「モトカレマニア」プロデューサーが語る新木優子抜てきの理由と成長、女子の共感を呼ぶ“名言”の秘密
2019.12.05 18:00
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新木優子と高良健吾がW主演を務めるフジテレビ系木曜劇場「モトカレマニア」(毎週木曜よる10:00~)が、最終回まで残すところあと2話に。この度、プロデューサーの草ヶ谷大輔氏がモデルプレスのインタビューに応じた。
新木優子・高良健吾W主演「モトカレマニア」
「Kiss」(講談社)にて連載中の同名コミックが原作の同ドラマは、元彼の存在を引きずり“モトカレマニア”になった女の子の混乱と暴走と試行錯誤の物語。新木は元カレを忘れられない“モトカレマニア”の主人公・難波ユリカ、高良はユリカの元カレのマコチこと福盛真を演じている。今回、プロデューサーの草ヶ谷氏が「モトカレマニア」の主演の新木と高良をはじめとする出演者の裏側や、作品に込められた想いを明かした。
新木優子、田中みな実、山口紗弥加“多幸感”に包まれる撮影現場
第7話の放送が終了し、本作もいよいよ佳境に。撮影現場の雰囲気を尋ねると「本当に皆仲が良いんですよ。どの方がどの組み合わせになっても『多幸感に包まれた』ってよく出演者の皆さんが言ってくださっています。スタッフも含めて自然と笑いが出てくる現場になっています」と言い、迫る最終回に向けてチームワークは抜群のよう。特に、今回は関口メンディー(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)やよしこ(ガンバレルーヤ)のほか、フリーアナウンサーの田中みな実、アーティストとしても活動している浜野謙太など、個性豊かな面々が揃っている。草ヶ谷氏は、このように様々なジャンルで活躍するキャスト陣が、一堂に会しているからこそ生まれる仲の良さなのではないかと現場の様子を明かした。また新木、田中、山口紗弥加という美女3人が集結しているのもこの作品の見どころの一つ。3人は現場でも劇中同様に仲が良いようで、20代半ばの新木、30代前半の田中、30代後半の山口とそれぞれ年代や境遇が異なるからこそお互いを刺激し合い、自然と女同士の友情が芽生えていったそう。現場では、美容について詳しいことで知られる田中を中心に、美容・健康の話や恋愛トークで盛り上がっているという。
地上波連ドラ初主演・新木優子の座長としての成長明かす
新木とは「トレース~科捜研の男~」(2019年1月クール)以来のタッグとなる草ヶ谷氏。この作品以降、新木ともう一度一緒に取り組みをしようと言う話が出ていたそうで「新木さんにどの役をやらせるのがいいかっていうのを考えたときにこの原作に出会ったんですよね」と経緯を語った。草ヶ谷氏は、新木と再びタッグを組んだ決め手として「すごく作品と向き合う姿勢が素直だから、たぶん新木さんは主演というところでも絶対怯まず頑張ってくれるし、色んなことを果敢に取り組んでくれる印象があったんですよね。おんぶに抱っこではなく、『一緒にやっていきましょうね』っていう男気のある女性なので、彼女とだったら、彼女の初主演ドラマっていうことで戦っていけるかなって僕自身も思いましたね」と力強くコメントした。また、これまで「コード・ブルー」シリーズでのフェロー役、「SUITS/スーツ」(2018年10月クール)でのパラリーガル役と、特殊な職業を演じることが多かった新木に対し、ごく一般的なOLという難波ユリカ役を選択した理由について、同世代からの圧倒的な支持や、カリスマ性もあると前置きしたうえで「新木さんの着飾らない等身大の姿を見せたいなっていうのがまずあったんですよね」と言い、「『モトカレマニア』を見たときに難波ユリカっていうキャラクターは恋愛を引きずっているんだけど、すごくそれが“マニア”としてポジティブに見せられているキャラクターで、この組み合わせっていうのは新しい新木さんを見せられるし、新木さんにとってもターニングポイントになる役になればいいなっていう思いがあったのが大きいですね」と明かした。
また草ヶ谷氏は「モトカレマニア」の撮影を通し、新木の著しい成長を目の当たりにしたという。「今回初めて座長という立場でやられているので。すごく責任感を背負って向き合ってくださっていて、言われたことをやるのではなくて、“自分が考える難波ユリカ”がどういうことなのかっていうのを監督に提案したり、座長としてスタッフ含めて色んな人とコミュニケーションを取ろうとしているのは感じますよね」と新木の成長ぶりを口にした。
「僕にとってマコチは高良健吾以外になかった」高良健吾とマコチの共通点は?
初めはユリカの気持ちになかなか気づけない“クズ男”だったが、回を重ねるごとに成長を遂げていくマコチにも注目したい。マコチについて草ヶ谷氏は「すごい『クズだ』って言われているんですけど、あえて僕らがクズに作ってきたんですよ。とにかく高良さんとも話したのは『あなたはディスられてくれ』って。『クズだ』って言われれば言われるほど我々としてはその後の成長が描けるし、そこを僕たちは目指しています。ある種こう騒がれているのは狙い通りです」と制作の裏側を紹介。天然がゆえにユリカを振り回し、何も考えていないように見えて実はとても良く考えているマコチ。そんなマコチを好演する高良について「高良健吾さんという役者の、九州男児の曲がらない真っ直ぐさっていうのが、ある種本当にマコチなんですよ(笑)。嘘はつけない、優しいし、誠実だけど天然。ちょっと何を考えてるかわかんない。だからそのものなんですよね。僕にとってマコチは高良健吾さん以外になかった」と想いを語った。
女子に共感を与える“モトカレマニア”たちの名言
また、放送終了後には、作品に登場するユリカや丸の内さくら(山口)をはじめとする登場人物たちの名言が“刺さる”と毎回話題に。これまで「コンフィデンスマンJP」(2018年)や「トレース~科捜研の男~」(2019年)など様々なドラマをプロデュースしてきた草ヶ谷氏だが、本作のように登場人物たちの台詞に注目が集まる作品は初めてだと話す。このことについて「すごい嬉しいと同時に、同じ境遇で悩んでいる人とか、そういう方たちの背中を押すことができているんじゃないかなっていう実感はあります」と手応えを明かした。特に女性からの圧倒的な支持を得ているのが「自分以外の人に自分の運命を任せると、ずっと振り回されることになる」(第4話)「誰かの幸せは誰かの地雷」(第7話)、などのさくらの名言。これらの台詞は全て原作にはないドラマオリジナルのものだといい、それを手掛けるのが本作の脚本家・坪田文氏だ。草ヶ谷氏はこの名言に関して「(坪田氏が)普段感じたこととか、友達と話していることとか、リアルに生の声をインプットしていることから生まれる台詞だと思います。作った言葉ではなく、実際に世の中に転がっていることを台詞として発している。だからこそ人に刺さるんだと思いますね」と分析する。
いよいよ最終章へ 今後の見どころに迫る
28日放送の第7話では、山下(浜野)とむぎ(田中)がお互いに好きという気持ちがありながらも破局。マコチと桃香(矢田亜希子)が部屋で2人きりになってしまう…という衝撃のラストで幕を閉じた。今後の放送について草ヶ谷氏は、「付き合ったユリカとマコチの2人が、これからを考えるっていう次のステップに進もうとしたときに立ちはだかる最後の壁として、桃香という匂わせ女子が現れる。その壁を超えたときにどんな彼らのこれからが待っているかっていうのが最大の見どころかなって思います」とコメント。
ほかにも、第7話でさくらへの気持ちに気づく白井(関口)にも注目して欲しいと語り「ずっと20年間モトカレマニアとして駒込和真(淵上泰史)を引きずってきたさくらが、どうやってモトカレマニアを脱していくのか。ユリカとマコチがどうやって最後に立ちはだかった壁を乗り越えていくのか。あとは、好きだけど別れてしまった山下とむぎがどういう選択をするのか。それぞれのカップルのそれぞれの選択っていうところと、全キャラクターがどういう一歩を踏み出し成長を遂げるかっていうのを最後まで皆さんに見届けていただければと思います」と想いを明かした。(modelpress編集部)
「モトカレマニア」第8話あらすじ
ふたりのこれからのことを真剣に考えよう――マコチは、ユリカにそう言ったものの、自分に自信がないこともあって不安を隠せないでいた。一方、ユリカは、いきなり将来を意識して尽くし始めるのは重いのではないかと感じながらも、このチャンスを逃せばマコチを失うことになると考え、勝負をかけようとする。ユリカは、ふたりで一緒に住むための部屋探しを始めるが…。一方、さくらは、パーティーで泥酔し、そのまま眠ってしまった白井のために朝食を準備する。そんなさくらに心をひかれた白井は、いきなり彼女にデートを申し込む。
そのころマコチは、別れた夫と住んでいた家を売りたいという桃香を担当していた。大沢(森田甘路)は、もともと桃香がユリカを指名していた経緯もあることから、公私混同を避ける意味で、マコチと交際していることは伏せておくようユリカたちに指示する。
そんな折、ユリカは、さくらのマンションで山下と別れたばかりのむぎに会う。間もなく北海道に帰るというむぎは、山下のことが好きだから自分の生き方で彼の人生を縛りたくない、と笑顔を見せると、さくらと和真の話を持ち出す。ふたりの関係は恋ではなく上手くいかなかった過去への執着に見える、とさくらに告げるむぎ。その言葉を聞いたユリカは何故か不安を覚え…。
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