~!週4でジムに行ってるんや。

本田:あと、小田切は男性恐怖症ということもあって、そのメンタルケアをする施設に行くんですけど、そこである男性と出会って、その人とどうなっていくのか、というところも注目ポイントです。普通の女の子っぽい面など、前作よりいろいろな面が見られるのかな、と思います。

沢村一樹・横山裕・本田翼、それぞれの魅力を明かす

― 前作で共演されて、3人の仲の良さがうかがえるのですが、お互いの素敵だなと思うところを改めてお聞かせください。

沢村:全然気を遣わせないところです。いつも部屋にいる時と同じ感じで前室にいられるのですごく楽なんですよね。だけどお芝居が始まったらみんな一生懸命やるし、そういう空気をそれぞれが普通に出してそこにいてくれるのでありがたいです。翼ちゃんは前回、柄本時生くんと結構仲良くしていたんですけど、今回は時生くんがいないので、柄本明さんと仲良くするんでしょ?

全員:(笑)

森永悠希、沢村一樹(C)フジテレビ
森永悠希、沢村一樹(C)フジテレビ
横山:そこは普通、森永くんでしょう(笑)。

沢村:あれ?違った?

本田:まさかお父様とご一緒できるとは。嬉しいです。

沢村:前作とは、だいぶ違った空気になると思うんですけど、2人はマイペースに過ごすと思いますよ。横山くんは前回、ずーっとトランペットの練習をしていたよね。今回もライブがあるので、きっとみんな前回と同じように変わらずに過ごすのかな。

横山:沢村さんが座長としてそういう空気をつくってくださっているので本当にありがたいですし、「台本覚えてきた?俺覚えてきてないよ」なんて言いながらも本番はビシッと決めるのが、ほんまに夏休み明けの小学生みたいやなって(笑)。

沢村:今もまだ覚えられてないよ!「絶対零度」のセリフ、まだ覚えられてないですから。

横山:でもそんなことを言って、本番はビシッとやるんですよ。だけど前作の最終回の時だけ、めちゃくちゃ噛んでましたよね(笑)。そんな沢村さんが愛おしかったです。

沢村:覚えてないな~、スタミナ切れちゃったのかな(笑)。

横山:そんな沢村さんが真ん中にいてくれるから、僕らものびのびとやれているのかなと思います。翼ちゃんは、僕もマイペースですけど、こんなにマイペースな人おんねや、というか(笑)、翼ちゃんが太陽みたいにいてくれるから、現場にも笑顔が多いですし、本当に良い空気感でやれているので、2人には感謝しています。

本田:私は、前作ではほとんど紅一点な状態だったんですよ。そんななかで、この2人が前室で男子トークを話すんですよね。

本田:でも今回、水野美紀さんがキャストに加わったので、水野さんがいる状態での前室の空気を私は早く味わいたいです!でも本当に沢村さんも横山さんも優しくて、ある種ファミリーのような空気感がある現場です。

沢村一樹、水野美紀(C)フジテレビ
沢村一樹、水野美紀(C)フジテレビ

沢村一樹・横山裕・本田翼にとって「絶対零度」とは

― 皆さんにとって『絶対零度』はどのような存在ですか?

沢村:前作の時に、僕が今まで演じていた役とは違うリアクションを視聴者の方々にいただくことが多くて、こういう役も楽しんでくださるんだな、というのと、こういう役もできるんだな、と自分でも驚いた新たな発見がありました。「絶対零度」はそんな新たな発見のある存在なので、今回もまたいろいろなことが発見できたらいいなと思っています。あと、アクションを指導してくれている方ともすごく気が合って、僕が好きな映画のこのアクションが好き、と言ったらすぐにそれを掴んでくれて、その映画よりもかっこいい殺陣をつけてくれるので、すごく楽しいです。

横山:居心地の良い現場ですし、皆さんそれぞれがプロのお仕事をしているのですごく学ぶこともたくさんあるし、緊張感もあって、いろいろ吸収できる現場ですね。今回も何かひとつでも吸収できたらいいなと思っています。

本田:私は『絶対零度』で初めてアクションをやらせていただいて、初めて演じたクールな役でもあったので、このドラマは私にとって新しい可能性を見つけさせてくれた存在です。

マギー、粗品(C)フジテレビ
マギー、粗品(C)フジテレビ
― 前作では、ミハンチームのそれぞれの正義感の在り方のようなものが改めて問いかけられるラストだったように感じたのですが、今作ではより正義感を意識しているように感じます。皆さん自身はどう受け止めていますか?

沢村:AIで事件を予測するという題材なんですけど、この1年半でAIというものがものすごく浸透したと思うので、前作よりも本当に起こるのではないかと皆さんに感じていただける気がしています。でも機械が決めることではなく、そこには人の感情があることがひとつのテーマでもあるので、今回はそこをもっと強く意識して、「許す」という行為の尊さを感じながらやっていこうと思っています。ただ、井沢は、あるものをきっかけに終わっていたと思っていたものが実はまだくすぶっていて火がついてしまったりするので、許せていないんです。許せるのか許せないのか、そこがテーマになっていると思います。僕の理想は、許すことが一番尊いと思っているんですけど、人間なので、相手が誰かによって許す、許せないが変わってくるだろうなと感じているのと、世の中自体が許さない世界になりつつあるので、AIという最新機器とその人の大事な感情が一緒になったらいいな、と思って演じます。

横山:前回、前半は井沢さんに対しての嫌悪感があったと思うんですけど、だんだん井沢さんのやっていることが正しいんだ、これが正義なんだ、と思えているなかでの今回なので、人間性に惹かれている分、絶対に間違ったところに行かせてはいけない、という思いがひとつあります。そこを山内の信念でどうにかして、向こうの世界に行かないように頑張らなきゃいけないと思っています。

本田:小田切の正義感の変化は、そうでもなかったです。

全員:(笑)

沢村:そんなことないでしょ?(笑)

本田:(笑)。でもアクションが増えているということは、それだけ正義感が増えているということかもしれませんね。

沢村:小田切はラブもあるからね!?

本田:どうしよう!?緊張する(笑)。

― ありがとうございました。続編を楽しみにしております!

(modelpress編集部)

あらすじ

日本国民のあらゆる個人情報や全国の監視カメラの映像などが集約されたビッグデータを解析し、AIが統計学的に割り出した”未来の犯罪者“を、潜入・追跡捜査して犯罪を未然に防ぐ未然犯罪捜査対策準備室・通称『ミハン』。この特命班のリーダーを務める井沢範人(沢村一樹)は、元公安のエリート刑事だが、ミハンシステムによるテストケース『0号』の冤罪事件が原因で、妻と娘を無残に殺された過去を持つ。普段は物腰も柔らかく、飄々としていてつかみどころがない井沢だったが、その裏側には刑事としての一線を超えてしまいそうな凶暴性も内包しており、警察上層部からも危険視されていた。

井沢は、ミハンが割り出した麻薬組織同士の争いを抑止するため、メンバーの山内徹(横山裕)や小田切唯(本田翼)らとともに東京と香港を結ぶクルーズ船に潜入。新たに加わった伝説のハッカー・加賀美聡介(柄本明)の支援もあり、事前に犯行を防ぐことに成功する。

別の日、井沢は、山内や小田切、新メンバーのキャリア・吉岡拓海(森本悠希)とともに、ミハンの新たな拠点となる施設に集まる。そこは、移転が決まっている公営卸売市場の地下だ。そこで井沢たちを待っていたのは、ふたりの法務省官僚――北見俊哉(上杉柊平)と、自らミハンの統括責任者を志願した香坂朱里(水野美紀)だった。

香坂は、皆の前で井沢の過去とその危険性に言及し、改めて人員の見直しをするとしながらも、さっそく捜査の指示を出す。それは、ミハンが同時に二人の危険人物を探知するという、初めてのケースだった。井沢たちは、その危険人物たち――弁護士の田代智之と、刑務所から出所したばかりの風俗店店員・藤村尚也を探るが、二人の間に接点はなく……。
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